【期待する役割】同社のリチウム電池材料部にて、固体電解質の製品物流網の構築と物流管理をになっていただきます。主な業務は、自動車メーカー向けの電池材料の物流企画・管理がメインとなります。ご経験とご志向性に応じて、チームリーダー等の部門内の推進役割をお任せいたします。【募集背景】現在、同社の固体電解質の開発フェーズは実証実験からサンプル品の開発を行っております。数年後の量産化を見越して、サプライチェーンの1からの構築、物流会社や輸送ルート、方法などの戦略企画が必要となってきます。今後事業の拡大に伴い、同社の注力事業の物流網強化の為の募集です。【ミッション】■全固体型リチウム電池材料の物流体制の構築を進めるとともに、受注、物流・車両手配や出荷業務を担う現場への出荷指示など物流管理業務の実務を担って頂きます。■現在は開発段階のサンプル品の輸送のみとなりますが、ゆくゆく想定される物量の増加や安定出荷のためのサプライチェーン構築がミッションです。【具体的な職務内容】・固体電解質の物流網及ぶ物流管理体制の構築、立上げ・構築した物流網、管理体制の運営【配属先】リチウム電池材料部 リチウム技術課 生産管理T<高機能材メーカーとしての出光興産>本テーマの研究を開始してから10年以上、高機能材メーカーとして電池材料の開発に取り組んでいます。硫化物系固体電解質等に関する特許出願はトップレベルの件数を出願、保有しています。次世代技術研究所の他、生産技術センター、知的財産部の精鋭が集結して、2018年7月にリチウム電池材料室を新設し、全固体リチウムイオン電池材料の開発、事業化を目指しています。<次世代のエネルギー開発への挑戦>リチウムイオン電池向けの電解質として、現在は液体(有機溶媒)が使用されていますが、この電解液を固体電解質にするという挑戦をしています。今後ますますのニーズが見込まれているリチウムイオン電池は、EVのみならず産業機械などの汎用性も高い一方で、安全性やエネルギー密度などに課題があります。全固体リチウムイオン電池の実現はこの課題を克服できる可能性があり、弊社が手掛けた技術が社会で広く使われる社会に貢献していくことを目指しています。<EV用全固体リチウムイオン電池の基盤技術確立を目的としたプロジェクトに参画>本プロジェクトは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進するもので、日本がEVで世界をリードすることを目的とし、全固体リチウムイオン電池をいちはやく実用化し、EVへの搭載をオールジャパンで推進するプロジェクトです。<リチウム電池材料部のミッション>■出光興産の次世代事業創出リチウム電池材料部は、EVのキーデバイスとなる次世代電池(全固体リチウムイオン電池)の主要素材に用いられる固体電解質の開発を進め、市場投入を目指しています。■目指すは全固体リチウムイオン電池素材の開発・事業化これまでの事業展開から得た技術ノウハウとして、石油精製で蓄積してきた硫化水素のハンドリング技術や石油化学製品への応用技術が当社の強みです。全固体リチウムイオン電池の実用化・量産が急がれており、特にEV関連のマーケットは拡大予測されており、安全性・耐久性・航続距離の向上に応えられる電池材料の研究開発を実施しています。<開発拠点である開発センター>■開発拠点は千葉県袖ケ浦市にあるリチウム電池材料部開発センター。コーポレート研究所である次世代技術研究所と同じ敷地にあり、次世代技術研究所の各研究室や生産技術センター等と連携、コラボレーションしながら、材料の開発、製造技術の開発、プロセス開発に取り組んでいます。2021年11月には、千葉事業所内に固体電解質の商業生産に向けた実証設備を設置して稼働を開始し、早期事業化を目指しております。