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転職面接の服装は?スーツの選び方や服装の指定がない場合の対策も解説

転職面接の服装は?スーツの選び方や服装の指定がない場合の対策も解説

面接での服装は、志望者の第一印象を決める重要な要素です。着こなし方やインナーのシャツ一つでも相手に与える印象は異なり、面接での結果を左右する可能性があります。新卒や第二新卒の場合はリクルートスーツで面接に行くのが基本と言われていますが、中途採用の場合はどのようなスーツが良いのでしょうか。転職活動の面接時の正しい服装マナーについてご紹介します。

 

面接の服装 3つのマナーとは

面接で好印象を与える服装のポイントは、「清潔感があること」と「TPOをわきまえていること」。初めて出会う企業の面接官に対して失礼がないように、自分に合った清潔感のある服装で臨むことが大切です。

●清潔感が最も重要

面接に限らず、清潔感のない服装は相手に良い印象を与えません。例えばスーツにしわがある、汚れている、カビやタバコの臭いがするなどは論外です。こうしたことは、普段スーツを着ない人が急にスーツを着ようとしたときに起こりがちです。もちろん、普段ビジネススーツを着用している人も、自分では気付いていない汚れや、シワや臭いなどがないか改めて確認しましょう。
面接の予定が決まったら、まずはスーツの確認。必要があればきちんとクリーニングに出し、ワイシャツにもアイロンがけをした上で、面接に臨みましょう。

●体のサイズに合ったもの

どんなに高級なブランドのスーツでも、袖が長い、身幅がだぶついているなど、体に合っていないものはだらしなく、ルーズな印象を与えてしまいます。逆に、サイズが合わない細身のスーツを無理に着ていると苦しそうに見えてしまいます。
まずはサイズ感を大切にして、自分の体に合ったものを選ぶことがポイントです。

●社会人としての常識を見る

礼服や燕尾服、ビジネススーツなど、TPOに合わせた服装は社会人の常識です。
転職面接はリクルートスーツのような決められたスーツがあるわけではないので、普段ビジネスパーソンの方が着ている一般的なビジネススーツを着れば問題ありません。
転職活動の面接の際は、可能であればリクルートスーツは避けたほうが良いでしょう。中途採用を行っている企業は即戦力となる人材を求めているため、フレッシュ感のあるリクルートスーツを着ていると、社会人経験が浅く、未熟で頼りない印象を相手に与えてしまう可能性があります。

ここからは、男女別に詳しく見ていきましょう。

面接の服装 男性はスーツが一般的

男性のスーツ

応募企業の業種や志望職種によっては、ジャケットとズボンがセットでないビジネスカジュアルな服装で良い場合もありますが、面接という場面では、男性はセットアップのスーツを着用するのが基本です。紳士服専門店などに並んでいる「ビジネススーツ」と呼ばれるものを着ていけば、間違いはありません。
しかし、一口にビジネススーツといっても、色や柄、ボタンの数などさまざまな違いがあります。面接の場面ではどのようなものを選べば良いでしょうか?

●スーツの色は何色?黒、グレー、ネイビー?

ビジネススーツは、流行に左右されないオーソドックスなデザイン、色は黒やネイビー、明るすぎないグレーなどの落ち着いた色を選ぶのが良いでしょう。
業種によっても許容範囲は変わりますが、例えば、銀行や金融系、メーカー系などは誠実さを感じらさせる落ち着いた色のダークスーツがおすすめです。

●ストライプなどの柄はOK?

スーツの柄は無地が基本ですが、目立たない程度の柄であれば問題ありません。黒の無地はリクルートスーツに多いデザインのため、もし黒色のスーツを選ぶ場合は同系色のストライプなど、柄が入ったものをおすすめします。また、面接官の年代によっては『ブラックスーツ=冠婚葬祭』というイメージを持つ方もいるため、注意が必要です。

●面接スーツのボタンの数は?

ボタンの数は2つボタン、3つボタンのどちらでも問題ありません。どちらを選ぶ際も、きちんとサイズが合ったものを選びましょう。
また、スーツのボタンは全部閉めてしまうと、座った際にお腹の部分にしわができてしまいます。一番下のボタンは外しておくのがマナーです。

●ネクタイの色柄、どこまでOK?

ネクタイはスーツの色味に合わせながらも、派手になりすぎない程度に明るい色のものが良いでしょう。ネクタイは個性をアピールできるアイテムですが、奇抜な色やデザインは面接の場にふさわしくありません。柄が入ったネクタイを選ぶ場合は、ストライプや小紋などのシンプルな柄が良いでしょう。

●シャツのカラーは白だけ?

シャツの色は白がベストですが、薄い青系の色でも清潔感を演出することができるため、問題ありません。しかし、ボタンダウンはカジュアルシャツですので、面接の際に着用するのはNGとされています。

アパレル系企業やクリエイティブ系職種など、個性をアピールする必要がある場合は、企業のカラー、雰囲気に合わせ、シャツやネクタイの組み合わせでセンスを見せると良いでしょう。

転職面接の服装、女性の場合はどうする?

女性のスーツ

ビジネスファッションの自由度が高い女性の場合、何を着ていくのがよいか迷う方も多いのでは?女性の転職面接時の服装も、「清潔感」がキーワードです。

●30代、40代、年齢を問わず ジャケットは必須

女性が転職面接に挑む際も、やはりスーツは相手に良い印象を与える服装と言えます。スーツで面接に臨む場合は、黒、ネイビー、グレー系など、ダークな色味のセットアップスーツがおすすめです。男性同様、リクルートスーツは避けたほうがよいでしょう。
柄は、基本的には無地がよいとされていますが、ピンストライプ程度の派手すぎないものであれば問題はありません。

女性は、服装に指定がない場合はセットアップスーツでなくても構いませんが、ジャケットは必ず着用しましょう。女性用のジャケットはデザイン豊富ですが、派手な色や奇抜な形のものは避け、清潔感があるものを選ぶようにしてください。
30代、40代のキャリア転職の場合は、ジャケットに落ち着いた色合いのスカートやパンツを合わせるのもおすすめです。

●スーツのインナーは? ブラウス?カットソーでもOK?

スーツのジャケットに合わせるインナーは、シャツ、ブラウス、カットソーいずれも問題ありません。顔の色が明るく見える白や淡い色がおすすめです。ただし、色の組み合わせは工夫するようにしましょう。黒など暗めの色のスーツに白いシャツを合わせると就活生のようなフレッシュ感が出てしまいます。また、柄は無地がおすすめです。花柄や水玉模様、フリルが多いシャツなどは、カジュアルな印象になるため避けましょう。

●パンツスーツか、スカートか

スーツは、スカートでもパンツでも問題ありません。スカートスーツは女性らしく優しい印象を、パンツスーツはスマートでアクティブな印象を演出することが可能ですので、例えば事務職や秘書を志望する場合はスカートスーツ、営業職を志望する際はパンツスーツというように、希望職種によって使い分けても良いでしょう。
足元は、ストッキングを履き、パンプスはあまりヒールの高くないものを合わせましょう。ヒールの高さは5cmくらいまでのものがおすすめです。オフィシャルな場面での素足はマナー違反となるため、夏場であっても必ずストッキングは着用してください。ミュールやサンダルなど、露出の多い靴はNGです。

●アクセサリーやネイルはどこまでOK?

アクセサリーはつけないほうが無難ですが、どうしても身に着けたい場合は、ネックレスならシンプルなデザインのもの、ピアスやイヤリングは揺れないものを選びましょう。華美なもの、ブランドのロゴなどが目立ちすぎるアクセサリーは避けるようにしてください。

また、面接という場では長く伸びた爪やネイルアートはおすすめしません。日頃ネイルファッションを楽しんでいる方も、面接の際はベージュや薄いピンクなどのシンプルなネイルを心掛けましょう。剥げかかったネイルはだらしない印象を与えてしまうため、注意が必要です。

夏でもスーツ?上着は脱いじゃだめ?

暑い夏の季節。汗ばむこの時期に転職活動をする際も、面接にはスーツを着て行かなくてはならないのでしょうか。結論から申し上げますと、転職活動の面接では、夏でもスーツ着用が基本です。しかし、近年はクールビズの取り組みを行う企業も多く、ジャケット着用不要、ノーネクタイ可とする企業も出てきています。しかし、基準は各社さまざまですので、事前にドレスコードを確認するのも一つの手です。

●汗だくは、かえって悪印象

真夏にスーツを着て汗だくの状態で面接に臨むのは、清潔感がなく、かえって印象が悪くなってしまう恐れがあります。夏の転職活動の際、ジャケットは屋外では着用せず手に持ち、面接前に着るようにしましょう。現地に早めに着くように行動し、汗がひいてからジャケットを着用することをおすすめします。

●サマースーツ、接触冷感インナーなどを上手に使って

夏の暑さが厳しい最近は、サマースーツの生地の質や機能もアップしています。また、接触冷感インナーなど、体感気温を和らげてくれる衣料品も開発されているため、こうしたアイテムを上手に使うことで、夏の転職活動の苦労を和らげることができるでしょう。

冬の面接 コートはどうする?

冬の寒さ対策は、転職活動時の悩みの一つとも言えます。その中でも特に、防寒具であるコートに関するマナーは重要です。

●寒い時期に着るコート。コートのマナーは?

コートにもいろいろな種類がありますが、転職活動の際におすすめするコートはトレンチコートです。男女ともに黒や紺、ベージュのトレンチコートであれば、業種や職種を問わず、面接に着用して行っても問題ありません。また、チェスターコートやステンカラーコートでも問題ないでしょう。男性の場合は、ジャケットの裾がコートから出るのはNG。そのため、丈の短いコートは避けてください。コートは、建物に入る前に脱いで畳み、手に持って歩くのがマナーです。
コートのマナーは、こちらの記事も参照してください。

服装の指定がない場合はどうすればいいか?

企業によっては、面接時の服装指定がなく「服装自由」とされていたり、「スーツ以外の服装」と指定されていたりする場合もあります。そんなときにはどう対応するのが良いのでしょうか。

●指定がないなら、スーツが安心

服装について、特に指定がない=服装自由ということではありません。特に服装の指定がない場合も、基本的にはスーツで行くことをおすすめします。スーツはビジネスパーソンの正装。スーツを着て行って失礼に値することはありませんし、服装に気を取られることなく、面接に集中できます。

●服装自由と記載されていた場合

服装自由と言われると悩んでしまう人も多いと思いますが、服装自由=スーツNGというわけではありません。スーツが自分の仕事服である、面接ではフォーマルな衣服を着るべきという考え・スタンスで行けば問題ありませんので、自信を持ってスーツ着用で面接に行きましょう。

●スーツ以外で、と言われたら

アパレル業界などの場合、私服のセンスを見たい、実際に働くときの服装を見たいという理由で、「スーツ以外の服装」を指定されることがあります。その他の業界でも、「自社の社風や雰囲気に合うか」「スーツ以外でも常識ある服装を選べるか」「相手の第一印象を考えた服装選びができるか」といった点を確認するために、私服で面接に来ることを依頼する企業が増えています。その際に重視すべきことは、やはり清潔感です。だらしない着こなしや、しわ、汚れなどのついた服装はもちろんNG。私服といえども、シャツを着る際はしっかりとアイロンをかけるようにしましょう。
服装に迷った際は、男性なら折り目のついたパンツに、襟のあるシャツ、女性ならシンプルなデザインのスカートやパンツに、ジャケットを羽織るといったビジネスカジュアルな服装をおすすめします。ジーンズや派手な柄のついたシャツなど、カジュアル過ぎる服装は避けた方が良いでしょう。

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転職活動の面接。服装で損をしないために

転職活動における損をしない服装選びの最大のポイントは、自分が良いと思う服装ではなく、相手が好感を持てる服装を選ぶことです。面接はビジネスシーンであることを念頭に置いた上で服装を選び、自信をもって面接に向かいましょう。

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