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面接で緊張しないための準備の仕方と面接当日に緊張を抑える方法

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転職活動の成否を決める大きなポイントは、面接です。「この会社に絶対転職したい」と強く思えば思うほど、緊張するのは仕方がありません。しかし、失敗したくないと思うあまりに緊張しすぎると、実力を十分発揮できないまま、不本意な形で終わってしまう可能性もあります。では、過度の緊張を防ぐには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。今回は転職面接で緊張しすぎないための準備の仕方と、緊張を抑える方法をご紹介します。

<目次>

  • 1. なぜ面接で緊張するのか
  • 2. こんな状態になったら緊張している証拠
  • 3. 面接で緊張しないためには、練習あるのみ!
  • 4. 面接当日の緊張対策
  • 5. 緊張をうまくコントロールして、面接で最高のパフォーマンスを

なぜ面接で緊張するのか

採用を決定づける面接。緊張感があって当然とはいえ、緊張しすぎて声が震えたり、何を話しているのかわからなくなったりするようでは、なかなか面接を突破できません。
緊張しない方法を探るべく、まず「なぜ面接で緊張するのか」を考えてみましょう。

●雰囲気が独特

多くの場合、面接官は初対面の相手で、面接会場は馴染みのない初めて訪れる場所です。そんな慣れない場で、相手が自分を見定めようとしているという状況は、独特な雰囲気に包まれているといえるでしょう。
そのような場でさまざまな質問を受け、的確に答えて面接官に認められる必要があると考えると、緊張するのはやむを得ないことだといえます。

●「絶対受かりたい」という強い思い

企業へのこだわりや応募した仕事への思い入れが強いほど、失敗が怖くなり、不安と緊張が膨らみます。
「夢見ていた職業に就けるチャンス」「仕事内容や条件が自分の希望にベストマッチする会社にようやく巡り合えた」と考えると、絶対に受かりたい、失敗したくないという思いが募り、それが緊張につながります。

●自分を良く見せたいという考え

面接官に好印象を与えたいがために自分を必要以上に良く見せようとすると、「ボロを出せない」というプレッシャーを自分に強くかけることになってしまいます。
「ありのままの自分を出せればいい」「それでダメなら縁がなかったとあきらめるしかない」と思えればいいですが、志望度が高いほど、なかなかそうは考えられないものです。

●コミュニケーションが苦手

もともとコミュニケーションが得意ではなく、一人で黙々と仕事をするのが好きな人は、「自分は口下手だから面接は嫌い」と初めから苦手意識をもっていることがあります。そのような人はどうしても答えが淡泊になり、沈黙の時間が生まれてしまい、その沈黙がさらに緊張を生むという悪循環に陥りがちです。

こんな状態になったら緊張している証拠

緊張しているといつもの自分を出せず、失敗を招きやすいものです。緊張のサインが現れたら自分の状態を自覚して、冷静さを取り戻しましょう。

●声がうまく出ない

緊張しすぎると声が震えたりかすれたりして、普通に話をするのが難しくなることがあります。顔や手のひらには汗をかいているのに、口のなかはカラカラというのも緊張しているサインです。

●胸がドキドキする

緊張しすぎると心臓の鼓動が早まって胸がドキドキしたり、汗をかいて顔が紅潮したりして体に影響が現れます。時には軽い過呼吸状態になることもあります。

●手足が小刻みに震える

心の緊張に連動して手足の筋肉がこわばり、自分の意思とは関係なく震えてしまうという経験のある人は少なくないでしょう。
面接中にメモを取ろうとしたときなど、ペンをしっかりもてない、文字がうまく書けないといった細かい動作で手の震えに気づき、緊張状態を自覚することもあります。

面接で緊張しないためには、練習あるのみ!

過度の緊張状態を避けるには、面接日までの準備が大切です。受け答えの練習だけでなく、企業研究をしっかり行い、万全の状態で面接に臨みましょう。

●徹底的に面接の練習をする

緊張しやすい面接の状況を前もって経験し、本番の雰囲気に慣れておきましょう。
面接官の質問に対して自分が答えるという想定問答を何度も積み重ね、「これだけ練習したのだから大丈夫」と思える状態にしておくことが大切です。
特に退職理由や自己PR、志望動機といった定番の質問は、頭のなかでまとめたり紙に書いたりするだけでなく、必ず口に出して話してみましょう。また、友人や家族などに協力が頼めるのであれば、話し方や表情、仕草などをチェックしてもらうと、さらに効果的です。

また、転職エージェントに登録して模擬面接を行うのも良いでしょう。本番に近い緊張感のなかで予行演習ができるうえ、プロのキャリアアドバイザーの目から見た率直で的確なアドバイスをもらえます。

●場数を踏む

興味をもった求人には積極的にエントリーして、面接の場数を踏みましょう。
絶対に入りたい企業の面接に臨む際は、どうしても緊張してしまいます。同業種、同職種の面接をいくつか経験すれば、質問されやすいことや、自分の答えに対する面接官の反応がわかるので、回を重ねるごとに面接の内容がブラッシュアップされ、緊張も軽減されるでしょう。

●企業研究を十分に行う

応募した職種についてだけでなく、その企業の事業全体について情報を集めましょう。
公式サイトや株式情報、最近のニュースなどをチェックして、少しでも企業について知っていることを増やしておくことが大事です。
面接官の質問に対して、「知らない」「わからない」と答えると評価を落とす可能性があり、答えられなかったことで焦りが生まれ、さらに緊張してしまいます。「よく勉強しているな」と面接官に思われるくらいに企業研究をしておけば、自信をもって面接に臨めます。

面接当日の緊張対策

しっかり準備をしていても、全く緊張しないということはまずあり得ません。そこで、面接当日に緊張を和らげる方法をお伝えします。

●余裕をもって面接会場に到着する

15分前には面接会場に到着して、5分前になったら受付から面接を受けに来た旨を伝えましょう。面接時間ギリギリに到着すると、気持ちを落ち着ける時間を作れません。
30分ほど前までに会場付近に到着し、カフェなどで気持ちを落ち着けて最後のシミュレーションができるのが理想的です。

また、駅から面接会場への道のりを前日までに確認しておくと、「遅刻しないだろうか」という当日の不安要素を減らせます。万一、道に迷ったときは面接以外にも緊張の要素が増えてしまうので、事前確認はできるかぎり行うようにしましょう。

●深呼吸をする

深呼吸にはリラックス効果があります。腹式呼吸を意識して、ゆっくりと数回繰り返しましょう。また、深呼吸には緊張でこわばった全身の筋肉をほぐす効果もあるといわれます。

●軽く体を動かす

手足の震えや体のこわばりを解消するには、軽いストレッチが効果的です。首を回したり、大きく伸びをしたり、手足を軽くマッサージしても良いでしょう。 面接会場での待ち時間にストレッチを行うのが難しい場合は、足首を回す、足の指をギュッと結び開くのを繰り返す、ふくらはぎをマッサージするなどの方法もあります。座ったまま足先だけを動かしてもリラックス効果が期待できます。

●自分を俯瞰する

失敗できないという意識が、緊張状態を招きます。そんなときは、自分の置かれている状況を俯瞰的に見て、冷静さを取り戻す方法がおすすめです。
自分を客観的に観察すると、「私は今、緊張して体がこわばっている」「表情が硬くなっている」「声が上ずっている」などの点に気づきます。
さらに、自分を俯瞰しながら「そんなに緊張していないで、もっとリラックスしよう」などと自分に言い聞かせられれば、冷静さを取り戻すのに役立つでしょう。

●はっきりした口調で話す

緊張すると早口で聞き取りづらい話し方になりがちです。やや大きめの声で語尾まではっきり話すと、落ち着きのある印象になります。
何度もシミュレーションしている質問への回答なら、語尾まではっきり話しやすいでしょう。だからこそ、さまざまな想定問答を事前に練習しておくのが大事です。
予想外の質問が来たときも、慌てて話し始めるのではなく、頭のなかで内容を整理し答えをまとめ、ゆっくり、しっかりと語尾まで話すことを意識しましょう。

●自分も会社を面接していると考える

自分も面接を通して企業側を見定めていると考えましょう。
「自分が本当に働きたい職場かどうかをこの面接の場で見極める」ということに意識を向けられると、受け答えだけでなく、会社の雰囲気や面接官の様子をよく観察できて、集中力が高まり、不安や緊張も収まってくるものです。
また、面接官も、どんな応募者が来るのかわからないうえ、短い時間で人物評価をしなければならないため、緊張感をもって面接に臨んでいます。自分だけが緊張しているわけではないと考えられれば、少し気が楽になるかもしれません。

緊張をうまくコントロールして、面接で最高のパフォーマンスを

転職は自分の人生を大きく左右しますから、その面接で緊張するのは当然です。適度な緊張感は集中力を増し、良い結果へと導いてくれます。
その半面、緊張しすぎると心身の状態が萎縮し、本来の実力を発揮できない可能性もあります。
また、声が震えたり、受け答えの最中に過呼吸状態になっている応募者を面接官が見たら、「この人は入社後、プレッシャーのかかる仕事を乗り越えられるだろうか」と不安に思うのも当然です。
「緊張しすぎて失敗した」という苦い経験のある人は、これらのポイントを参考に、しっかりと事前準備を行いましょう。さらに、面接時には話し方に気をつけ、冷静に自分を見つめる視点も忘れないようにしながら、強い気持ちで臨んでみてはいかがでしょうか。