スマートフォン版はこちら

面接で採用・不採用の結果がわかる?合否のサインや採用につながる対策を解説

面接で採用・不採用の結果がわかる?合否のサインや採用につながる対策を解説

中途採用の面接を受けた後、採用・不採用の連絡が来るまでは落ち着かないものです。連絡がすぐに来ないと、面接を思い出して「あれは不採用のサインだったのかもしれない」と不安に思ってしまう人もいるでしょう。

そこで今回は、面接官が面接中に出すことが多い採用・不採用のサインについてご紹介します。また、面接で不採用になってしまう原因や事前の対策についても解説しますので、ぜひ選考に臨む際の参考にしてみてください。

 

「面接結果の連絡が遅い=不採用」ではない

面接が終わって何日も結果を待っていると、不安になってしまうのは当然です。しかし、結果がなかなか来ないからといって、必ずしも不採用というわけではありません

面接結果の連絡が遅れてしまうことについては、企業側にさまざまな事情があります。たとえば、応募者が多いと選考期間が長くなりがちですし、上長の承認に時間がかかる会社もあります。また、転職希望者は平日の日中に仕事をしている人も多いので、面接の日程を夕方以降に指定する人が重なると、全員の面接を終えるまでに期間が長くかかってしまいます。

一方、何度か面接を重ねるうちに、だいたいの結果が予想できるようになることがあります。あらかじめ面接官が出すサインを知っておくことで、合否連絡を待つ間の不安が軽減されるだけでなく、次回への反省点が明確になり、面接官の反応を見ながら落ち着いて面接を進められるようになるでしょう。

合格が期待できる採用サイン

「採用サイン」の多くは、面接官からの質問内容によって読み取れます。面接官の言葉に注意深く耳を傾けてみましょう。

入社可能日を聞かれる

わかりやすい採用サインの例は、入社可能日に関する質問です。面接の時点で不採用にする予定の応募者に、入社可能日を聞くケースは少ないと考えられます。

具体的な職務内容や勤務地などの希望を聞かれる

面接中に具体的な職務内容や勤務地の希望を面接官から聞かれたら、採用の可能性が高まっていると考えられます。入社後に関する質問は、会社が配属先を検討していると考えられるからで、入社可能日の質問と同様、不採用にする予定の人にはあまり尋ねない質問です。

面接時間が予定よりも長い

面接時間が予定より長くなったときも、合格が期待できる採用サインです。面接時間が長くなるのは、面接官が興味を持っているからで、もっと応募者の話を聞きたいと思っている可能性があります。

次の面接のアドバイスをもらえる

面接官から次の面接のアドバイスをもらえたら、それも有力な採用サインです。応募者にアドバイスをするということは、面接官が応募者を入社させたいと考えている可能性があるからです。「次は、自己PRをもう少し簡潔にしたほうがいいですよ」「もう少し入社後のキャリアプランを明確にしたほうがいいですよ」などと具体的なアドバイスをもらえたら、次の面接までに改善できるようにしておきましょう。

自社の魅力を伝えてくる

面接官が自社の魅力をアピールしてきたときは、採用に前向きな気持ちの表れと言えます。面接官も内定を出す人には、内定承諾をしてほしいと考えます。そのため、面接時に興味をもった応募者に対しては、会社の成長性、社内の良い雰囲気、希望する業務に携わることができる点などを伝え、入社してもらうための努力を行うからです。

面接官が出す不採用サイン

面接官の態度や会話の内容によっては、不採用の可能性が高まっているケースもあります。本章では、面接官の出す不採用サインの代表例について解説します。

面接時間が短すぎる

面接官の採用意欲が高まっていれば、応募者に対して聞きたいことや確認したいことが増え、面接時間も自然と長くなるはずです。つまり、面接時間が極端に短かった場合、企業側の採用意欲が低くなっている可能性があります。ただし、面接官がすでに応募者の魅力を十分引き出せたと感じた場合は、面接時間が多少短くなることもあるでしょう。面接官の態度や会話の弾み方なども含めて、不採用のサインかどうかを判断する必要があります。

興味のなさそうな態度を示す

目の前の相手を採用したいという前向きな気持ちは、面接官の態度にも表れるものです。逆にいえば、面接官の関心が薄そうな場合、不採用になる可能性があります。例えば、目線がまったく合わなかったり、一切メモを取っていなかったり、声色がトーンダウンしたりする場合です。また、応募者の発言に対して面接官からの追加質問がないケースも、すでに採用意欲が薄くなっており、深掘りの必要性を感じていない可能性があるでしょう。

仕事に関係のない話題ばかりになる

本来面接というのは、「応募者が社員として活躍してくれそうか」を見極める場です。そのため、面接では仕事に関する話題が中心になります。逆に仕事と無関係の話題ばかりだった場合、企業は応募者を社員候補としては見ておらず、採用意欲も低い可能性があります。趣味やプライベートの話ばかりで終始和やかに面接が進んだ場合、「企業に対して良い印象を残したまま面接を終えたい」という面接官の気持ちが表れているかもしれません。

逆質問がない

逆質問とは、求職者から面接官に対する質問のことをいいます。面接の終盤や最後に、面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれることが一般的です。このように企業側がわざわざ逆質問の時間を設ける背景には、応募者の不安をケアしたり、自社のさらなるイメージアップを図ったりする狙いがあります。つまり、逆質問がない場合は面接官の採用意欲がすでに薄くなっており、情報開示の必要がなくなった可能性があるということです。

選考過程についての話がない

応募者が次の面接予定や選考結果の連絡日について尋ねた際、面接官が「来週か再来週には連絡します」「多分、メールで届くと思います」などと曖昧な返答をした場合は不採用サインかもしれません。一般的に採用予定の人材に関しては出社日や次の選考日を決める必要があるため、「週明けの月曜日までにご連絡します」のように日程が具体的に示されます。不採用の連絡は採用予定者より後回しにされやすいため、期日が曖昧になりがちです。

面接官の不採用サインに気づいたらどうする?

面接中に面接官の不採用サインに気づいてしまった場合、どのように対応すればいいのでしょうか。本章では、不採用サインに気づいたときの対処法について解説します。

過度に気にし過ぎないことが鉄則

面接官のサインはあくまで傾向や可能性の一つなので、確実に採用・不採用につながるわけではありません。面接官によっては採用・不採用にかかわらず、会話があまり続かなかったり、無表情だったりすることもあります。そのため、面接官の不採用サインに過剰反応することなく、参考程度にとらえて選考に臨むことが大切です。

落ち着いたコミュニケーションを意識する

不採用サインを気にしすぎると、「挽回しなければ」と力んでしまい、受け答えがぎこちなくなる可能性もあります。だからこそ、面接では面接官のサインに気づいても、落ち着いてコミュニケーションを取ることが肝心です。焦らず自分のペースで、強みや貢献意欲をアピールすることをおすすめします。受け答えがちぐはぐになっていると感じたら、面接官からの質問の意図をあらためて整理し、それに沿った回答をするよう意識しましょう。

逆質問の場でアピールするのも有効

面接中に自分の強みをうまく伝えられなかったと感じたら、逆質問の場で追加のアピールをするのも有効です。

例えば、「現在自己研さんに励んで○○の資格取得を目指しておりますが、御社で活かすことは可能でしょうか」のように、自身の強みや努力を絡めながら、入社意欲の高さを伝えるのも一つの方法です。また、企業理解の深さを示せるような逆質問も、好印象につながる可能性があります。例えば、「挑戦を重んじる社風が御社の特徴だと感じておりますが、新規事業のアイデアを提案できる機会や制度などはありますか」のような質問です。

ただし、休日の日数や手当の種類など、ホームページで調べればわかるような内容を聞くと、リサーチ不足が伝わってしまいます。事前に企業研究をしたうえで聞きたいことを用意しておくと、逆質問に臨みやすいでしょう。

面接で不採用になる原因

そもそも面接では、どのような原因で不採用が決まるのでしょうか。本章では、面接で不採用になる主な原因について解説します。

面接でのマナーが守れていない

面接において、第一印象は非常に重要です。その点、面接時のマナーが守れていない場合、面接官からの評価は当然低くなってしまいます。例えば、服装・髪型がTPOに合っていなかったり、時間を守れなかったりすると不採用の可能性が高まるでしょう。また、言葉遣いが丁寧でない場合も、面接官から違和感を持たれかねません

受け答えがかみ合っていない

面接では会話の受け答えを通じて、コミュニケーション能力をチェックされることが一般的です。そのため、面接官の意図にそぐわないちぐはぐな回答をしてしまうと、評価が下がりかねません。事前に面接練習をして、受け答えに慣れておくことが必要でしょう。十分な面接練習ができていないと、質問に込められた意図を理解できなかったり、うまく答えを言語化できなかったりという事態に陥ってしまい、不採用につながってしまいます。

スキル・価値観が企業とマッチしない

不採用の大きな原因として、スキルや価値観のミスマッチが挙げられます。たとえ自分のスキルや経験、価値観などをアピールしても、それが企業側の必要としている人材像とマッチしていない場合、採用にはなりません。「応募先の企業理念と自分の考え方は合っているか」「応募先の事業が発展するために、自分に発揮できるスキルは何か」という視点が不可欠です。万が一企業理解が十分でない場合、アピール方法を見誤ってしまいます。

面接で不採用にならないための対策“4選”

面接で不採用にならないためには、事前に十分な選考対策を施してから臨むことが大切です。本章では、面接で準備しておくべき4つの対策について解説します。

面接の流れを理解する

面接当日の緊張を防ぐためには、事前に面接の流れを頭のなかでイメージしておくことが重要です。例えば、持ち物や会場への集合時間、入室時の挨拶や座り方、お礼の言い方などを具体的に想定しておきましょう。面接の流れが頭に入っていれば、面接でも自然と適切な行動をとれるようになります。また、面接当日は余裕を持って15分前には会場へ到着しておくと、より落ち着いた状態で面接官とのコミュニケーションに臨めるでしょう。

※面接当日の一般的な流れについて詳しくは、『面接の傾向と対策』の記事をご覧ください。

面接のマナーを身につける

できるだけ不採用のリスクを減らすためには、面接時のマナーを事前に理解し、身につけておくことが大切です。具体的には、面接に合う服装や髪型、適切な言葉遣い、話すときの姿勢などを知ったうえで面接に臨むと、面接官からの印象も良くなります。また、面接で使う敬語や言葉遣いは、とっさには出てこないものです。そのため、友人や知人、転職エージェントの力も借りながら、模擬面接で受け答えを練習しておくこともおすすめします。

※面接時のマナーについて詳しくは、『今さら聞けない面接マナー 入退室、座り方、NGポイントまで流れに沿って解説』の記事をご覧ください。

質問を想定して回答を考えておく

面接では、必ずと言っていいほど聞かれる質問もあります。特に志望動機や転職理由、長所・短所、今後のキャリアプランなどは話題に上がる可能性が高いでしょう。そのため、あらかじめ質問に対する解答を用意し、口に出して練習しておくことも大切です。事前に答え方をイメージしておけば、突然の質問に焦る心配もありません。

※想定される質問や回答の考え方について詳しくは、『書類選考を突破すると待っている面接。徹底的な面接対策で内定を』の記事をご覧ください。

入念に企業研究する

面接での評価を高めるには、入念な企業研究も欠かせません。応募先の企業理念や経営戦略、ビジネスモデルを深く知っておけば、各職種に求められる役割やスキルも想定しやすくなります。企業から必要とされる人材像がわかれば、それにマッチするような強みをアピールできるようになるでしょう。企業ホームページや採用ページ、業界誌、プレスリリース、新聞、転職エージェントの情報などをもとに、企業理解を深めておくことが大切です。

※企業研究の方法について詳しくは、『企業研究のコツ・やり方』の記事をご覧ください。

面接対策を万全にするためには、転職エージェントに相談を

面接官が出す不採用のサインとして、「面接時間が極端に短い」「逆質問がない」などが挙げられます。ただし、これらのサインはあくまで可能性の一つなので、過度に気にしないことが肝心です。面接では落ち着いて面接官の質問に答えつつ、自分のペースでアピールするよう意識しましょう

また、面接で不採用にならないよう、入念な面接対策をしておくことも重要です。想定される問答を事前にイメージし、回答を言語化しておけば、面接当日にスムーズに答えられるようになるでしょう。

しかし、自分一人で実際の面接をイメージし、練習をするのは難しいかもしれません。そこで活用したいのが、転職エージェントです。転職エージェントに登録すれば、転職コンサルタントが、面接での受け答えやルールなどを模擬面接で丁寧にレクチャーしてくれます。また、転職コンサルタントのアドバイスを受けながら、想定される質問の答えも一つひとつ言語化することが可能です。自信を持って転職活動に臨みたい場合は、ぜひハイクラス向け転職エージェントのパソナキャリアへご相談ください。

登録3分!無料転職サポート

転職成功に向けた親身なキャリアカウンセリングと最適な求人情報を無料で提供。専任のプロがあなたの転職をサポートします。

おすすめ記事

年収800万円以上、年収アップ率61.7%

ハイキャリアの転職に特化したコンサルタントが、最適なポストを提案します 

仕事のやりがいは何ですか?
今の仕事で満足な点と変えたい点はありますか?
あなたにとってのワークライフバランスとは?
パソナキャリアはあなたのキャリアを相談できるパートナーです。キャリアカウンセリングを通じてご経験・ご希望に応じた最適な求人情報をご案内します。