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<目次>
履歴書のメール送付は便利な反面、ファイルを添付するだけでは応募者としての配慮が伝わりにくいものです。基本マナーを押さえたうえで、相手の受け取りやすさを意識することが、選考の入り口で差をつけるポイントになります。ここでは、送信前に確認しておきたい6つの基本マナーを順番に見ていきましょう。
応募先企業から送付方法の指定がある場合は、その指示に従うのが大原則です。「履歴書はPDFで送付してください」「件名には応募職種を明記してください」など、企業によって細かなルールが設定されている場合があります。指定を見落としたまま送ってしまうと、それだけで注意力の不足と判断されかねません。送付前には必ず求人情報やメールの文面を読み返し、指示を正確に把握しましょう。
応募書類を送るよう依頼されたら、できる限り早く送付することが好印象につながります。ハイクラス転職では、選考のスピード感が志望度の表れと受け取られるケースもあります。目安としては、依頼を受けてから24時間以内、遅くとも2〜3営業日以内の送付が望ましいとされる場合が多いです。準備に時間がかかる場合は、「◯日までにお送りします」と一報を入れるだけでも丁寧な対応として評価されます。
メールの送信時間にも配慮が必要です。深夜や早朝、休日に送られたメールは、受け取った側に違和感を与える可能性があります。一般的には、平日の営業時間内(9時〜18時頃)に送るのが無難とされています。どうしても時間外にしか作業ができない場合は、メールソフトの予約送信機能を活用して、翌営業日の朝に届くよう調整するとよいでしょう。
履歴書のファイル形式は、PDFが基本です。WordやExcelのまま送ると、受け取り側の環境によってレイアウトが崩れる可能性があります。また、編集可能な状態のまま送るとセキュリティ面でも好ましくありません。PDFに変換すれば、どの環境でも同じ見た目で開けるうえ、内容を編集されにくくする効果も期待できます。
ファイル名は、受け取った採用担当者が一目で内容を判別できるようにつけます。「履歴書_○○○○.pdf」「○○○○_履歴書.pdf」のように、書類の種類と氏名を入れるのが基本です。「rirekisho.pdf」や「新規文書1.pdf」といった汎用的なファイル名は、整理がしづらく、印象も良くありません。複数の応募書類を送る場合は、「職務経歴書_○○○○.pdf」のように、それぞれ統一した命名ルールでそろえましょう。
送付マナーを押さえたら、次は実際の送信手順です。流れを4つのステップに分けて整理すると、抜け漏れやミスを防ぎやすくなります。ここでは、PDF変換から最終チェックまでの一連の流れを順番に見ていきましょう。
WordやExcelで作成した履歴書は、PDFに変換してから送付します。Microsoft Wordの場合は「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選び、ファイル形式を「PDF」にして保存すれば変換完了です。スマートフォンで作成した場合も、各種アプリのPDF出力機能を活用してPDF化しておきましょう。
PDF化した履歴書をメールに添付します。複数の書類を送る場合は、圧縮せず1ファイルずつ添付するのが基本です。添付後は、ファイル名と添付漏れがないかを必ず確認しましょう。ファイルサイズが大きすぎる場合(一般的に5MB以上)は、クラウドストレージのURLを案内する方法も検討します。
本文には、宛先・あいさつ・用件・締め・署名を順序立てて記載します。詳しい書き方は後述しますが、簡潔かつ必要な情報がそろった文面を心がけます。
送信前には、以下の項目を最終確認します。宛先のメールアドレスが正しいか、件名は適切か、添付ファイルがついているか、本文に誤字脱字はないか、署名が入っているか。一度送信したメールは取り消せません。確認を怠らないことが、信頼される応募者への第一歩です。
メール本文は、ビジネスマナーを踏まえた構成で作成するのが基本です。件名から署名まで、それぞれのパートに役割があり、押さえるべきポイントも異なります。ここでは、4つのパートに分けて書き方の要点を確認していきましょう。
件名は、メールの内容が一目で分かるように簡潔に書きます。「応募の件/氏名」や「○○職応募書類送付の件/氏名」のように、用件と氏名を入れるのが基本です。
「はじめまして」「お世話になります」のようなあいさつを件名に入れるのは避けましょう。採用担当者は毎日多くのメールを受け取っており、件名だけで内容を判別できる形にすることが配慮になります。
本文の冒頭には、宛先と簡潔なあいさつを記載します。
担当者名が分からない場合は「採用ご担当者様」とします。
用件は簡潔にまとめます。「○○職に応募させていただきたく、履歴書を添付しております。ご査収のほどよろしくお願いいたします」のように、何のためのメールかを冒頭で明示します。志望動機や自己PRを長々と書く必要はありません。それらは履歴書本体や職務経歴書で伝える内容です。
本文の最後には、締めの一文と署名を入れます。
署名は、毎回手入力するよりもメールソフトに登録しておくと、抜け漏れを防げます。
実際に送る場面では、応募の状況によって件名や本文の書き方が変わってきます。ここでは、典型的な3パターンの例文を紹介します。ご自身の状況に合わせて活用してください。
件名:○○職応募の件/履歴書添付/氏名
株式会社○○
人事部 採用ご担当者様
初めてご連絡いたします、○○○○と申します。
貴社の求人情報を拝見し、○○職に応募させていただきたく、履歴書と職務経歴書を添付いたしましたので、ご査収のほどよろしくお願いいたします。
ご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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□□□□□
〒※※※-※※※※
東京都※※区※※-※-※
TEL:090-※※※※-※※※※
Mail:※※※※※@※※.com
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件名:応募書類提出の件/履歴書添付/氏名
株式会社○○
人事部 ○○様
お世話になっております、○○○○です。
先日はご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
ご指示いただきました応募書類を添付いたしましたので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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○○○○
〒※※※-※※※※
東京都○○区○○※-※-※
TEL:090-※※※※-※※※※
Mail:※※※※※@※※.com
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件名:○○職応募の件/応募書類ご案内/氏名
株式会社○○
人事部 採用ご担当者様
初めてご連絡いたします、○○○○と申します。
貴社の○○職に応募させていただきたく、応募書類をご用意いたしました。
ファイルサイズの都合により、クラウドストレージにて共有いたします。
下記URLよりダウンロードをお願いいたします。
▼履歴書・職務経歴書
https://example.com/xxx
ダウンロード期限は○月○日までとなります。
ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。
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○○○○
〒※※※-※※※※
東京都○○区○○※-※-※
TEL:090-※※※※-※※※※
Mail:※※※※※@※※.com
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履歴書には個人情報が多く含まれるため、送付方法にも配慮が必要です。近年は、パスワード付きファイルをメールで送る「PPAP方式」が政府機関を中心に廃止が進んでおり、メール添付以外の手段が広がっています。基本的にはGoogleドライブなどのクラウドストレージにアップロードし、URLを共有する方法のほうが安全性は高いでしょう。
ただし、応募先企業から添付ファイルでの送付を指定された場合は、以下のいずれかの方法でパスワードを設定したうえで送信します。
Microsoft Wordでは、名前を付けて保存する際にPDF形式を選び、「オプション」から「ドキュメントをパスワードで暗号化する」にチェックを入れることで、パスワード付きPDFを作成できます。
Adobe Acrobat公式サイトでは、既存のPDFファイルにパスワードを設定できる無料のオンラインサービスを提供しています。ファイルをアップロードし、任意のパスワードを設定すれば、保護されたPDFをダウンロードできます。ただし、機密性の高い書類をアップロードする際は、サービスの信頼性を十分に確認したうえで利用しましょう。
Gmailには「情報保護モード」という機能があり、メール送信時に受信者側のコピー・転送・ダウンロード・印刷を制限できます。有効期限の設定やSMSパスコード認証も可能で、セキュリティ性を高めたい場面で選択肢に挙がる方法です。パソコン・スマートフォン双方から利用できます。受信者がGmail以外(Outlook等)の場合は、メールに記載されたリンクから内容を閲覧する形式になるため、表示や操作の仕方が変わる点は理解しておきましょう。
パスワードを設定する場合は、推測されにくい文字列にします。以下を目安にしましょう。
設定したパスワードは、メモ帳などに一時的に控えつつ、送信後は速やかに削除しましょう。
応募先企業からの指定でパスワード付きファイルを送る場合、ファイル本体とパスワードを2通のメールに分けて送るのが従来の慣習です。前項で触れたとおり、近年はクラウドストレージでの共有が推奨される傾向にありますが、指定があった場合に備えて文面例を確認しておきましょう。
件名:応募書類提出の件/履歴書添付/氏名
株式会社○○
人事部 ○○様
お世話になっております、○○○○です。
ご指示いただきました応募書類を添付いたしましたので、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
なお、ファイルにはパスワードを設定しております。パスワードは別メールにてお送りいたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。
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□□□□□
〒※※※-※※※※
東京都※※区※※-※-※
TEL:090-※※※※-※※※※
Mail:※※※※※@※※.com
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件名:応募書類提出の件/パスワードの連絡/氏名
株式会社○○
人事部 ○○様
お世話になっております、○○○○です。
先ほどお送りいたしました応募書類のパスワードをお伝えいたします。
▼パスワード
○○○○○○○○
ご確認のほど、よろしくお願い申し上げます。
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□□□□□
〒※※※-※※※※
東京都※※区※※-※-※
TEL:090-※※※※-※※※※
Mail:※※※※※@※※.com
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メール送信は一度実行すると取り消せません。送信ボタンを押す前に、宛先・件名・添付ファイル・本文・送信時刻といった項目を漏れなく確認することが、トラブルを防ぐ最後のセーフティネットになります。ここでは、押さえておきたい9つのチェック項目を一覧で整理します。
一つずつ指差し確認するような気持ちで、丁寧にチェックすると安心です。
ここまで基本マナーや手順を見てきても、実際に送る場面では細かい疑問が出てくるものです。スマホからの送信可否や、送信後のフォロー対応など、よく寄せられる5つの質問について順番にお答えします。
スマホからの送信自体は問題ありません。ただし、PDFのレイアウトが崩れていないか、添付ファイルが正しく開けるかは事前に確認しましょう。可能であれば、PCから送信するほうが文面のチェックやレイアウト確認がしやすく、ミスを減らせます。
基本的には不要です。応募先から「送信後に電話連絡を」と指定があった場合のみ、指示に従いましょう。不要な電話連絡は、相手の業務を妨げる可能性があります。ただし、応募期限が迫っているタイミングで送った場合や、返信が長らく来ない場合は、確認の連絡を入れても問題ありません。
書類送付の依頼を受けてから、できるだけ早く送るのが原則です。目安としては、24時間以内が望ましいとされるケースが多いです。ただし、現職やプライベートの都合などでどうしても時間が取れない場合も、2〜3営業日以内に送付するようにしてください。すぐに送付できない事情がある場合は、「◯日までにお送りします」と一報を入れる配慮が大切です。
送信後にミスに気づいた場合は、速やかに訂正のメールを送ります。本文冒頭で簡潔におわびし、正しい内容または添付ファイルを改めて送付しましょう。言い訳を長々と書くよりも、迅速で丁寧な対応のほうが誠実さが伝わります。
送信後、1週間以上たっても返信がない場合は、確認のメールを送っても問題ありません。メールの到達確認を兼ねて、「先日お送りした応募書類は無事届きましたでしょうか」と丁寧に尋ねる文面にしましょう。督促のような印象を与えないよう、あくまで確認のトーンで送るのがポイントです。
履歴書をメールで送るという行為は、単なる書類提出ではなく、応募者のビジネスマナーや配慮の細やかさを示す機会でもあります。特にハイクラス転職では、メールの文面や送付タイミングの一つひとつが、候補者としての印象を左右します。本記事で紹介した基本マナーを押さえて、丁寧な応募を心がけましょう。
「履歴書をメールで送るのは初めてで、件名や本文の表現にこれでよいのか自信が持てない」「PPAP廃止の流れのなかで、応募先にどう送るのがベストなのか判断に迷う」――履歴書のメール送付には、書類そのものの内容だけでなく、送り方の細かなマナーまで気を配るべきポイントが多くあります。書類の内容と送付マナーの両方を、ひとりで完璧に整えるのは思いのほか難しいものです。
パソナキャリアでは、キャリアアドバイザーと書類添削専門スタッフが連携し、応募先企業の特色を踏まえた丁寧なフィードバックをお届けしています。他社のエージェントで添削を受けたものの書類選考が思うように通らなかった方が、パソナキャリアでの添削を経て通過率が上がったケースもあります。書類の内容そのものはもちろん、メール送付時の文面のご相談にも対応できる体制を整えています。
「具体的な書類の添削をお願いしたい」というご相談はもちろん、「何から手をつければいいかわからない」段階のご相談も歓迎しています。累計59万人以上(2024年5月時点)の転職を支援してきた実績があります。「年収800万円以上」のハイクラス転職支援実績も豊富で、転職成功者の年収アップ率は61.7%(※パソナキャリア調べ)に上ります。「ワンランク上」のキャリアを目指す方は、ぜひパソナキャリアへご相談ください。
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