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転職エージェントの使い方とは?登録の流れや上手な活用方法を解説!

転職エージェントの使い方とは?登録の流れや上手な活用方法を解説!

転職エージェントに登録することで、豊富な非公開求人を紹介してもらえたり、手厚い選考対策を受けられたりとさまざまなメリットがあります。しかし、初めて転職エージェントを利用するにあたって、「使い方や活用方法の具体的なイメージが持てない」という方も多いかもしれません。

そこで今回は、転職エージェントの使い方を“6つ”の流れにわけてわかりやすく紹介します。また、転職エージェントの上手な活用方法や注意点、相性の良い転職エージェントの選び方についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

転職エージェントを利用する際の流れ

転職エージェントを活用するときの流れは、下記の通りです。

転職エージェントの利用順序を示す「登録、面談、求人紹介・求人選定、応募・選考、内定・入社、入社後サポート」の画像

転職エージェントを使った転職活動の特徴は、転職のプロである転職コンサルタントから手厚いサポートを受けられることです。一人で転職活動をするときとは異なり、転職コンサルタントと二人三脚で、よりスムーズに転職活動を進められます。

次章からは、転職活動の各フェーズにおける、転職エージェントの使い方や注意点を見ていきましょう。

【1】プロフィール情報の登録

【1】プロフィール情報の登録の画像

転職エージェントを利用する際は、まず自分のプロフィール情報を登録する必要があります。具体的には、氏名や年齢などの基本情報に加えて、職歴や保有スキル、転職における希望条件などを入力することが一般的です。

プロフィール情報を登録すれば、基本的には転職エージェント側から1週間以内に面談日程の連絡が届きます。転職エージェントに提示されたスケジュールのなかから都合の良い日にちを選んで、面談を設定しましょう。

【2】転職コンサルタントとの個別面談

【2】転職コンサルタントとの個別面談の画像

プロフィール情報を登録したあとは、転職コンサルタントとの個別面談を受けます。本章では、個別面談を受ける際の流れやコツ、注意点について見てみましょう。

サポート内容の確認や職歴を振り返る

面談は、オンライン、電話、対面のいずれかで行われます。近年は、Web面談や電話面談の割合が多いです。対面の場合は、転職エージェントのオフィスを訪問し、担当転職コンサルタントと直接面談します。面談方法の希望がある場合は、ぜひ事前に相談しておきましょう。

面談では、まず「いつまでに転職したいのか」「転職エージェントにどのようなサポートをしてほしいのか」などの要望を、転職コンサルタントと一緒にすり合わせることが一般的です。例えば、「3か月以内の転職を希望しており、自己分析からサポートしてほしい」といった希望を伝えます。

その後は、転職コンサルタントと一緒に「職歴の棚卸し」をします。職歴の棚卸しとは、これまでの職歴や実績を細かく振り返り、強みを整理することです。自分の積み重ねたキャリアをあらためて確認することで、意外なアピールポイントが見つかることも少なくありません。

職歴の棚卸しができたら、「転職理由の説明」と「希望条件のすり合わせ」を行います。「なぜ転職したいのか、転職でなにを達成したいのか」を転職コンサルタントとすり合わせることで、転職活動のゴールを明確にするためです。希望条件は、仕事内容や給与額、休日数、勤務地などの具体的な条件を素直に伝えましょう。

個別面談の時間は、60分~90分程度が一般的です。基本的には転職コンサルタントからうまく質問をしてくれるため、それに沿って自分の状況を説明していけば問題ありません。転職コンサルタントへの質問も可能です。お互いの情報交換が終われば、個別面談は終了となります。

面談後には、転職コンサルタントから連絡が届き、希望条件に合う求人を紹介してもらえます。転職コンサルタント側から連絡が来るまでは、特に準備や手続きは必要ないので、待っていれば大丈夫です。

個別面談でのコツ

(1)転職コンサルタントには、“本音”を伝える

転職コンサルタントと面談する際は、自身の思っていることを素直に伝えることが大切です。たとえネガティブな転職理由だったとしても、包み隠さず伝えたほうがよいでしょう。万が一自分の状況についてあいまいに伝えてしまうと、希望とかけ離れた求人を紹介されかねません。転職コンサルタントには、転職にかける想いや希望条件を本音で伝え、それをベースに求人を探してもらうことが肝心です。 また、転職コンサルタントから提案された求人を断りたい場合も、希望に合わない理由を率直に伝えることがポイントです。こちらの希望が正しく伝われば、より自分に合った求人を提案してもらいやすくなります。

(2)キャリア相談をする

転職コンサルタントとの面談では、スキルの棚卸しや希望条件の整理をするだけでなく、キャリアの相談にも乗ってもらえます。具体的には、自分の適している職種や業界、今後進むべきキャリアステップなどについてアドバイスをもらうことが可能です。

キャリア支援の専門家である転職コンサルタントに相談に乗ってもらうことで、自身の客観的な強みを発見でき、想像もしなかったキャリアの可能性に気づけることもあります。面談では積極的に自分からキャリアの相談をし、選択肢を広げるようにしましょう。

初回面談後も遠慮なく相談する面談回数について、基本的に制限はありません。転職活動で迷ったり悩んだりした時は、遠慮なく転職コンサルタントに連絡をしましょう。相談内容に応じて、メールでの回答や面談を実施してくれます。

個別面談での注意点

(1)面談時の身だしなみに気を付ける

転職エージェントのほとんどが、面談時の服装は自由としています。しかし、Tシャツ・短パン・サンダルのようなあまりにカジュアルすぎる服装で面談を受けてしまうと、転職コンサルタントから「社会人としてのマナーが欠けているのではないか」と判断されかねません。その結果、提案してもらえる求人の幅が狭まってしまうリスクもあります。

そのため、転職エージェントで個別面談を受ける際には、身だしなみの清潔感や礼節を意識しておくことが大切です。Web面談の場合でも、部屋着は避けましょう。できるだけスーツかオフィスカジュアルで臨むことがポイントです。

(2)職歴に関してウソをつかない

転職コンサルタントは、求職者の職歴を基準にして、求人選びや応募先企業への推薦をしてくれます。逆にいえば、職歴に誤りがあると、企業側の求めている人物像とミスマッチが生じてしまう可能性もあるということです。その結果、内定取り消しをはじめ、企業とのトラブルに発展しかねません。職歴に関してはウソをつかず、正直に伝えることが大切です。

(3)転職に対して消極的な姿勢は見せない

求職者が転職に消極的な場合、転職コンサルタントが気を遣ってしまい、求人の提案頻度を減らしてしまう可能性もあります。そのため、転職エージェントを利用する際には、「今は転職する気はない」「あまり転職したくない」といった消極的な言葉は使わないことがポイントです。「転職に向けて情報収集をしている」「良い条件なら転職したいと思っている」など積極的な表現に言い換えましょう。

また、転職コンサルタント側が求人を提案してくれた際、返信せずに放置してしまうのも好ましくありません。転職コンサルタントが、あなたに対するサポートの優先順位を下げてしまう可能性もあります。そのため、転職コンサルタントにこまめに返信することも、転職意欲の高さを示すポイントといえるでしょう。

(4)通信環境に気を付ける

Web面談や電話面談で多いトラブルが通信の不具合です。おもわぬ通信トラブルで面談時間に遅れてしまったり、声や表情が不鮮明なためコミュニケーションがとりづらかったりする場合が散見されます。

まずは、面談で使用予定のパソコンなどに最新のアプリがインストールされているかを確認しておきましょう。インストールやアップデートは数分程度かかるため、余裕をもって確認しておくのがおすすめです。

また、あらためて、カメラとマイクも確認しておきましょう。カメラの高さを目線と同じくらいに設定するとカメラ移りがよくなります。マイク付きイヤホンを使用するなどして、クリアな音声にすることも心がけましょう。

【3】求人紹介・求人選定

【3】求人紹介・求人選定の画像

個別面談を終えたあとは、転職コンサルタントから希望条件に合う求人を紹介してもらうことが可能です。本章では、転職コンサルタントから求人紹介を受けるときの流れやコツ・注意点について解説します。

希望にマッチした求人の紹介を待つ

面談後は、転職コンサルタントが面談の内容をもとに、条件に合う求人を提案してくれます。面談の場ですぐに提案してもらえることもあれば、後日メールを通じて紹介してくれることもあります。求人を提案されたら、仕事内容や待遇などを細かくチェックして、希望に合致する場合は応募しましょう。

転職エージェントは、一般的な転職サイトには掲載されない「非公開求人」も豊富に扱っているのが特徴です。そのため、一人で転職活動するよりも幅広い選択肢の中から、自分に合う転職先を見つけられます。

求人紹介・求人選定でのコツ

(1)企業側のリアルな情報について、遠慮なく質問する

転職コンサルタントは求職者だけでなく、企業側とも日々直接やり取りをしています。そのため、求人の文面からは読み取れないような企業の内情についても、詳しく把握しています。だからこそ、求人企業のリアルな情報を知りたいときは、転職コンサルタントに詳しくヒアリングすることも有効です。

実際の残業時間や産休・育休の取得率、上司の人柄、組織の年齢層・雰囲気などを詳しく知ったうえで応募すれば、入社後のミスマッチも減らせるでしょう。

(2)募集背景を質問する

興味がある求人があれば、「この求人はどのような背景で募集されているのか」という質問をしてみるとよいでしょう。欠員補充や部門強化といった募集背景から、企業が求める人物像を予想できます。求められる経験・スキルが想像できれば、その求人が自分に合っていそうかを判断しやすくなります。

(3)どのような経歴の人が採用されているか質問する

応募したい求人がある程度絞れたら、「過去にどのような経歴の人が求人企業に採用されているのか」という質問をしてみるのもポイントです。転職コンサルタントは、実際に採用された人物を念頭において、具体的に回答してくれます。

過去の採用実績を聞くことで、自分が採用されそうか否かの判断材料を得られます。例えば、同じような経歴の人が過去に採用されていたら、採用される期待が高くなるでしょう。採用された人物と自分を比較して、足りない経歴やスキルがあれば、それを補強するための対策を検討することも可能です。

(4)求人を紹介した理由について質問する

紹介された求人の中には、今まで自分の想定していなかったようなポジションの求人が含まれていることもあります。そのときは、その求人を紹介した理由について、転職コンサルタントに聞いてみましょう。転職コンサルタントによっては、転職市場の動向や求人募集の背景を交えて、理由を丁寧に説明してくれます。こうした転職エージェントであれば、求人の理解度も高いため、的確な選考対策が期待できるでしょう。

求人紹介・求人選定での注意点

転職コンサルタントに意見を求める質問は、少なめに

求人選定の際、転職コンサルタントに対して「自分にいちばん合う求人はどれか」「内定を確実にもらえそうか」といった意見を求める人もいます。プロに意見を求めたくなるのは普通ですし、もちろん意見を求めても問題ありません。ただし、それだけで応募先を決めないことが大切です。

あくまで人材を選考するのは応募先の企業なので、転職コンサルタントが合否を判断できるわけではありません。そのため、「内定を確実にもらえそうか」という質問に対して、転職コンサルタントが正確に回答するのは難しいのが実情です。求人選定の際には、転職コンサルタントの意見だけでなく、求人情報や過去の採用実績といった“事実”をベースに判断するという姿勢を忘れないようにしましょう。

【4】応募・選考(書類・面接)

【4】応募・選考(書類・面接)の画像

条件に合致する求人があれば、実際に応募して書類選考・面接を受けます。本章では、求人へ応募し、選考を受ける際の流れや注意点について見てみましょう。

選考通過率を上げるための徹底したサポート・面接日程の調整

求人への応募・選考段階において、転職エージェントは「1.推薦状の送付」「2.書類添削」「3.面接対策」「4.面接日程の調整」のサポートをしてくれます。

まず推薦状とは、「自信を持って推薦できる人材である」旨を応募先へ伝えるための書類のことです。求職者が求人へ応募するにあたって、転職エージェントは応募企業に推薦状を送付し、魅力をアピールしてくれます。応募者は“お墨付き”をもらった状態で選考に臨めるため、一人で応募するより通過率が高まりやすくなるのです。

また、応募先が決まれば、転職コンサルタントによる選考対策も受けられます。例えば、履歴書・職務経歴書を添削してもらったり、模擬面接を通じて受け答えのアドバイスをもらったりできるのが特徴です。転職コンサルタントは、応募先で求められているスキルや過去の面接内容を踏まえたうえで、採用担当者の評価につながりやすいアピール内容を考えてくれます。そのため、求職者は自信を持って選考に臨めるようになり、合格率も高まりやすいでしょう。

加えて、応募先との選考の日程調整は、すべて転職エージェントが代行してくれます。応募者自身が直接企業とやり取りしなくていいため、よりスムーズに選考を受けられるのも大きなメリットです。

応募・選考での注意点

選考状況はこまめに共有する

転職エージェントを利用する際は、転職コンサルタントに選考状況をこまめに共有することが大切です。というのも、他の転職エージェントと併用して転職活動を進めている場合、面接日程が被ったり、複数企業から内定を獲得したりするケースもあります。その際、日程の共有ができていないと、予期せぬ選考辞退や内定辞退が発生し、応募先に迷惑をかける可能性もあるでしょう。転職コンサルタントとはこまめに連絡を取っておくことで、柔軟に選考の日程調整をしてもらいやすくなります。

【5】内定・入社

【5】内定・入社の画像

選考に合格すれば、内定承諾や入社の手続きへと進みます。本章では、内定獲得から入社までの流れと、その際に意識すべきコツについて見てみましょう。

入社に向けた手続き

内定を獲得したあとは、入社に向けた手続きを進めます。企業によっては、内定承諾の前に人事担当者と入社予定者があらためて「オファー面談」を実施することもあります。オファー面談とは、細かい年収額や待遇をすり合わせるための面談のことです。オファー面談のあと、内定承諾書にサインをすれば、入社が決定します。

また、転職エージェントによっては、円満退社に必要な手続き・転職後に活躍するためのポイントなどについて適宜アドバイスをしてくれるケースもあります。このように内定承諾後もサポートしてくれる心強い味方がいるからこそ、安心して入社までの手続きを進められるでしょう。

内定・入社のコツ

転職コンサルタントに年収交渉を依頼することも可能

万が一、入社したい会社の年収が希望に達していなかった場合、転職コンサルタントに年収交渉を依頼することも可能です。転職コンサルタントは求職者の代わりに企業へ希望年収を伝え、年収額をすり合わせてくれます。そのため、どうしてもかなえたい年収水準がある場合は、転職コンサルタントに相談しましょう。

ただし、必ずしも希望額を企業から受け入れてもらえるとは限りません。保有スキルの高さや入社意欲の強さ、他社の併願状況など、企業に納得してもらうための十分な材料を揃えることが大切です。

【6】入社後サポート

新しい職場へ入社したあとも、転職コンサルタントは近況をうかがうために連絡をしてくれます。もし入社前に聞いていた条件と実際の労働条件が異なっている場合は、転職エージェントを通して企業に改善要求することも可能です。

また、希望すれば、転職エージェントサービスからの退会もできます。次回転職したくなった場合には再登録もできるため、登録・退会の希望は気兼ねなく転職コンサルタントへ伝えるようにしましょう。

転職エージェントの登録先を決めるときのポイント

転職活動を成功させるためには、自分と相性の良い転職エージェントに登録することが大切です。そこで本章では、転職エージェントを選ぶときのポイントについて解説します。

転職エージェントごとの特徴を知る

転職エージェントには、大きくわけて「総合型」と「特化型」の2種類があります。総合型は全国区で幅広い職種・業界の求人を扱っており、特化型は特定の職種や地域に絞った求人を扱っているのが特徴です。また、特化型は20代向け・ミドルシニア向け・ハイクラス向けなど、さまざまな種類にわかれます。まずは各転職エージェントの特徴を知っておくことで、自分に合った登録先を選びやすくなるでしょう。

転職活動のゴールを見据える

転職エージェントを決める際には、自身のキャリアプランや希望条件に合った登録先を選ぶことが大切です。例えば、今よりも高い役職や年収を目指したい場合には、ハイクラス向けの転職エージェントが適しています。また、IT業界での転職を狙いたい場合は、エンジニア向けの転職エージェントが最適です。転職活動のゴールをある程度想定しておくと、登録先の転職エージェントも決めやすくなるでしょう。

キャリアアップを狙うなら、ハイクラス転職エージェント

転職を成功させるためには、自分のキャリアプランに合った転職エージェントに登録することが重要です。転職エージェントには総合型や特化型などのさまざまな種類があるため、それぞれの特徴を正しく知ったうえで、希望条件に合致する登録先を選ぶようにしましょう。

転職を通じて今よりも上の年収や役職を目指したい場合、最適なのはハイクラス向けの転職エージェントです。ハイクラス向けの転職エージェントを活用することで、専門職や管理職といった年収水準の高い求人を数多く紹介してもらえるため、より自分の希望を実現しやすくなるでしょう。

パソナキャリアは、求人の約半数が「年収800万円以上」で、転職者の年収アップ率「61.7%」を誇るハイクラス向け転職エージェントサービスです。これまで数多くの転職成功を支援してきた転職コンサルタントが、面談から求人紹介、履歴書・職務経歴書の添削、企業との年収交渉まで一貫してサポートします。転職で今よりも“ワンランク上”のキャリアを目指したい方は、ぜひパソナキャリアへお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者
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近田知営業統括本部マネージャー

管理部門(経理財務・法務・経営企画等)ハイクラス領域専門部署にてキャリアコンサルティングに従事。現在はハイクラス・管理職向けのセミナー・イベントを通じて転職後のキャリア構築をお手伝いしています。

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