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自己PRの強み一覧と面接、履歴書で使える例文集

自己PRの強み一覧と面接、履歴書で使える例文集

自己PRを書類に書く、あるいは面接で回答するシーンでは、自分の強みや長所(人柄)をアピールします。人にはそれぞれ特有の経験や個性があるため、アピールする内容は千差万別。ここでは、強みとしてアピールしたい20の要素とその説明の仕方に加えて、面接や履歴書・職務経歴書での訴求の仕方、例文をご紹介します。

自己PRと強み、長所の関係、違いとは?

自己PRを作成する前に、自己PRと強み、長所(人柄)の関係と違いを理解しておきましょう。大きくは、「自己PR」とは採用側に対して自身をアピールすること、「強み」と「長所」は自身をアピールする際の内容という関係にあります。

「強み」とは

強みとは、これまでに仕事で培ってきたスキルや実際に携わったことがある経験そのものを指します。自己PRに強みを盛り込む際に重要なことは、応募先企業の立場に立ってアピールするポイントを選ぶことです。企業や採用担当者が自分という人材を採用することのメリットを感じられるものにしましょう。

例えば、論理的思考力やコミュニケーション力など、企画立案や社内調整、営業活動といったビジネスシーンで重宝されるスキルや、ヒット商品・サービスを企画した経験、お客様からの厳しい条件をクリアした経験など、自分自身がいま持っているビジネススキルや経験と求められている能力をすり合わせて考えてみると良いでしょう。
ビジネススキルについてはこちらの記事を参照してみてください。

「強み」と「長所」の違いは?

長所とは、特徴的な人柄や性格的なものを意味します。
「明るくポジティブ」「好きなことにはとことんこだわる」「マイペースだが、目標を達成するまで諦めない」「温厚でめったに怒らない」「オンオフの切り替えが早い」など、人によって長所はさまざまです。
必ずしも仕事に直結しなくても、あなたの人柄、一緒に働くイメージを伝えられれば問題ありません。長所が強みとほぼ同じ、またはあまり変わらなくても大丈夫です。いずれにせよ、その長所が仕事をするうえでどう活かせそうか?という話をできれば良いでしょう。

自己PRとの違いは

先に述べたように、「強み」は自身の持つスキルや経験そのもので、自己PRとは、「自分を採用することで、企業にこんな貢献ができる」と、自分自身を企業や採用担当者にアピールすることです。面接であれば口頭で、履歴書・職務経歴書であれば文章で表現することになります。
自己PRで、自身の持つ、どの強みを訴求するかは、応募する企業や職種によって何が求められているのか?どういったスキルや経験、特性があるとアドバンテージになりそうか、検討する必要があります。
そのためには、十分な企業研究、職種研究が必要です。

強みは何個用意する?

パソコンモニターに向き合うイラスト

自己PRに用いる強みは、何個用意したら良いのかを考えてみましょう。例えば、自己PRと強みを別々に問われた場合、重複したり、同じものがあったりしても良いですが、違うものがあると好印象につながります。アピールできる機会は限られていますので、できれば複数の良さを伝えられるよう用意しておきましょう。

2つ、3つ必要か?

少なくとも、2~3個の強みを用意しておきましょう。理由は、採用選考の過程で強みについて、複数回聞かれることがよくあるためです。書類選考はもちろんのこと、多くの場合、面接も複数回設けられています。企業によっては、それ以上ということもあるでしょう。自分の強みを訴求するなら、複数用意しておくことをおすすめします。

ただし、それぞれを見比べて、辻褄が合っているかどうかはチェックしましょう。
「堅実で慎重に事に当たる」と「好奇心旺盛でチャレンジ精神が強い」の2つを挙げる場合、どちらが本当なの?という疑問を抱かせてしまうかもしれません。
「プライベートでは好奇心旺盛で新しいものにチャレンジするのが好きだが、仕事に取り入れる場合は、慎重にメリット・デメリットを確認してから導入する。」「堅実で慎重な仕事の進め方を評価されるが、実際には好奇心が強く新しい技術やサービスを導入し、業務効率化を図りたいと考えている。実際に提案するときは却下されないように、慎重に話を進めるゆえのことだ」など、双方のつながりをきちんとイメージしておくことが大切です。

強みがない、と落ち込む前に

複数どころか、自分には強みと言えるものがない、なかなか見つからないと焦ったり、不安になったりすることもあるかもしれません。
そのように感じる人は、誰か他の人と比較していることが多いものです。「こういう強みはありそうだけど、あの人に比べるとそれほどでもない。」しかし、どこまでいっても世の中には上には上がいたりします。他人との比較ではなく、自分のこれまでの経験や実績を振り返り言葉にするようにしましょう。
それでも面接や履歴書・職務経歴書に使えそうな強みが見つからない場合には、入社への意欲や準備していることなどをアピールしましょう。入社後に活躍するという覚悟や入社に向けて勉強していることなどは、熱意という強みになります。 自分という人間の魅力を見つけられないという場合は、自己分析を今一度やってみるのが良いでしょう。

あなたにもある、きっと見つかる強み一覧

転職活動で訴求したいキーワード一覧

誰にも強みはあります。ただ、言葉にしてきたかどうかの違いでしかありません。ここでは20の強みを解説します。あなた自身にも同様の経験や実績があるかもしれません。似ている経験があれば、それをブラッシュアップしていくことで、あなたの強みとなります。強みを見つけるきっかけとしてください。

主体的行動力

主体的行動力とは、自らの意思や判断に基づき、率先して行動していく力です。目標に向かって自ら計画を立てて主体的に行動することができ、必要に応じて上司に承認を求めたり、提案しながら、業務を進めていけるため、周囲を巻き込んでいく能力だともいえるでしょう。主体的行動力を強みとして訴求したい場合は、具体的にどのような行動を起こして目標を達成したのかを詳しく説明しましょう。

問題、課題解決能力

問題、課題解決能力とは、何か困難な状況に直面した際に、その問題・課題を解決する手段や方法を発見し、解決へと導く力です。程度の差はあっても、ビジネスシーンでは毎日のように課題が発生します。問題・課題解決能力の高さは、どのような職種でも必要とされるものです。取引先からの厳しい要求や急な変更に迅速に対応したエピソードなどで説明できます。

リーダーシップ、マネジメント能力

リーダーシップやマネジメント能力は、チームをまとめ上げ、目標達成に向けて導いていく力です。どちらもチームを率いていく能力で、メンバーに目的や目標を共有し、発生する課題やトラブルなどの解決、業務配分やスケジュールなどの各種調整の力も含まれます。管理職には必須です。プロジェクトを完了させた経験や自分が関与したチームが上げた成果を説明することによって、管理能力を伝えることができます。

論理的思考力

論理的思考力は、データや情報を基に論理的に考え、結論を導き出せる能力を指します。業務上では、現状把握や意思決定など、結論に至るまでの思考プロセスにおいて飛躍や矛盾がないことが重要となる局面で必要となります。お客様の課題の把握、データ分析に基づく推論が正しかったといったエピソードが、論理的思考力を強みとする説明に向いているでしょう。

計画性

目標達成のために事前に計画を立て、その計画を基軸としながら、臨機応変に修正を加えつつ期日までに計画を遂行する能力が計画性です。計画性には、目標までのステップやタスクの洗い出しに加えて、必要なリソースの確保・配分なども含まれます。自分一人で仕事を進めるケースなら最後までやり遂げる継続力、チームでのタスクの場合はプロジェクトのメンバーや社内の同僚などに、仕事の概要や進捗状況、課題などを理解してもらい、臨機応変に対応していくうえで、コミュニケーション能力や交渉力とセットで訴求できるとなお良いでしょう。

例えば、自身の業務遂行における計画性を訴求する場合は、1日の行動パターンと、継続期間、客観的な結果を、チームでの業務遂行おける計画性を訴求する場合は、複数メンバーがかかわる長期プロジェクトを期日通りに成し遂げ、成果を得たエピソードなどで、計画性が裏打ちされます。

責任感

自分の任務や職務を全うしようとするのが、責任感です。約束を守るなど、誠実さや信頼に大きく関わってくる責任感は、社会人として仕事をするうえでの土台ともいえます。責任感を伝えるのに適しているエピソードとしては、自社の過失で取引先からの信頼を失いかけたときに、どのように対応してどのような結果となったのかを説明すると良いでしょう。

根気強さ、忍耐力

根気強さや忍耐力とは、困難があっても簡単に諦めずに向き合う力で、課題を解決していく力があることを指します。往々にして企業には、地道な努力が求められる課題があるものです。長期的な努力の結果、難しいだろうと思われたことを実現したというエピソードが向いているでしょう。

学び続ける力・努力する力、継続力

努力ができる・学び続けているというのも、一つの才能だといえます。新しいことを知り、取り入れようとすることには、エネルギーが必要です。企業が成長するためには、程度の差はあっても新しいものやことを導入していかなければなりません。従来通りの販売方法で売上が落ち込んでいた定番商品・サービスを、トライアンドエラーを重ねながら、新しいツールやデザイン、マーケティング手法を活用したことで大幅に売り上げを改善したなどのエピソードがあると伝わりやすいでしょう。

創造力

創造力とは、新しいアイデアや商品・サービス、または解決策を独自の視点や発想からつくり出す能力です。画期的な商品・サービスをつくり出す原動力となったり、従来とは異なる方法で課題を解決するなど、新しい価値を企業に提供することができます。創造力の説明には、ヒット商品・サービスシリーズを生み出すきっかけとなった企画・提案や、社内外の業務効率を大きく改善した施策の事例などが良いでしょう。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、目の前の相手や不特定多数の相手に対し、口頭や書面で円滑に意思疎通ができる能力です。共感力や自己表現力などが含まれます。コミュニケーション能力の高い人がいると、チームやプロジェクト内のやり取りがスムーズになり、業務効率が向上することが特徴です。例えば、クレーム頻度の高いお客様を担当し、丁寧なコミュニケーションを心掛け、優良顧客になっていただいた、社内外のメンバーで構成されるプロジェクトチームで調整役を果たしたなどのエピソードを取り上げましょう。

発信力

近年では、発信力の高さも強みの一つに挙げられます。発信力とは、情報や自分の意見などをわかりやすくかつ効果的に相手に伝える能力です。発信力がある人は相手の共感を呼び、理解や協力を得やすくなります。具体的には、前職で会社のSNSアカウントを運用しフォロワーを何人増やした、お客様の声をまとめ、社内の様々な部署に声掛けをして社内プロジェクトを立ち上げたといったエピソードがおすすめです。

傾聴力

傾聴力とは、相手の話に耳を傾け深く理解しようする能力を指します。言葉の奥にある感情や意図などに注意を払いつつ、相手のペースを尊重しながら話の前提や背景なども丁寧に聞いていく力です。傾聴力が高いと、お客様のお問合せの中にある、商品・サービスについてご要望や潜在的なニーズを把握できたり、プロジェクトの課題点について、メンバーごとの感じる問題点や温度差などを理解しやすくなります。ただし、聞くだけで終わりではなく、そこで得られた情報や課題、不満をどう解決し、説得できたら、次の仕事に活かせたか、といった問題解決能力や、マネジメント、リーダーシップと合わせて訴求することが肝心です。傾聴力を示したい場合は、こじれてしまった問題を当事者一人ひとりに話を聞いて和解させたといった具体的な事例を示すと良いでしょう。

交渉力

利害関係にある複数の立場の意見を調整し、互いに納得できる合意を形成する能力が交渉力です。ビジネスシーンでは、相手と利害が対立することは決して珍しくありません。そのような場面では交渉力のある人が重宝されます。一旦は決裂しかけた交渉をまとめ上げた、自社にとって不利な状況下での交渉でほぼ対等といえる条件を引き出したといった事例を挙げましょう。

協調性

チーム内にはたいていの場合、立場や能力、経験の異なる人がいますが、協調性に優れた人は、チーム全体への貢献のため積極的にメンバーと協力して目標達成することができます。協調性の高い人がチームにいると、与えられた目標の達成や課題を解決するスピードが上がります。協調性を強みとして訴求したい場合、年代も経験も異なるメンバーを集めたプロジェクトのリーダーとして、一人ひとりをフォローし、緊張を和らげ、チームとしてまとまりを持つまでにしたなどのエピソードが良いでしょう。

柔軟性

柔軟性とは、環境や状況の変化に臨機応変に対応する能力や、既存の方法にとらわれない視点や発想で考えたり、新しいものを受け入れたりする力を指します。企業には規則やルール、業務マニュアルなどがあり、それに則って事業活動が運営されていますが、業務の状況によっては打開策が必要になることもあるでしょう。そのような場合に役立つのが柔軟性です。基本は押さえながらも、固定概念にとらわれず、お客様に合わせて自分なりに工夫した結果、成果を上げた経験などを取り上げましょう。

堅実さ、慎重さ

堅実さや慎重さとは、慎重に物事を進めたり、リスクを最小限に抑えようとしたりする力です。新しい事業を始める際や、制度、ツールなど導入する際に、慎重な仕事運びをする人は信頼されます。例えば、新規事業における契約リスクを回避するため、開始時に必要な契約を協力会社と締結した経験や、高水準の品質が求められる商品・サービスの品質管理者として、事故なく何年間も維持してきた経験があれば、アピールしましょう。

専門スキル

プログラミングやデザイン、マーケティングなどの専門的なスキルは、積極的に自己PRに入れましょう。自分の実績や成果物を採用担当者や面接官に見てもらえるよう、ポートフォリオなどにまとめておくこととよいでしょう。

分析力

分析力とは、状況を冷静に見て判断できる力や、データなどの客観的な情報に基づいて論理的に考え行動できる能力です。感情や思い込みなどに左右されず、現状分析や将来予測ができる能力は、事業の運営や経営判断をサポートします。新商品の発売キャンペーンを現在の市場や過去の販売データ分析から企画立案し、成功させたなどの経験が適しているでしょう。

語学力

グローバル市場で戦う企業にとって、語学力のある人材は必要不可欠です。どの外国語をどのレベルまで習得しているのかわかるようにしておきましょう。語学検定や資格を取得しておくと、客観的に判断してもらいやすいです。例えば英語なら、英語を使ってできるのがメールや文書作成なのか、電話会議なのか、外国企業との交渉なのかといったレベル感に加えて、実績がわかると強みとしての説得力が増します。

チャレンジ精神

チャレンジ精神とは、失敗を恐れず新しいことに果敢に挑戦する勇気があり、組織の改善や成功を積極的に目指せる力です。堅実な経営を行っている企業でも、ときにリスクを取ってでも新しいことに挑戦しなくてはならないことがあります。そのようなときにチャレンジ精神のある人がいれば、物事は動き出しやすいでしょう。チャレンジ精神をアピールしたい場合には、新しい手法やツールの導入、半ば慣例化されていた習慣を打ちこわし、挑戦した結果成果を上げた実績をピックアップします。

強みを活用した、自己PR例文

書類を整理するイラスト

ここまで紹介してきた20の強み一覧を活用し、自己PRを作ってみましょう。ここでは、その参考となる自己PRの例文を5つご紹介します。

主体的行動力、課題解決力をアピールする場合

 

「私の強みは、自ら行動し、直面している課題を解決していくところです。プロジェクトやタスクが行き詰まった時、他にできることはないか?どうしたらこの状況を打開できるか?を考えて、解決策を提案し実行してきました。

ある時、お客様から、予算の関係でシステムの開発コストを2/3に圧縮してほしいというご依頼をいただきました。それまでもギリギリの状態でしたので、正直これ以上は厳しいと思いましたが、それはお客様も同じこと。

品質とコストのバランスを見直すため、エンジニアと何度も話し合いを重ねました。従来と同じように弊社がすべて開発をするのではなく、既存のクラウドサービスを一部導入し、お客様が自ら簡単なカスタマイズができるようにすることで、コストの圧縮を実現しました。

新しい方法ということで、当初は社内だけでなくお客様からも色よき反応がありませんでした。しかし、社内には継続受注の重要性や研修という新しいマネタイズ方法を訴え、お客様には外注に完全に頼らず自社でカスタマイズできる利点を伝えることにより、最終的に了承を得ました。

この経験を活かし、お客様と社内の要望を叶える解決策を常に考え提案していくことで、御社に貢献したいと考えています」

真面目さ、責任感をアピールする場合

 

「私の強みは、コツコツと地道に作業を積み重ねて目標まで到達できるところです。前職では経理課の主任を任されていましたが、メンバーとともに、与えられた期限までに目標の作業を完了させることを常に目指してきました。

作業量が多い時は、自分はもちろんのこと、分業できる人に割り振りながらこなすこともあります。経験の浅さや知識不足からミスが出てしまうメンバーもいましたが、どこでどのように間違ったのかを振り返り、同じようなミスをしないよう勉強すべきことを示し、再発防止策を一緒に考えて、ミスの発生率を下げ、スタッフ間の業務量の平準化をすすめました。

また経理システム導入を推進にも携わり、業務の効率化も進めました。システム導入の仕様書をまとめるという仕事は、初めての経験でしたが、無事に導入、運用を回せるところまでフォローし、通常業務にかかる時間を従来の8割程度に低減させました。これまでの仕事を通して培ってきた「やりとげる」という責任感を、御社で活かしていきたいと思います」

コミュニケーション能力、協調性をアピールする場合

 

「私の長所は人とのつながりを大切にして仕事ができるところです。前職では、プロジェクトリーダーとして進捗管理を担当していましたが、メンバーそれぞれの業務における得意分野、仕事の進め方の特長などを把握し、円滑に業務が進むよう柔軟に対応しながら業務の割り振りを行ってきました。

メンバーとできるだけまめにコミュニケーションを取るようにすることで、業務の進捗が滞りそうになったり、トラブルが発生しそうになったりした際には、芽が小さいうちに対処するようにしています。個々のメンバーの意見に耳を傾けながら、それぞれの課題の解決や目標の達成を助けるよう努めました。

この仕事の進め方は、幼少期に農家の祖父の手伝いをしていた経験が役に立っています。収穫時期になると手伝いに来てくれた近所の人たちと一緒に作業を行うことがあったのですが、それぞれに異なる相手の立場や状況を理解し、コミュニケーションを取りながら協力しあう考え方を学びました。

今後は、御社のチームの一員として皆さんと協力し合いながら仕事を行い、事業の成長に貢献したいと考えております」

継続性、粘り強さ、忍耐力をアピールする場合

 

「前職では営業として、目標達成が厳しい状況でも簡単には諦めず、打開策はないか?と粘り強く検討し、お客様の要望を極力かなえられるよう努力してきました。それが私の強みです。

ある時、お客さまから通常の3倍のご注文をいただいたことがありました。納期にもあまり余裕がなく、自社の通常の生産計画では、対応は難しいというのが当初の判断でした。しかし、お客様へすぐにお断りするのではなく、社内の生産計画や在庫の確認を行い、各部門の担当者に相談しながら具体的かつ実現性のある製造ラインの増産対応や、生産計画の見直しを社内へ提案。

当初、既存の計画変更に難色を示す部署もありました。しかし、3倍というインパクトやその後の受注予測など、具体的にメリットを伝えることで協力を得ることができ、お客様のご要望に応えるだけでなく、自社の生産ラインの効率化、生産性を上げることにも成功しました。

御社に入社できた暁には、御社とお客様の双方にメリットをもたらせるよう積極的にアクションし、誠意ある対応を続ける営業を目指します」

語学力、専門スキルをアピールする場合

 

「プログラミングもできるSEというのが、私の強みです。多くの場合、SEはお客様へのヒアリングに始まる要件定義やシステム設計といった上流工程を担当し、実際にコーディングをするのはプログラマーですが、作業に問題や遅延が発生した場合、自分自身がプログラマーとして稼働してきました。

お客様から受注したシステム開発の途中で、あるプログラマーが家庭の事情により、急きょ休職せざるを得なくなったことがありました。納期も迫っている中でエンジニア不足も重なり、ピンチヒッターとして作業を進めたのが私です。プロのプログラマーと同じようにはできませんが、基礎はあるので教えてもらいながら作業を進め、何とか納期に間に合わせることができました。なお、使用言語はJavaとPythonです。

システム開発の下流工程も理解しているため、コーディングまで視野に入れたシステム開発を提案できるのが強みだと自負しています。御社に入社できた暁には、その点を存分に活かして、お客様と御社のどちらにもメリットがある提案をしていきたいと思います」

強みの訴求の仕方 面接編

男性社員が女性と面接しているイラスト

強みを面接で問われたときは、どのような点に注意して、自分の強みを訴求したら良いのかを確認しておきましょう。押さえておきたいのは、面接官がどのようにあなたの強みを問うてくるかと、どのように回答するかという2点です。

面接での問われ方

面接官があなたの強みについて質問する際、「あなたの強みは何ですか」と聞いてくるとは限りません。
「自己PRしてください」と言われることもあるでしょうし、「これまでのキャリアで、あなたが誇りに思う実績とその成果を達成するために必要だったスキルや資質は何だと思いますか」と少しひねった聞き方をされることもあるでしょう。たとえ強みという言葉を使っていないとしても、このような問われ方をしたら、質問の狙いや回答して欲しい内容は同じです。

回答の構成の仕方

言葉や表現は違っても、強みに関する質問だとわかったら、準備しておいた回答を活用しましょう。質問に対する回答の仕方も面接官は注意深く見ていますので、回答の構成の仕方に注意を払いましょう。構成の基本形は、強みは何か(1.結論)を簡潔に伝えてから、それを裏付ける経験(2.理由または根拠)(3.具体的なエピソード)を続けることです。営業職の場合の例をご紹介します。

「私の強みは、根気強いところです。(1.結論)

今までどうやっても自社商品を取り扱うことに対して首を縦に振ってくれなかったお客様から、新規契約を取り付けた経験があります。(2.理由または根拠)

そのお客様にお伺いした当初は、競合他社と長いお付き合いがあることから、お断りしますの一点張りでした。門前払いで断られ続ける中、何度も粘り強く訪問し、半年かけてようやくお話を聞いてもらえるようになりました。そこで、自社商品の特徴や類似品にはない魅力、変更後の売上予測について客観的なデータに基づいてお話をさせていただきました。最初はあまり色良い反応が見られませんでしたが、しばらくして質問をいただいたことをきっかけに、私の話に耳を傾けていただけるようになりました。
そこから検討が始まり、細かい質問などにも素早く丁寧に答えていきました。お客様のペースで検討を重ね、1年半という期間を経て、最終的に乗り換えという決断をしていただくという結果につながりました。そこに至るまでに色々なことがありましたが、今では優良顧客としてお付き合いいただいています。(3.具体的なエピソード)」

履歴書・職務経歴書での書き方

履歴書・職務経歴書を選別するイラスト

面接ではなく、履歴書や職務経歴書で自分の強みを訴求したい場合、どのように書いたら良いのか見てみましょう。書類上では、文字数の指定がない場合は、コンパクトに強みをまとめて訴求するのが基本です。
例えば「800字程度」などの指定がある場合は、具体的なエピソードを加えて文字数を調整します。

履歴書の志望動機に盛り込む

履歴書の志望動機に強みを盛り込む場合、履歴書を見開き右下の「志望の動機・特技・好きな学科・アピールポイントなど」と書かれている自由記述欄に記載します。スペースが限られているため、強みをコンパクトにまとめなければなりません。強みの中でも、特に訴求したいものを選んで記入します。

例文1)
「私の強みは発信力です。前職では会社のSNSアカウント運用を任され、SNSを利用したキャンペーンなどでフォロワーを約500人から1万人まで増やしました。この経験を活かし、貴社に貢献したい所存です。」

 

例文2)
「チャレンジ精神と完遂力が私の強みです。前職では業務フローの効率化を図るべく、新しい制度やツールを導入しました。新規ツール導入時は、現状維持でも問題ない、新しいツール利用はかえって面倒という声もありましたが、社内アンケートを実施し、多くの人が懸念しているポイントを洗い出し、その対応策もマニュアル化しました。その結果、導入後2か月で所属部門の担当者全員が利用するようになり、作業時間を大幅に短縮できるようになりました。貴社でも現在の業務フローを理解・評価し、業務効率化をすすめ、さらにメンバーが新しいビジネスやサービスにリソースを割けるよう、貢献していきたいと思います。」

職務経歴書は自己PRに盛り込む

職務経歴書に強みを盛り込む場合には、自己PR欄に記載しましょう。職務経歴書の自己PR欄は、通常最後のページの最下部に設けます。見出しをつけるなどして、強みがわかりやすいよう工夫をしましょう。また、経歴の紹介が長くなり過ぎないように注意し、全体で1~2枚に収まるようにしましょう。

例文1)<論理的思考力>
「収集したデータや過去データの分析結果に基づいて、仮説を立てて検証し、新商品や販売促進キャンペーンを数々展開してきました。その結果、社内で過去最高売上を記録した経験があります。この経験を貴社の事業成長に活用させていただきたいと思います」

 

例文2)<マネジメント能力>
「〇〇部の課長職に就いていますが、3年前に新設された寄せ集めメンバーによる部署のため、当初はまとまりがありませんでした。そこで、一人ひとりとじっくり話し合いを重ね、本人の希望や得意不得意を踏まえて目標設定し、達成できるようサポートに徹したところ、2年目には約7割のメンバーが目標を達成できました。貴社でも誠実な対応でチームをまとめるマネージャーを目指します」

自分なりの強みを洗い出し、自身の市場価値を高める

ここまで、面接や履歴書・職務経歴書のための自己PRに盛り込む強みについて見てきました。誰にも、必ずその人ならではの強みがあります。しかし、中には自信がないという人やこれで良いのだろうかと不安になる人もいるかもしれません。

そのような場合には、無料で転職相談ができるキャリアドバイザーに相談してみましょう。転職エージェントを活用することで、あなたの転職が成功する可能性は一層高まります。

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この記事の監修者

パソナキャリア編集部

転職エージェントの視点から、転職活動の始め方、自己PRの作り方、面接対策や円満退職の秘訣まで、転職ノウハウをわかりやすくコラムでご紹介します。

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