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TOEICはビジネス英語の宝庫! 連続満点講師に聞く、忙しいビジネスパーソン向けの勉強法

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ファーストリテイリングや楽天、ホンダ、ブリヂストンなど社内で英語公用語化が広がっている。経済のグローバル化が加速する昨今、ビジネスの現場ではますます英語力が求められるのは間違いなさそうだ。

 

日本において、英語のスキルを示す有力な指標の一つがTOEICのスコアだろう。人事考課においてスコアが要件にされることや、転職に有利に働くことが当たり前になっている。

 

しかし、いざ勉強をしようと思っても、学生時代とは環境が変わり、どこから手を付ければいいかわからないという社会人もいるのではないだろうか。そこで、満点を50回以上マークするなど、TOEICを知り尽くす濱崎潤之輔さんに、働きながら英語を勉強するコツを教えてもらった。

 

ビジネス英語は業種や規模を問わず必要になってきた

 

かつて、英語は商社やメーカー、金融などの業界の中でも、国際部門や海外駐在員にのみ必須とされてきた。しかし現在は、業界や企業の規模が関係なくなりつつあるという。

 

「先日は大手調味料メーカーでTOEIC研修を行ってきました。海外からの観光客の間でお好み焼きの人気が過熱し、社内で海外事業が急展開しているそうです。そのため、これまで国際事業に直接関わってこなかった社員も、TOEICスコア730点を目指しています。このように、大都市のグローバル企業でなくても、海外案件を扱うのはもはや当たり前。さらに、M&AやTOBも活発なので、ある日から突然外国人スタッフとの連携を求められるようになるかもしれませんよね。『ビジネスパーソンなら、誰しも英語スキルが求められる時代になった』といっても過言ではないでしょう」

 

では、英語のスキルアップをさせるにはどうすればいいのだろうか。濱崎さんは、中途採用や昇進でTOEICスコアが求められている場合以外にも、「まずはTOEICのスコアアップを目指した英語学習から始めるべき」とすすめる。

 

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「TOEIC学習は“続けやすい”のが大きなメリットです。ジムやダイエットと比較して考えてみましょう。それらがなかなか続けられないのは、効果を具体的には感じにくいからですよね。その点、TOEICは200問990点満点のスコアで表示され、年10回試験が開催されるので、トライアルの機会も多い。スキルアップが数字の変化で、分かりやすく感じられます。しかも、TOEICは勉強した成果がスコアに直結しやすい。今500~600点台なら、本腰を入れたら数カ月以内に確実に700点以上のスコアを獲得することができますよ。TOEICは非常に達成感を得やすいテストだと思います」

 

TOEICスコアは何点を目指せばいい? おすすめの学習スタイルは?

 

TOEICスコアを採用や人事考課の指標にする場合は700~800点台が一つの目安になるという。受験者の平均スコアは990点満点中約600点前後(2017年5月開催は586.8点)。一般ビジネスパーソンの平均点もこのゾーンだとしたら、及第の700点まではあと100点。スコアアップにはどんな取り組みが有効だろうか。

 

「100点アップなら、3カ月で達成できます。ただし、それは1日に60~90分かけて勉強できたらの話。仕事をしている社会人は勉強時間を確保するのは極めて困難ですよね。なので、まずは机に向かって勉強するイメージを一旦忘れましょう。隙間時間を活用した3つの勉強スタイルを持つことがおすすめです」

 

1)電車の待ち時間などの5~10分

携帯に適した新書サイズの参考書『特急シリーズ』(朝日新聞出版)や、スマホの単語アプリ『キクタン』(アルク)など、すぐに取り出せる問題集や単語帳を用意する

 

2)通勤や就業後などの30~40分

30分時間がとれるなら、じっくりと読む必要がある問題集や参考書、リスニング用の音源などで学習する

 

3)机に向かって学習できる60~90分

公式問題集など、実践的に取り組める課題があると理想的だが、あくまで日課には入れないように。時間を確保できたらラッキーという気持ちで。

 

TOEIC学習がビジネス英語力アップに「即」役立つ理由

 

隙間時間を使いながら勉強しようと決意してはいいものの、「そもそもTOEICってマークシートを塗るだけのテストでしょ。ホントに仕事で役に立つの?」と思っていないだろうか。「よくそう質問されますが、TOEICの問題はビジネスシーンで超実践的で役立つテストなんです」と濱崎さんは説明する。

 

TOEICテストは、リスニング100問とリーディング100問の200問構成。リーディングセクションのPart 7の読解問題は、ビジネスで頻出するシチュエーションが多いため、ビジネス英語のお手本になるという。

 

「英文メールやレター、メモ、スマホのチャット、オンラインチャットのディスカッションといった文書を読み解くPart 7は、実はビジネス英語の宝庫なのです。たとえば、『会議に遅れそうなので、集まった人だけで先に進めていてほしい』とか、『荷物が届いていないので早く送ってほしい』といった、汎用性の高いビジネスで実際に使われる文書や会話がそろっています。僕自身も、書籍編集をしていた頃は、Part 7の例文をベースにして仕事に活用していました」

 

仕事で英語のメールを打つときなど、例文をお手本にするうちにだんだんと型が身に付き、それを積み重ねることで英語力がアップするそう。「正しくインプットしたら、業務に役立たないわけがない」と濱崎さん。TOEIC学習は転職・就職に有利なスコアアップ、そして現場の英語力アップにもつながるのだ。仕事で英語力が必要なら、まずはTOEICの勉強に取り組んでみては?

 

(佐々木正孝+ノオト)

 

 

取材協力:濱崎潤之輔(はまさき じゅんのすけ)

 

大学・企業研修講師、書籍編集者。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。TOEIC L&Rテスト990点(満点)を50回以上取得。TOEIC L&Rテスト対策合宿・セミナーを開催するほか、明海大学や獨協大学などの教育機関、ファーストリテイリングや楽天銀行、SCSK、エーザイ、オタフクソースなどの企業でTOEICテスト対策研修講師を務める。著書は『はじめて受ける TOEICテスト パーフェクト入門』(桐原書店)、『中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本』(かんき出版)など多数。

 

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