はたラボ

全力で社会人にプリキュアを勧めるプレゼン資料を作った【作成の基本ノウハウ付き】

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はじめまして。プリキュアに関するニッチなブログ「プリキュアの数字ブログ」ってのを書いていますkasumiと申します。


社会人になって22年ほど経ちました。ずっと会社では「プリキュア好き」であることをひた隠しにしてきましたが、ここいらでカミングアウトしようかと考えています。


だって、ほら。プリキュア放送開始から15年も経ってようやく気付いたのですが、プリキュアは小さな女の子を元気にするだけではなく、仕事に疲れた社会人をも「癒す」のですよ。


「プリキュアをもっと沢山の人に知ってもらいたい」


その想いから今回、プリキュアを社会人に勧めるためのプレゼン資料を作りました。


普段私は仕事でプレゼン資料を作成する機会も多いのですが、長年培ってきた経験をプリキュアを広める活動に活かせる喜びは筆舌に尽くし難いです。


お仕事でお疲れのそこのアナタ、少しは興味はあるけど見たことはない方、全く興味のない人、少しでもプリキュアの魅力が伝われば幸いです。


今回のプレゼン資料は「プレゼン資料をカッコよく見せる基本的な方法」を踏まえ作成しました。記事内では、この方法について『一生使える見やすい資料のデザイン入門』を参考に記載しています。プレゼン資料の作成経験がないあなたこれらを踏まえ、ぜひ「推しコンテンツ」のプレゼン資料を作ってみてほしいです!(普通に「お仕事で使うプレゼン資料」を作っても良いのですけどね……)

プレゼン資料概要


愛が深すぎて、合計49ページのプレゼン資料になってしまったのでまずは概要を。


日本における、5つのライフライン。「電気」「ガス」「水道」「通信」そして「プリキュア」。これらがないと人間は生きていけません

社会に疲れた、社会がつらい。そんな時はプリキュアを。「明日も頑張ろう!」とハッピーな気分になります。そう。プリキュアは「明日への希望」なのです

もちろん、子どもだけしか見ちゃいけない! なんてことはないです。2018年でプリキュアは放送開始から15周年。当時は子どもだった大人に向けた展開も数多くしています

プリキュアには「名言」がたくさんあります。……尊い

プリキュアたちの「純粋で真っすぐな想い」が僕たちの心を癒してくれます

僕の人生No.1映画は「映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ」。感動とアクションの奇跡のバランス

プリキュアは疲れた社会人を元気に、前向きにしてくれるのです

「疲れた社会人に全力でプリキュアを勧める」全編

プレゼン資料を作る前に


プレゼン資料の目的はただ1つ。


「見てくれる人に、楽しんでもらう」ことだと思います。


「よく作られたプレゼン資料」は、(内容はどうあれ)それだけで「面白いコンテンツ」になります。


「プレゼンの作り方」のような書籍では、プレゼンは「相手に行動を起こさせることが目的」という趣旨の内容が書いてありますが、個人的に優先すべきことは見てくれる人に「楽しんでもらう」ことだと思っています。それがのちのちの行動へとつながっていくのです。きっと。


最近では「Keynote」や「Googleスライド」など優れたプレゼンテーション制作ツールも多々ありますが、今回は基本中の基本、マイクロソフト社「PowerPoint(パワーポイント)」を使っています。


パワーポイントはユーザー数も圧倒的に多く、便利な使い方のテクニックや実際の使用例がウェブで見つけやすい。そして参考になる書籍も豊富にあります。パワーポイントは初心者にとっても優しいのです。

プレゼン資料作りの基本のキ


プレゼン資料を作る際に心掛けることはただ1つ。よく言われているように、


「KISSの法則」=Keep It Short and Simple(短く、シンプルに)


本当にコレ! だと思います。これさえ守っていれば、良いプレゼン資料が出来上がります。


それでは、この法則を踏まえてより具体的に説明していきます。

見る人のメリットを考える


プレゼン資料の基本は「書く側の都合」ではなく「相手にとってどんなメリットがあるのか?」を提示することだと思います。


「見て! いいから見て!」だけでは相手が引いてしまいます。「このプレゼンを聞いた後、あなたにはこんな良いことが起こりますよ」を提示できると良いですよね。

1スライド1メッセージ


プレゼン資料の基本中の基本技。


「1つのスライドに込めるメッセージは1つだけ」です。「何を伝えたいのか」「このスライドで何を言いたいのか」を明確にしておくと伝わりやすいと思います。


1つのスライドに情報をたくさん詰め込むと、どこに注目して良いのか分からなくなりますし、文字も小さく、見えにくくなってしまいます。シンプルに。ただ、シンプルに。

文字は極力少なく


長い文章なんて誰も読みません。


文字はパっと見て判別できる「単語」「短文」「体言止め」をメインで使った方が分かりやすいです。重要なポイントは、一目で何が書いてあるのかを理解できること。ただ、全てのスライドを単語だけで構成するのは難しいので、端的に表現することを意識すると良いでしょう。またアイコンを入れると視認性が上がります。

フォントはメイリオが吉


Windowsを使用している場合、使用するフォントは「メイリオ」が良いと思います。マイクロソフト社のOSに標準で入っていますし、遠くから見ても視認性が高く、太字にした際も差がはっきりして分かりやすいです。「特殊なフォント」を使いたくなる気持ちも分からないでもないですが、ここはグっと我慢して「メイリオ」を使いましょう(Macでは「ヒラギノ角ゴ」が◎)

とにかく、揃える



プレゼン資料において、文章、イラストなど、全ての要素は「とにかく揃えましょう」。揃っていないプレゼン資料はプレゼン資料にあらず、です。


ガタガタなのは論外ですけど「ほんの少しずれている」方が気になったりもします。縦、横、ナナメ、惜しみなく揃えましょう。ボックスの大きさ、フォント、余白の大きさまでひたすらに「揃っている」と美しいですよね。

とにかく文字を大きく


個人的には、文字はデカければデカいほど良いと思っています。


「ちょっと大きすぎるかな……?」と思うくらいでちょうど良いのではないでしょうか。


今回の資料で使っている文字サイズは、最大「88pt」です。ただし文字が大きすぎると画面が窮屈になりますので、バランスを見ながら調整する必要はあります。

背景は真っ白ではなく、少し色を付ける


白い背景を使う場合「真っ白」だとプロジェクターに映した際、明るすぎて目が痛くなります。若干背景に色を付けた方が見やすくなると思います。また「黒」も「真っ黒」よりも若干灰色が入った方が見やすくなります。


ちなみに今回のスライドでは、


白の背景は、黒が5%が入った灰色(#f2f2f2)


黒の文字は、白が15%入った黒色(#262626)


を使用しています。


ベースが白や黒以外でも「少しくすませた」方が見やすくなると思います。パワーポイントの場合は、カラーを選ぶ際に、ベースカラーの明度を変えた色が表示されるので便利ですよね。


改行の位置にも気を使う


パワーポイントのテキストボックスって勝手に改行したり(正確には“勝手に”ではないのですが)文字の大きさがいつの間にか変わっていたりします。(正確には“いつの間にか”ではないのですけど)


文章や単語の途中で改行されると、プレゼン資料が一気に見づらくなります。特に文字の大きさを変えた時などは、随時「改行の位置」を気にするようにしましょう。オートで変な改行位置になるようであれば、文の途中で自発的に改行しちゃいましょう。

使用する色は少なく



カラフルにしたくなるのも分からなくもないですが、基本は


1:ベースカラー:通常の文
2:メインカラー:結構伝えたいこと
3:アクセントカラー:一番伝えたいこと


の3色で構成するのが見やすいと思います。


今回の「プリキュアプレゼン資料」では白と黒をベースカラーとし、ピンクでアクセントを入れています。(「ふたりはプリキュア」風です)

数字は大きめ、単位は小さめ



「数字」と「単位」が並ぶと相対的に数字が小さく見えて、「円」や「%」などの単位が大きく見えてしまいます。「数字は大きめに、単位は小さめに」を心掛けるとメリハリがあり見やすく、読みやすくなると思います。

写真は大きく使う



写真はちまちま使うくらいならば、大きく大胆に使った方がインパクトがあると思います。画面からハミ出すくらいのレベルでちょうど良いです。

グルーピングをしよう


「同じ内容のもの」は近くに配置しましょう。離れていると分かりにくいです。

グラフは伝えたいことのみを強調



グラフのエクセルを直貼りは厳禁。プレゼン用にカスタマイズしたグラフを使いましょう。要はこれも「見てもらう人に分かりやすく」するためです。


「伝えたい部分」を強調する。「補足の文章」で何を伝えたいかを明確にする。「余分なデータは省く」などなどを確認しましょう。

棒グラフの見せ方


円グラフの見せ方


アニメーションいらない


パワーポイントを覚えたてだと、どうしても使いたくなるのが「アニメーション」です。スーッと文字が出てきたり、スライド切り替え時に「ページめくり」みたいになったり、ヒドいのだと文字がクルクル回転していたりします。


断言しますけど、普通のプレゼンにアニメーションはいりません!!


「センスのあるプロ」であればアニメーションも使いこなせるのでしょうけど、個人的には使用しない方が無難だと思います。

奇抜な装飾はいらない



「奇抜な装飾」もない方がスッキリとします。「なんとなく、装飾した方がカッコイイのでは?」みたいな気持ちも分かりますが、絶対にない方が良いと思います。


作った当日は「カッコイイ装飾できたぜ!」と思っていても、何日かたって見直すと「ダサい……」と感じることはよくあります。人間、不安になると装飾をしたくなるようです。ここは自信を持って。シンプルに、シンプルに。

枠もいらない


メッセージボックスに「枠」があるとそちらに目線が向かい、伝えたいことを妨げてしまいます。ボックスにも「枠」がない方が、やっぱりスッキリとして情報がスっと入ってくると思います。

ストーリーはイラストで表現


プレゼン時は基本的に文書なんて誰も読みません。ストーリーを伝えたい場合は、「イラスト」と「単語」で伝えましょう。

疑問点を先んじて解消


読み手側は、プレゼン中にふと疑問が浮かぶことがよくあります。あらかじめ予測されうる疑問点などは、先回りして回答を提示し、「疑問を解決」しておくとスムーズにプレゼンが進んでいくと思います。

視線は左上から右下へ


プレゼン資料を見る人は「左上」から「右下」に視線が移動します。資料を作る際は、プレゼンを見てくれる人の「視線」も意識して資料の要素を配置しておくと、見やすいプレゼン資料になります。

フリーイラストを有効活用


最近の「フリーイラスト」はものすごくレベルが高くて大変助かります。今回のプレゼン資料では「シルエットAC」という「シルエットの素材に特化した」サイトのフリーイラストを使用しました。


個人的にはカラーのイラストよりも、シルエットやピクトグラムなど単純なイラストの方が使いやすいです。


フリーのイラストサイトは「利用規約」があり、表記が必要か、商用利用が可能かどうか、などサイトによって規約が異なりますので、必ずチェックしておきましょう。


プレゼン発表の序盤に、場を和ませるためにプレゼン内容に関連した「楽しい話」を枕として使うことがあります。


今回の資料では、「人間の生活に欠かせない5大ライフラインは、『電気、水道、ガス、通信』そして『プリキュア』」ってやつです。


これ、ウケればその後のプレゼンがスムーズにいくのですが、スベると、その先のプレゼン発表が地獄になります。


「ナンダコイツ……」みたいな視線に耐えながら発表する時間は本当に地獄です。理解されにくい「楽しいお話」は、ほどほどにしましょう。


プレゼンが始まる前に、聴衆の様子を見て「このスライド、今日は使うのヤメておこう……」など心の余裕ができると良いですよね。

プレゼン資料作りは楽しい!


プレゼン資料って見るのも作るのも「楽しい」ものです。情念に溢れるプレゼン資料は、それだけで面白いコンテンツです。


プレゼン資料は当然「ビジネスシーン」で見ることも作ることも多いかと思います。しかし個人的には、もっともっと「自分の推しコンテンツ」を広めるのに利用されていくと、もっと楽しい世の中になっていくのでは、と思います。


プリキュアしかり、他のアニメやイチオシのゲーム、もちろん登山やサッカー、卓球だって、宝塚だって、ジャニーズだってなんだって良いのです。「推しコンテンツ」のために、そして自分自身のために、「プレゼン資料」を作ってみてはいかがでしょうか?


「推しコンテンツ」のプレゼン資料作りは、あなたの好きなコンテンツを知ってもらうと同時に、ビジネススキルを高め、お仕事の成功にもつながるのです。まさに一石二鳥ですよね。


あなたの作った「推しコンテンツのプレゼン資料」ぜひ読ませていただきたいです。

著者:kasumi(id:kasumi19732004)

 

プリキュア好きの会社員。2児の父。プリキュアを数字の点から考察した「プリキュアの数字ブログ」を執筆中。2016年4月1日の記事「娘が、プリキュアに追いついた日」が感動するとネット上で話題となり1ヶ月で25万PV、ヤフーニュースなどネットメディアにも多数取り上げられる。麩菓子が好き。ダイエットを考えてはいるが、実行には至らず。

 

ブログ:プリキュアの数字ブログ


【参考図書】

一生使える見やすい資料のデザイン入門

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(編集:はてな編集部)