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<目次>
一次面接を通過した次の二次面接は大きな山場です。社風に合っているか、入社後活躍できるかが確認され、最終面接に進むふるいにかけられます。企業によっては二次面接が最終面接になることもあり、気は抜けません。まずは二次面接の位置づけを確認します。
なぜ面接を何回も行うかといえば、それぞれの面接で違う目的があるためです。一次面接の目的は、応募者の人数を絞りこむことです。そのため、社会人としての基本的な能力が身についているかがチェックされます。主に見られるのはビジネスマナーやコミュニケーション能力の有無、人柄など。履歴書や職務経歴書だけでは判断できない、あいさつや言葉遣い、服装、清潔感など基本的な部分を見られます。
面接官は人事スタッフが担当することが多く、若手の社員が行うこともあります。
二次面接は現場責任者が担当することが多く、40~50代の管理職が行うことが多いです。二次面接は、応募者の価値観や性格、実績や能力などが企業に合っているかを判断するのが目的です。即戦力になるスキルがあるか、管理能力は高そうか、企業の方針にマッチしているかなどがチェックされます。
業務に関する深い内容の質問で本気度も見られるため、二次面接でしっかり熱意を伝えることが大切です。二次面接を通過した場合、現場は採用したいという評価を下したと考えられます。
二次面接を通過すると、社長など役員と面接する最終面接に進みますが、企業によっては二次面接時に役員が面接官として加わることもあります。その場合は、二次面接が最終面接となり、通れば採用です。
役員は、応募者が長期的に会社に貢献してくれそうか、応募者を採用することで企業に利益が生まれるかをチェックします。
最終面接の通過率は30~50%程度のため、二次面接も同程度だと言われています。大手企業や人気企業では応募者が多いため競争が激しく、通過率がより低くなる傾向です。
一方、二次面接が最終面接となる企業では、一次面接である程度候補者が絞られているため、相対的に通過率は高くなるケースもあります。ただし、企業の採用方針や募集人数によっても変動するため、「二次面接=必ず通過」と安易に考えるのは危険です。
常に慎重な準備と意識を持って臨む必要があります。
具体的に二次面接ではどんなことを聞かれるのでしょうか。面接官の確認したいポイントを整理し、質問例を見ていきます。
転職の二次面接では、応募者が即戦力になるかがチェックされます。身に付けたキャリアやスキルをどう活かせるか、前職ではどのように実績を上げたか、入社後に実現したいことなどを自分の言葉で、また具体的な事例や数字を交えて話せるようにしたいところです。具体的に話す方法として、「PDCA」が見えるように話を展開すると、より伝わりやすくなります。
会社の雰囲気に馴染み、既存の社員の力を活かして業務を遂行していけるか、も重要なポイントです。人柄だけでなく、希望する勤務体系なども確認されます。前職を辞めた理由や、どういうときにモチベーションが下がるのかを聞かれることがあります。
企業側は、採用した人にできるだけ長く働いてもらいたいと思っているため、企業独自のビジョンや方向性が応募者のキャリアプランとずれがないかもチェックされます。働き方についての考え方、今後の人生設計などについても質問されることがあります。
採用は企業にとってコストも手間もかかります。そのため、応募者が長期的に会社へ貢献できるかも、二次面接での重要な観点です。中長期的なキャリアプランを尋ね、自社の成長戦略と応募者のビジョンが合致しているかどうかを判断します。
例えば「自社で新規事業を立ち上げたい」と考えていても、企業にその方針がなければミスマッチになります。面接では、入社後どのように成長し貢献したいかを具体的に述べ、会社のビジョンとの親和性を示しましょう。
役員や経営層が面接官の場合は、リーダーシップやマネジメント経験も重視される傾向があります。
社風や価値観の一致も重要です。企業はチームで動く組織であることから、応募者の仕事観や行動指針が自社と調和するかを見ています。
自己分析の中で、自分が働く上で何を重視しているか、大切にしているかを明確にし、過去のエピソードでそれを伝えられると、文化的マッチ度を示しやすくなります。
コミュニケーション能力も常に評価されるポイントです。顧客対応や社内の連携において、わかりやすく丁寧に伝える姿勢は信頼性につながります。
面接中の受け答えでも敬語や表情、論理性に気を配り、相手の話をしっかり理解できていることを示しましょう。加えて、プロジェクトのリーダー経験やチームの調整役を担ったエピソードがあれば、高評価につながります。
二次面接では、一次面接での話をさらに深掘りする質問や、今後の働き方に関する質問が多くなります。主な質問例とポイントを挙げます。
二次面接では転職の動機と前職での成果・学びを問われることが多いです。退職理由がネガティブな場合も、それを引き金にした前向きな目的を強調することが重要です。
同時に、前職で経験した具体的な事例(課題解決や成果)を挙げて、応募企業でそれをどう応用できるかを示しましょう。具体的な数字や成果を示すと、説得力が高まります。
採用した場合に自社が目指す方向性で活躍してくれる人物なのか、向上心はあるかを問われることがあります。企業の方向性や事業内容を踏まえ、会社と自分の将来像が一致していることを示せれば、入社後の定着・活躍がイメージされやすくなります。
明確なキャリアビジョンを伝え、企業の成長戦略にどう貢献できるかを意識して答えましょう。
年齢や応募するポジションによっては、リーダーや管理職に適しているかどうか判断するための質問をされることがあります。特に社会人経験が長い場合、小規模でもプロジェクトのサブリーダー経験や後輩育成などがあれば、具体的な役割と成果を説明しましょう。
リーダー経験を持つ人材は管理力・調整力があると判断され、二次面接でも高く評価されます。
過去の実績について問われたときは、数字や定量的成果の裏付けがあると説得力が増します。例えば「前職で○○プロジェクトに携わり、売上を前年比〇%伸ばした」など、客観的な数値を交えて説明できるかがポイントです。
具体的な成果事例を示すことで、面接官に「できる人」という印象を与えられます。
「入社後の定着意欲」を判断するため、志望度の高さを問われることがあります。この場合、他社との比較や複数社受験の事実は問題ありませんが、当社が第一志望であることを簡潔に答えると好印象です。
また、他社の選考状況を尋ねられるのは応募者の本気度を見極める意図があるため、隠さず正直に伝えましょう。
二次面接が最終面接になるケースでは、より具体的な条件や意思確認の質問が加わります。では、最終面接で聞かれることが多い質問と質問例について解説します。
最終面接の場合、現実的な労働条件について細かく質問されます。企業の提示する年収レンジ内で現実的な金額を答えられるよう、事前に求人票などで情報収集しておきましょう。
希望条件については拒否せずに答え、最低ラインと譲れない条件を明確にしておくことが大切です。
経営層は、候補者が会社の中長期計画にどう貢献できるかを重視します。聞かれた際は、企業の成長戦略やビジョンと自分のキャリア計画を結び付けて答えましょう。
具体的なビジョンを示すことで、長期的な活躍イメージを伝えられます。
最終面接では本気度を確かめる質問が増えます。自分の意思決定度を明確に伝えるために、「経営理念に共感しており、第一志望です」など正直かつ熱意のこもった回答が求められます。
最終判断前に「何か質問はありますか?」と逆質問の時間が設けられることがあります。ここでは自分の懸念点や不明点を整理しておきましょう。
例えば、企業の今後の展開や課題について質問することで、入社後を見据えた姿勢をアピールできます。ただし、経営判断に関わる質問は立場を超える可能性もあるため、「勉強させていただきたい」という謙虚な姿勢で尋ねましょう。
面接の終わりに「何か質問はありますか?」「最後に一言ありますか?」などと聞かれることがあります。こういった“逆質問”にはどのように答えるのが正解なのでしょうか。効果的な逆質問や、気を付ける点を解説します。
企業側は、逆質問することで入社後の認識のずれを修正したい、相互理解を深めたいと考えています。そのため面接中に浮かんだり解消できなかったりした疑問は、率直に面接担当者に聞いて構いません。ただし、わかりきったことや、企業のサイトなどを調べればわかる質問するのはもちろん逆効果。逆質問は事前に企業研究をしているか、準備をして面接に臨んでいるかを見ているとも言えます。
逆質問は上手に活用すれば自己PRにもなります。業務への関心を示し、入社後の仕事のイメージを持ちたいなど、明確で前向きな意欲を持っていることを伝えることが大切です。
逆質問は、面接官が誰かによって質問の内容を変える必要があります。面接官の立場によって好印象となる質問や答えられる質問が変わるためです。現場の管理職には業務内容を、人事担当には労働環境を聞くようにします。
二次面接で「一緒に働きたい」と面接官に思ってもらうためには、熱意が大切ですがそれだけでは足りません。企業研究のほか、自分自身のことを整理しておくことも必要です。二次面接のポイントと対策を整理します。
一次面接の回答は、二次面接の面接官に引き継がれています。二次面接では一次面接で聞かれた内容をさらに深く聞かれることがあるため、答えた内容をより具体的に説明できるようブラッシュアップしておくことが大切です。また、面接官は履歴書の内容を確認し質問するため、その内容や一次面接の回答と違いがないかも確認されるので、一貫した回答を心掛けてください。
転職を決意したきっかけや志望動機は二次面接でよく聞かれる質問です。なぜ転職を決めたのか、なぜその会社を選び、その企業でなければいけない理由は何かなど細かく聞かれます。ただ志望動機を伝えるだけではなく、「なぜそう思うのか」と深堀りされても対応できるよう十分に準備しておくことが大切です。
<営業職の場合>
「前職では自身もプレイイングマネージャーとして現場目線を持ちつつ、メンバー自身が気づいた課題や改善案などについて自由に意見を出し合う場を設けることで、チームとして成長してきました。多くのマネージャーがプレイイングマネージャーとして現場に立つ御社でも、これまでの私の経験を活かし、即戦力として活躍できると自負しております」
<メーカー職の場合>
「このたび御社を志望したのは、医療機器の開発だけでなく、製品研究に独自の取り組みを行っていることに共感したためです。前職では開発チーフとしてメンバーとともに、日々、製品開発に携わってきました。医療機器分野の製品開発で、より多くのユーザーに貢献できる製品を手がけたいと思い、御社を志望いたしました。」
二次面接では前職の実績だけでなく、失敗した経験などを聞かれることも。これは失敗したときにどのように対処し何を得て成長したのかを確認したいという意図があります。仕事上で困難だった状況や、それをリカバリーした経験を説明できるように整理しておくと良いでしょう。
自分が持っているスキルで転職先に貢献できることや実現したいことを明確にします。採用されたときのメリットをアピールすることで好印象を与えることができます。実現したいことは企業に合った内容を整理しておきましょう。
一次面接は突破するものの二次面接を通過できない人は、対策方法に問題があるかもしれません。なかなか突破できない人は自分に当てはまるところがないか、チェックしてみてください。
一次面接のときや履歴書の内容と異なる回答をすると、一貫性がなく不信感を持たれる恐れがあります。一次面接の際に、何と答えているか?どういう希望を出していたかは、確認した上で臨みたいものです。ただし、「〇〇の部署が希望ですが、●●の部署でも大丈夫です」といった、部署が変わっても管理スキルを発揮できる場合や、「いきなり管理職は難しい場合は、現場スタートでも問題ありません」といった、柔軟な対応が可能であることをアピールできる場合は問題ありません。
言葉だけで「御社を志望しています」と言っても、企業の基本的な知識がないと入社意欲が疑われてしまいます
待遇面や条件は転職において大切な要素ではありますが、そこにこだわり、柔軟性がないことはNGです。安売りをしないことはハイクラス、ハイキャリアの方にとって重要でもありますが、待遇や条件の話は必要最小限にし、面接官から話題を振られたときに軽く確認する程度や、キャリアアドバイザーを通して聞くことをおすすめします。
二次面接に限らず、前職や現職への批判は極力避けます。面接官に「うちの会社でも、すぐに不満を感じてしまうのでは」「批判がちな人」といった印象を抱かせてしまうため不合格の可能性が高くなってしまいます。面接がなごやかな雰囲気でフランクに会話できるとき、つい批判めいた発言などが出てしまうことがありますので注意しましょう。
二次面接に関するよくある質問にお答えします。疑問を解消して、自信を持って二次面接に挑めるよう、あらかじめ準備しておきましょう。
二次面接では一次面接の内容を深掘りされることが多いため、まずは一次面接の回答を振り返り、志望動機や自己PRの一貫性を整理しておきましょう。また、企業理念・事業内容への理解を深めて具体的なエピソードを組み立て、入社後のビジョンやキャリアプランも明確にしておくことが重要です。
面接前には、想定される質問に対する回答練習を行い、結論を先に述べるPREP法を意識しておくと簡潔でわかりやすい返答ができるようになります。
二次面接でも一次面接と同様に志望動機や自己PR、学生時代のエピソードなどのテーマが出題されることは珍しくありません。面接官が変わるため、同じ質問でも異なる切り口で深掘りされることがあります。
したがって、一次面接の回答内容に矛盾がないよう再確認し、より詳細で具体的な事例や数字を加えてブラッシュアップしておきましょう。
企業にもよりますが、一般的には二次面接から結果連絡まで3日~1週間程度で連絡が来るケースが多いです。特に合格の場合は他社に確保されないよう早めに通知が来る傾向があります。
一方で、応募者数が多かったり複数回の選考を同時並行で進めていたりする場合は、合否の連絡までに数週間かかることもあります。万が一遅れる場合は企業に問い合わせても構いません。
二次面接では一次面接よりもさらに深掘りした質問や入社後を見据えたやり取りが増えます。そのため自己理解や企業研究の精度が、合否を分ける重要な要素となります。
また企業によっては最終面接を兼ねる場合や年収交渉の場になることもあるため、想定される状況に応じた準備も欠かせません。自分の魅力を効果的に伝えるために、キャリアのプロからの客観的なアドバイスを受けるのもおすすめです。
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