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転職エージェントでの内定辞退は可能?伝え方の例文やポイントを解説

転職エージェントでの内定辞退は可能?伝え方の例文やポイントを解説

転職エージェントを利用中に複数の内定を獲得し、内定辞退の方法に迷っている方もいるかもしれません。

内定を辞退するとなると、転職エージェントにも応募先の企業にも少なからず迷惑をかけることになります。そのため、できるだけ失礼のないタイミングや伝え方で、内定を辞退することが不可欠です。

そこで今回は、転職エージェント経由で内定辞退をするときの方法や時期、伝え方のポイントについて解説します。また、電話とメールで内定辞退をする際の例文もあわせて紹介しますので、参考にしてみてください。

転職エージェントへの内定辞退が必要になるケースとは?

転職エージェントへの内定辞退は、具体的にどのような場合に必要になるのでしょうか。本章では、内定辞退が発生する2つのケースについて解説します。

複数の企業から内定をもらったとき

転職エージェントをかけ持ちしていたり、2社以上の選考に応募していたりする場合、内定を複数獲得することもあります。場合によっては、転職エージェント経由ではなく、知人や友人からの紹介で転職先が決まるケースもあるかもしれません。この場合、就職希望の会社以外に対しては、必ず内定辞退する必要があります。

現職にとどまることになったとき

転職エージェント経由で企業から内定を得たものの、最終的に現職に留まる人も少なくありません。例えば、「応募先の労働条件が現職の水準を超えなかった」「現職への不満が解消された」「転職活動に取り組むなかで、キャリアビジョンが変わった」というケースが挙げられます。このような場合も同様に、内定辞退が必要です。

内定辞退は法律的に問題ない?

前提として、内定を辞退することは、法律的に問題はないのでしょうか。本章では、内定辞退に関する法律上のルールについて解説します。

内定そのものに、法的な拘束力はない

雇用契約は、民法上で「諾成(だくせい)契約」といわれ、雇用主と労働者の合意がなされてはじめて成立します。そのため、企業から内定を出されたとしても、それを求職者側が承諾しない限り、法律上の拘束力はありません。つまり、内定承諾前の内定辞退は、法律的に問題がないということです。

内定を承諾済みの場合は、速やかに辞退を

電話やメール、内定承諾書の提出などによって、企業に対し内定承諾の意思表示をしてしまった場合は、すでに労使間の合意がなされているとみなされ、雇用契約は成立します。そのため、内定承諾後にどうしても内定を辞退したい場合は、「雇用の解約」という方法をとらなければいけません。

民法627条1項(※)によれば、労働者側はいつでも雇用の解約を申し入れることができ、申し入れの日から2週間が経過すれば雇用契約が終了します。つまり、雇用の解消によって内定承諾後辞退が可能ということです。そのため、内定承諾の意思表示をしてしまった場合は、速やかに転職エージェントに連絡し、内定を辞退したい(雇用契約を解消したい)旨を伝えるようにしましょう。

※参照:民法627条第1項

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。

民法|総務省

内定承諾後の辞退で損害賠償が発生する可能性はある?

内定承諾後の辞退を理由に、企業から損害賠償を請求される可能性は限りなく低いといえます。しかし、万が一内定承諾後の辞退によって企業に多大な損失が出た場合は、損害賠償を請求されてしまう可能性もあるでしょう。例えば、企業がすでに採用者のために高額な設備や研修を導入してしまったケースです。

仮に損害賠償に至らなかったとしても、内定承諾後の辞退は、入社を前提に準備していた企業・転職エージェント双方の努力を無駄にしてしまう迷惑行為になりかねません。

そのため、どうしても内定承諾後の辞退が必要な際には、応募企業になるべく早く意思表示できるよう、速やかに転職エージェントに連絡することが肝心です。

内定辞退は誰に・いつ・どのような方法で申し出る?

内定辞退は、どのような方法やタイミングで申し出ればいいのでしょうか。本章では、転職エージェントで内定辞退をする際の伝え方について解説します。

担当の転職コンサルタントに、メールと電話で伝える

内定を辞退する際は、応募企業ではなく、担当の転職コンサルタントへ連絡します。企業との窓口は転職コンサルタントが常に担ってくれているので、直接企業へ連絡してしまうと逆に混乱を招いてしまうためです。

連絡の手段としては、企業名や内定辞退の理由などを正確に伝えられるよう、メールで連絡しましょう。ただし、メールは転職コンサルタントにすぐに見てもらえない可能性があるため、メールの送信後に念のため電話でも連絡することが肝心です。

内定を保留したい場合は、その意思を伝える

内定を獲得した際、別の企業の選考結果を待ってからあらためて返答したい場合もあるかもしれません。その際は、転職コンサルタントに連絡をし、「内定承諾を保留したい」旨を伝えるようにしましょう。企業によっては内定を出したあとも、数日間~1週間は返答を待ってくれるケースもあります。内定を保留したい場合も、できるだけ速やかに転職コンサルタントへ連絡することが不可欠です。

選考の辞退や転職エージェント退会の方法を確認する

内定を獲得した企業への入社意思が固まっている場合、選考中の企業への辞退や、転職エージェントの退会が必要になります。担当の転職コンサルタントにその旨をメールや電話で連絡し、退会の手続きを進めましょう。

転職エージェントに内定辞退を伝える際のポイント

転職エージェントに内定辞退を伝える際には、どのようなことを意識すればいいのでしょうか。本章では、内定辞退を伝えるときのポイントについて解説します。

転職エージェントへのお礼とお詫びを伝える

内定辞退することによって、転職エージェントと応募企業に迷惑がかかってしまうことは事実です。そのため、転職コンサルタントに連絡する際は、お礼とお詫びの気持ちを伝えることを心がけましょう。

具体的には、転職コンサルタントのサポートに対するお礼、企業に迷惑をかけてしまったことへのお詫び、対面ではなくメール・電話で内定辞退することへのお詫びなどの言葉です。転職コンサルタントに誠意が正しく伝われば、理解も得やすくなります。

内定辞退の理由を正直に説明する

内定辞退の理由をぼやかしてしまうと、転職コンサルタントが企業側に状況を正しく説明できなくなってしまいます。そのため、内定辞退にいたった背景や理由も正直に説明することが重要です。

具体的には、「第1志望の企業から内定をもらったため」「最終的な労働条件が希望とは違ったため」などが挙げられます。ただし、応募企業に対する不満を長々と話したり、「そもそも転職する気がなかった」と伝えたりすることは、相手に対して失礼なので避けるようにしましょう。

転職エージェントに内定辞退を伝える際の例文

本章では、転職エージェントに内定辞退を伝える際の例文を「電話」「メール」の2パターンで紹介します。転職エージェントへ内定辞退の連絡をする際の参考にしてみてください。

電話で内定辞退するとき

<例文>

自分「お忙しいところ失礼いたします。先日○○社(応募先)から内定のご連絡をいただきました△△(自分の氏名)です。身勝手なご相談で大変申し訳ないのですが、このたびは内定を辞退させていただきたくご連絡差し上げました。本来は直接伺ってご相談すべきところ、電話でご連絡してしまい本当に申し訳ございません」

相手「そうでしたか…。差し支えない範囲で大丈夫ですので、辞退の理由をお聞かせ願えますか?」

自分「先日知り合いからの紹介で、別の企業から内定をいただきました。自分の実現したいキャリアや待遇条件などを総合的に考慮し、最終的にその企業へ入社させていただくことに決めました。○○社も自分にとって志望度の非常に高い企業で、最後まで悩みに悩んだ末の決断です」

相手「ありがとうございます。大変残念ではありますが、承知いたしました。私から○○社の担当者様へお伝えしますね」

自分「●●さん(転職エージェントの名前)にはここまで親身にサポートしていただき、本当に感謝しております。このような結果になってしまい、○○社の方々にも大変ご迷惑をおかけしてしまいました。お手数をおかけしてしまい申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします」

メールで内定辞退するとき

<例文>

件名:○○社の内定辞退に関するご連絡(△△ ※自分の氏名)

本文:株式会社**エージェント(転職エージェントの社名)

●●様(担当転職コンサルタントの名前)

平素より大変お世話になっております。△△です。先日は○○社の内定通知をご送付いただき、誠にありがとうございました。
検討を重ねた結果、非常に身勝手ではございますが、○○社の内定を辞退させていただきたく思っております。
理由としましては、今回の転職で実現したかった給与額にわずかながら届いていないためです。私にとって○○社は志望度が高く、最後まで思い悩みました。ですが、今回の転職活動で給与額は絶対に譲れない条件のため、決断させていただいた次第です。
このような結果になり、○○社の方々に大変ご迷惑をおかけしてしまうこと、心よりお詫び申し上げます。また、●●様にはここまで親身にサポートいただき、感謝しております。私としては、今後とも転職活動を続けさせていただきたく思いますので、引き続きご支援いただけますと幸いです。
直接お伝えすべきところ、メールでのご連絡となってしまい申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。
自分の氏名・連絡先(電話番号・メールアドレス)

内定辞退を防ぐためには、転職エージェントの選び方が重要

内定辞退を未然に防ぐためには、登録先の転職エージェントを見極めることが非常に重要です。転職エージェントによって取り扱っている求人の職種や業界、件数などは大きく異なり、それに応じて転職の選択肢も変わってきます。自分の希望条件やキャリアビジョンに合った転職エージェントに登録することで、より適性の高い仕事が見つかりやすくなり、内定後の辞退も起こりにくくなるでしょう。

キャリアアップを狙うなら、ハイクラス転職エージェントが最適

複数の内定を獲得した場合、入社予定の企業を除いて内定を辞退する必要があります。その際は転職エージェントに速やかに連絡し、今までのサポートに対するお礼とお詫びの気持ちを誠心誠意伝えることが大切です。また、内定辞退を防ぐためには、自分に合った転職エージェントを選ぶことも一つの対策といえます。特に転職を通じて年収・役職アップを目指したい場合には、ハイクラス向け転職エージェントの活用が最適です。

パソナキャリアは、転職者の年収アップ率「61.7%」を誇り、求人の約半数が「年収800万円以上」のハイクラス向け転職エージェントサービスです。これまで数多くのキャリアアップを支援してきた転職コンサルタントが、面談から求人紹介、履歴書・職務経歴書の添削、企業との年収交渉まで一貫してサポートします。ぜひ転職で今よりもワンランク上のキャリアを目指したい方は、パソナキャリアへお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者
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パソナキャリア編集部

転職エージェントの視点から、転職活動の始め方、自己PRの作り方、面接対策や円満退職の秘訣まで、転職ノウハウをわかりやすくコラムでご紹介します。

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