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どのような業界・職種にも繁忙期があるように、人事にも繁忙期があり、ときには残業が必要となる時があります。人事の平均的な残業時間や繁忙期を把握しておくことで、今後の働き方やキャリアも考えやすくなるでしょう。転職活動においても、残業時間の多寡を企業選定の基準のひとつとしておけば、いざ仕事を始めたときにギャップが少なくて済みますし、プライベートとの両立もイメージがしやすいです。
今回は、人事の平均的な残業時間や繁忙期や忙しさの要因となる業務などについてご紹介します。人事としての今後のキャリアや転職を考えている方は、ぜひご参考にしてみてください。
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<目次>
結論からいうと、人事は比較的残業が少なく、お休みもしっかりとれる職種です。平均だと月30時間前後と考えてください。
もちろん、人事と一口にいっても採用や教育・研修、給与計算や社会保険料の算定、制度の企画立案など担当する業務はさまざま。繁忙期にあたる時期は慌ただしいですし、会社の規模や社員数によっては個々が受け持つ業務量も変わるため、ときには残業が重なることもあるかもしれません。
しかし、労務管理(給与・福利厚生計算、安全衛生管理、社員の諸手続きの管理 など)についてはルーティン業務も多いのでスケジュールが立てやすく、仕事とプライベートの両立はしやすいといえます。
加えて、長時間労働を削減しようという取り組み(働き方改革)が活発化したことで、多くの企業で人事部を中心に環境改善・業務改善が進められています。こうした取り組みもあり、今後も人事の残業時間や休日出勤が増える可能性は低いといえるでしょう。
人事には、年に5回、月に1回、繁忙期があります。
年に5回の繁忙期 例)3月決算企業 |
新卒・中途採用の活動時期 新入社員の入社時期(4月) 査定・昇給の時期(3月・4月) 社会保険料算定の時期(6月末〜7月上旬) 年末調整の時期(12月) |
---|---|
月に1回の繁忙期 (労務兼任の場合) |
給与計算の時期 |
採用業務と労務業務は年間でスケジュールが決まっているため、繁忙期が明確です。人事の仕事はミスが許されないため、何度も繰り返し見直したり、複数人の目を通したりといったチェック業務が多くあります。また、手続きの書類作成・届出など期日が決まっているものがあるなど、繁忙期は業務量が増えるため、残業などをしながら進めることも少なくないでしょう。
前段にて繁忙期についてご説明しましたが、実際にどのような業務を行っているのでしょうか。ここでは、繁忙期に行われる人事の業務についてご紹介します。
1月ごろから新卒採用の業務は繁忙期となります。3月に解禁される説明会、6月に解禁される選考に向けての準備が始まります。
また、人事は本格的な採用活動が始まる前から予算を確保したり、採用スタッフを手配したり、スケジュールを決めたりと慌ただしくなるでしょう。
また、採用業務でも新卒採用か中途採用かによって繁忙期は異なります。場合によっては出張がありますし、採用が年間計画によるものか、急な人員補充のためのスポット対応かによっても繁忙期・閑散期の時期は変わってくるでしょう。
賞与算定や昇給のための査定も人事の仕事です。
賞与、昇給は従業員のモチベーションに直結するため、正確性・公平性を持って業務にあたらなくてはなりません。場合によって従業員とも面談を行い、評価基準に基づいて正しい目で査定を行います。
社会保険の算定基礎届の準備を行うため、提出期限にあたる7月の直前は慌ただしくなります。 企業では、毎月従業員の給料から天引きして社会保険料を納付しています。社会保険料の金額は、従業員一人ひとりの賞与や給与などから決定される「標準報酬月額」に「保険料率」をかけることで算出されますが、この標準報酬月額の決定に必要なものが「算定基礎届」なのです。
毎年6月に送られてくる算定基礎届に、従業員に支払った4月・5月・6月の3ヶ月間の報酬(賞与・給与)を記載し返送します。社会保険に加入しているすべての従業員が対象となるため、準備期間は慌ただしくなります。
年末調整に関する資料や書類の準備のため、10月末または11月ごろから12月にかけて忙しくなります。年末調整では、生命保険などの控除証明書や住宅ローン控除に必要な書類を従業員一人ひとりから受け取らなくてはなりません。それらを期日内に提出するようアナウンスを行いながら、不備のない資料を作成するため、多くの手間と時間を要します。
月に一度の給与計算では、基本給だけでなく、各種手当や控除なども処理しなくてはなりません。全従業員分を行わなくてはならないので時間がかかるほか、ミスが許されないため何度もチェックを行いながら慎重に進める必要があります。
人事の詳しい仕事内容を知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。人事に向いている人の特徴や必要なスキルも解説しています。
人事は、社内外問わず人と関わる業務であるがゆえに大変だと感じることもあるでしょう。人事業務における大変さをまとめました。
人事は、企業活動を支えるために従業員を生かしたり、働く環境を整えたりする業務であるため、さまざまな従業員とコミュニケーションをとります。その中で、従業員の意見や不満は人事へと向けられることもあるでしょう。
例えば、配属や査定に不満を持っている従業員は、人事担当者に怒りを向けるかもしれません。その不満を上の役職者や経営層に伝えるにあたっても、気苦労があるはずです。また、勤怠について注意したり、評価シートの提出を催促したりと決められたルールに則って正しく業務を遂行しても、ときに疎まれてしまうこともあるかもしれません。
人と関わる以上、個人の様々な感情に晒されることも少なくないため、そうしたことが積み重なりストレスに感じてしまうこともあります。
就活生や求職者、従業員などの個人情報を扱う人事は、情報漏えいに注意して業務を行う必要があります。機密情報の徹底した管理や、仮に取り扱いを間違えてしまった時の対応などに神経を使う職種だと言えるでしょう。昨今では、コンプライアンス順守の意識が高まっており、小さなミスが会社全体や社会全体に影響を与えることもあるかもしれません。 また、ただの雑談のつもりで口にしたことが「情報を漏らしている」「口が軽い」といった捉えられ方をされることがあるかもしれません。
「Aさんは○○部の在籍が長いんだね」というと、それを聞いた方が「Aさんは○○部から異動になるかもしれないんだ」と解釈し、別の人に話してしまう。
「Bさんは頭の回転が早くてすごい」など、接してみて感じた印象を口にしたら「人事の○○さんがBさんの適性検査の結果を話していた」と歪曲されて伝わってしまう。
ほかの職種なら世間話程度で済むことも、人事の場合は社員の個人情報に関わる業務を行っているため、誤解を招く可能性があります。「自分の発言がトラブルの火種になるかもしれない」という自覚をもって発言には注意する必要があるでしょう。
人事の仕事は大変やこともありますが、やりがいも大きな仕事です。将来のキャリアパスをイメージして、目標をつくることで日々の業務のモチベーションもあがるでしょう。人事のキャリアパスに関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。
人事は比較的残業が少なく、平均だと月30時間前後ほどになります。しかし、担当業務によっては繁忙期があり、繁忙期にはどうしても残業が増えるかもしれません。また、社内外の方と関わる機会が多いため、大変だと感じることもあるでしょう。 しかし、人事は従業員をサポートする大切な仕事であり、企業成長の要となる部署です。大変な分、やりがいや誇らしさを強く感じられるはずです。
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