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転職エージェントと直接応募どっちが有利?メリットや併用するコツを紹介

転職エージェントと直接応募どっちが有利?メリットや併用するコツを紹介

転職エージェントを活用して転職活動を進めているものの、なかなか内定に結びつかず、「直接応募したほうが有利なのかな」と思い悩む方も多いでしょう。転職エージェントと直接応募にはどちらにもメリットとデメリットがあるため、両者への理解を深めることで転職活動をスムーズに進めやすくなります。

今回は、転職エージェントと直接応募の違いや、併用する際のポイントについて紹介します。「直接応募は受かりやすい」「転職エージェントは採用されにくい」と言われる理由についても解説しますので、転職方法を見つめ直すための参考にしてください。

転職エージェントとは

そもそも直接応募とは?

「直接応募」と呼ばれる応募方法は、主に3種類あります。まずはそれぞれの概要や特徴を紹介します。

企業の採用ページから応募

企業のホームページ(コーポレートサイト)にある採用情報ページから応募する方法です。全国展開する大手企業や採用に力を入れる企業では、コーポレートサイトとは別に採用サイトを用意しているケースもあります。求人情報にプラスして、先輩同士の座談会や入社後のキャリアパスなどの情報が豊富に掲載されているため、応募書類作成や面接対策にも役立ちます。一方で企業によっては、給与・勤務時間・休日などの必須項目が欠けたまま掲載しているケースもあります。

転職サイトの求人ページから応募

転職サイトに掲載されている求人の中から、希望条件に近い求人を選んで、転職サイト経由で応募する方法です。大手の総合求人サイトでは常時数千〜数万件の求人が掲載されていて、豊富な選択肢から選べます。また、IT・医療・コンサルなど特定の業界の求人を集めたサイトや、女性が活躍しやすい求人を集めたサイト、特定の年代に特化した求人を集めたサイトなどもあります。

リファラル採用を利用

リファラル採用とは、社員が自分の友人・知人を採用候補者として推薦する方法です。採用コストを割きづらいベンチャー企業で多く見られる方法で、求職者が事前に雰囲気や仕事内容、残業時間など社内の実情を把握できるので、ミスマッチが発生しづらくなっています。また、推薦した社員には報酬が設けられているケースが多いので、紹介してくれる人にとってもメリットがあることも特徴です。

転職エージェントと直接応募、どっちがいい?

直接応募とよく比較されるのが、転職エージェント経由で応募する方法です。転職エージェントとは転職コンサルタントが求職者にあった求人を厳選して紹介し、応募書類の添削や面接対策などの転職サポートを実施するサービスです。ここでは、直接応募や転職エージェントの内定率に関する噂を解説します。

「直接応募は受かりやすい」って本当?

直接応募は自分で求人を探す必要があるため、入社意欲が高いと判断され受かりやすくなると言われています。とくに情報が乏しい採用ページを通しての応募は、熱意が伝わりやすくなっています。集まる応募数も少ない傾向にあり、その企業に強い興味を持っている人である可能性が高いことが理由です。また、リファラル採用は事前に社員を通じて応募者の人物像を把握できるため、受かりやすいと言われています。

「転職エージェントは採用されにくい」と言われる理由

転職エージェントの採用報酬は、比較的高額となっています。そのため予算が限られている企業では、直接応募のほうが採用されやすい可能性があるでしょう。また、転職エージェントでは転職コンサルタントが候補者の中からマッチする人材を選定したうえで、本人の希望があった場合のみ企業に推薦します。そのため、採用基準を満たしていないと判断された場合、そもそも企業の選考を受けられないケースがあります。

転職エージェントと直接応募は併用するのがおすすめ!

直接応募のほうが採用されやすいと言われているものの、転職エージェントにも直接応募にもメリットがあります。両者の特徴を理解したうえで上手に併用することで、理想に近い求人に内定する可能性が高まるでしょう。

転職エージェントを活用するメリット

転職エージェントを経由して応募するメリットは、転職コンサルタントによるサポートを受けられることです。ここでは、転職エージェントの主なサポート内容を紹介します。

推薦状を書いてくれる

推薦状とは、求職者の経歴や強みなどを応募企業へアピールする書類です。転職エージェントの担当者が企業に推薦する理由をまとめてくれるので、企業の採用担当者の選択を後押しする効果があります。

応募書類の添削や面接対策をしてくれる

転職エージェントでは、履歴書や職務経歴書を応募先企業に提出する前に、担当者が添削してブラッシュアップできるようサポートしてもらえます。添削時のチェック項目は職歴、志望動機、希望年収額、不備がないかなどです。また、面接練習を実施している転職エージェントも多く、第三者視点で魅力がより伝わるようにアドバイスしてもらえます。

面接日・入社日を調整してもらえる

応募後の企業とのやり取りは、基本的に転職エージェントの担当者が行います。スケジュール調整のための連絡も任せられるので、在職中の転職活動もスムーズに進められるでしょう。

年収交渉を任せられる

転職において難しいとされている年収交渉も、転職エージェントの担当者が代行します。適切なタイミングで実現可能性のある金額を交渉してくれるので、自分で行うよりも成功する可能性を高められるでしょう。

直接応募するメリット

求人に直接応募するメリットは、応募できる求人の幅やスケジュールの自由度が高いことです。ここでは、直接応募のメリットを紹介していきます。

幅広い求人に応募できる

大手企業・有名企業の総合職は新卒採用が中心のため、転職エージェントを利用しない傾向にあります。また、NPOや学校法人などの公的企業は、自社サイトのみで募集するのが一般的です。ベンチャー企業も採用コストを抑えるために、企業サイトでの募集やリファラル採用を中心に実施しているケースが多くなっています。また、小規模な企業や、地方で地域密着の事業を行っている企業は、転職エージェントではなくハローワーク経由で採用活動を実施する傾向があります。

自分のペースで転職活動を進めやすい

直接応募であれば、面接や入社日の日程調整や、条件交渉も自分で行えます。ただし、メールや電話でのやりとりも評価基準になる可能性があるため、慎重に行うことが大切です。応募書類作成や面接での受け応えと同じくビジネスマナーを意識しつつ、スピーディーなレスポンスを心がけましょう。

転職エージェント経由で落ちた企業に直接応募してもいい?

求人情報を転職エージェント経由で得たものの、内定に繋がらなかった場合、採用サイトや転職サイトから直接応募することは可能なのでしょうか。

応募していない場合はOK

気になる求人について転職エージェントに相談した段階では、企業に個人情報が伝わることはありません。そのため、転職エージェントを経由して応募をしていない場合は、直接応募をしても大丈夫です。

応募先企業の書類選考や面接で落ちた場合は要注意

一度不合格になった求人に再度応募することは、不可能ではありません。しかし、募集条件が変わっていない場合は、応募しても残念ながら内定に繋がる可能性は低いでしょう。転職エージェントを通して応募する際は、企業とコミュニケーションを取り、求職者の魅力を伝えています。そのうえで不採用に至っているため、転職エージェントの担当者と一緒にもう一度希望条件を洗い直して、より自分に合った求人を探すのをおすすめします。

直接応募した求人に転職エージェント経由で応募してもいい?

直接応募した求人の選考中に、転職エージェントからも応募するのは「二重応募(重複応募)」にあたるためNGです。先に直接応募してしまった場合、その求人に関しては転職エージェントでの応募書類添削や面接対策などのサポートを受けることはできません。もし情報収集中に気になる求人があった場合、転職エージェントの担当者に相談してみるのをおすすめします。

落ちた企業の求人に再応募する場合の注意点

直接応募でも、転職エージェント経由での応募でも、同じ求人に再びエントリーすることは不可能ではありません。しかし、再応募で内定を獲得するためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

一定期間を空けてから再応募する

短期間で何度も応募することで採用担当の手を煩わせてしまい、かえってマイナスな印象につながる可能性が大きいでしょう。そのため、再応募は半年~1年ほど経過したタイミングで行うのが良いとされています。その理由は、採用の決裁権を持つ人が変わっていたり、人員配置の状況が変わっていたりする可能性が考えられるためです。

応募前に不採用の理由を分析する

転職エージェント経由で不採用だった場合は、担当者に不採用になった理由や、再度応募して採用される可能性があるかを確認できます。しかし、直接応募で不採用だった場合は、採用担当者に理由を直接聞くことはできないため、自力での整理が必要です。

長期間募集している求人には要注意

求人の掲載頻度が高い企業や、同じ求人を長期間掲載しつづけている企業には注意が必要です。求人を高頻度・長期間掲載している企業には、人手も人件費も十分に足りていて緊急性が低いため、理想的な人が応募するまで待っているケースもあります。しかし、離職率が高いため常時募集せざるをえない企業もあり、せっかく内定が決まってもミスマッチを起こすかもしれません。そうした事態を避けるためにも、エージェントを通したコミュニケーションや面接で、内情をしっかり見極めることが大切です。

登録する転職エージェントの見直しもおすすめ

転職エージェントによって、担当者のサービス品質や、扱う求人の傾向が変わってきます。転職エージェント経由での転職活動が難航している場合、現在登録している転職エージェントと相性が良くない可能性も考えられます。より適性の合ったサービスに登録することで、スキルや希望にあった求人を紹介してもらいやすくなり、内定が決まる可能性も高まるでしょう。

転職エージェントと直接応募を併用して幅広い求人情報を収集

転職エージェントと直接応募では、応募できる求人の幅に違いがあります。どちらも他では出会いづらい求人が見つかる可能性が高いので、自身のキャリアの可能性を広げるためにも、転職エージェントを利用しつつ企業の採用サイトや転職サイトなどから情報収集するのがおすすめです。また、転職エージェントではキャリアや選考に関するアドバイスを受けられますし、企業との交渉も代行してもらえるので、自分1人で転職活動をするよりもスムーズに進む可能性があります。

ただし、転職エージェントには相性がありますので、より自分に適した転職エージェントサービスに登録するのもおすすめです。パソナキャリアではハイクラス向け求人を中心に扱っていて、丁寧なサポート体制で高い顧客満足度を実現しています。転職エージェントを活用した転職活動が難航している方は、パソナキャリアへご相談ください。

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この記事の監修者
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近田知営業統括本部マネージャー

管理部門(経理財務・法務・経営企画等)ハイクラス領域専門部署にてキャリアコンサルティングに従事。現在はハイクラス・管理職向けのセミナー・イベントを通じて転職後のキャリア構築をお手伝いしています。

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