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【退会メール例文あり】転職エージェントを辞めるには?転職活動の中断方法を紹介

【退会メール例文あり】転職エージェントを辞めるには?転職活動の中断方法を紹介

なんらかの理由により「転職エージェントを辞めたい」となったときは、担当者に退会希望メールを送る必要があります。しかし、利用先の転職エージェントで転職先が決まった場合をのぞいて、お世話になった担当者に直接退会したい旨を伝えることにためらいがある人も多いでしょう。じつは、転職エージェントを退会せずに転職活動を中断する方法があります。

また、退会時期によっては転職エージェントや応募先企業に迷惑をかけてしまうリスクもあるため、タイミングを見計らうことも大切です。今回は、転職エージェントの退会について詳しく解説していきます。

転職エージェントを退会する理由

そもそも求職者はどのような理由で、転職エージェントの退会を考えるのでしょうか。主な理由を3つ紹介します。

転職先が決まった

転職先が決まって転職活動を終了するために、転職エージェントを退会するケースがあります。サービスを利用する必要がなくなったため、求人案内のメールや電話を辞退するために退会を検討する人が多いようです。また、複数の転職エージェントを併用している場合には、他の転職エージェントで転職先が決まったため、報告も兼ねて退会を申し込むケースもあるでしょう。

転職エージェントが合わない

転職エージェントを利用するなかで、扱う求人の傾向やサービス内容、担当者との相性が合わず、退会を検討するケースもあります。在職中の人であれば、転職活動自体を中止してしまうこともあるでしょう。また、他の転職エージェントに乗り換えたり、転職サイトやハローワークなど他の転職方法を試したりする人もいます。ただし、ブランク期間が長くなるほど転職先を見つけにくくなるため要注意です。

転職活動を中止したい

さまざまな理由から、転職活動を中止するために転職エージェントの退会を検討する人がいます。たとえば、転職エージェントとの面談を通して、転職よりも現職をつづける方が良いと判断した場合や、現職での不満が解消した場合は、求人の案内が不要になります。一方で、体調不良やライフステージの変化により転職活動が制限されてしまい、やむを得ず転職エージェントを退会する人もいるでしょう。

転職エージェントの退会方法

退会方法は転職エージェントによって異なりますが、担当者や問い合わせ窓口にメールで申し込むのが一般的です。転職エージェントによっては、退会フォームが用意されているケースもあります。

パソナキャリアの場合、担当転職コンサルタントにメールで連絡すると、退会処理が行われます。メールに記載する項目は、以下の4つです。

  1. ① お名前(フルネーム)
  2. ② 【生年月日・住所・メールアドレス・電話番号】のうちいずれか2項目
  3. ③ 退会理由
  4. ④ 個人情報の削除(希望するor希望しない)

連絡せずにフェードアウトするのはNG

「メールの返信や電話の折返しをしなかったら、自動的に退会できるのでは」と考える人もいるかもしれません。たしかに、お世話になった担当者本人に退会の連絡をするのは、ためらいがあるでしょう。しかし、転職エージェントをフェードアウトしようとするのは避けてください。

転職エージェントの責務は、利用者に適切なサービスを提供することです。きちんと退会意思を伝えないことで、かえって担当者の手間を増やしてしまうリスクがあります。退会したい場合は、担当者へ適切に連絡しましょう。

退会前の最終チェックポイント

転職エージェントを退会する際は、適切な時期や手段を選ぶことが大切です。なかには転職エージェントを退会しない方が、より良い結果を迎えられるかもしれません。ここでは、退会メールを作成する前に確認しておきたいポイントを紹介します。

退会するタイミングが適切か

基本的に選考中は退会できません。選考中とは、書類選考中、面接前、内定合否の結果が出ていないタイミングを指します。選考途中で退会してしまうと、応募先企業にも、求職者を推薦した転職エージェントにも迷惑がかかるため、原則避けてください。

前もって担当者に相談したか

退会を検討している段階で、その理由を転職エージェントの担当者に伝えてみてください。担当者が解決にむけて働きかけてくれたり、より良い選択肢を教えてもらえたりする可能性があります。疑問や不安があれば自分1人だけで抱えず、正直に伝えることも大切です。

退会理由を正直に伝えているか

サービス内容や担当者に不満があって退会を検討している場合は、言いにくさから嘘の理由を伝えたくなってしまうでしょう。しかし、転職エージェントにとって、不満はサービス改善のための貴重な意見です。そのため、正直に伝えて構いません。だからといって、退会メールに不満だけを書くのは避けましょう。担当者として転職活動をサポートしてくれた相手ですので、不満だけでなくこれまでの感謝を書き添えるのがマナーです。

転職エージェントの退会メール例文

退会メールの例文を、「利用先で転職が決まった場合」「他の方法で転職が決まった場合」「転職活動を中断したい場合」の3パターンに分けて紹介します。

利用先で転職が決まった場合

●●様(担当者名)
いつもお世話になっております。▲▲(自分の名前)です。
お陰様で転職先が決まりましたので、転職活動を終了したく、退会のご連絡を差し上げました。
●●様には、魅力的な求人を紹介していただき、大変感謝しております。
転職活動をサポートいただき、本当にありがとうございました。
末筆ながら、●●様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
▲▲(署名)

他の方法で転職が決まった場合

●●様(担当者名)
いつもお世話になっております。▲▲(自分の名前)です。
このたび友人の紹介で転職先が決まりました。
転職活動の終了にともない、勝手ながら貴社を退会させていただきたく存じます。
●●様には長期にわたってご助力いただき、大変感謝しております。
面談を通して自身の強みやスキルに気づけたおかげで、今回の内定に結びつきました。
末筆ながら、●●様の益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
▲▲(署名)

転職活動を中断したい場合

●●様(担当者名)
いつも世話になっております。▲▲(自分の名前)です。
これまで●●様のサポートのもと転職活動を進めてまいりましたが、あらためてキャリアを見つめ直したところ、自身の力不足を自覚し、現職で経験を積んでからチャレンジしたいと判断いたしました。
これまでご尽力いただいたにもかかわらず、ご期待に添えず申し訳ございません。
●●様にサポートいただいたおかげで今回の前向きな決断ができました。大変感謝しております。
末筆ながら、●●様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
▲▲(署名)

転職エージェントを退会しなくても、転職活動は中断可能

転職エージェントに登録したままでも、転職活動は中断できます。利用している転職エージェントのサービスに不満がない場合は、退会ではなく中断を選ぶのがオススメです。「ステップアップして希望年収を実現するために、まずは現職で経験を積むことにした」「子育てとの両立は難しいのでいますぐの転職は考えていないが、もし自宅近辺に時短勤務の求人があれば紹介してほしい」など、担当者に中断したい理由をはっきり伝えることで、希望にあわせてサービス内容を縮小してもらえるでしょう。

退会せずに転職活動を中止するメリット

転職エージェントに登録したまま、転職活動をお休みするメリットは主に4つあります。

転職活動再開時に再登録する手間が省ける

一度退会してしまった転職エージェントの利用を再開するには、ふたたび履歴書・職務経歴書などを登録することになります。個人情報や経歴、資格などはもちろん、担当者と一緒にブラッシュアップした自己PRも再度入力が必要です。そのため、求人を紹介してもらうまでに手間も時間もかかってしまうでしょう。転職エージェントを退会しないままであれば、スピーディーに転職活動をスタートできます。

転職活動再開後も同じ担当者にサポートしてもらえる

転職活動を再開したい場合、直接担当者に連絡することで、同じ人に求人の紹介や転職サポートを担当してもらえます。同じ転職エージェントであっても担当者との相性が悪いと、意思疎通がうまくいかず、希望とは異なる求人を紹介されてしまう可能性があります。現任の担当者の対応にとくに不満がない場合は、再開後も同じ人に担当してもらうためにも、退会しないままにしておくのがオススメです。

希望に応じて担当者を変えてもらうことも可能

担当者との相性が原因で退会を考えている場合は、別の担当者に交代してもらうことも可能です。不満を具体的に伝えることで、より相性の良い担当者についてもらえる可能性が高いでしょう。希望条件や自己PRなどの情報もシームレスに引き継ぎされるため、別のサービスに登録する手間もかかりません。

継続的に優良求人を紹介してもらえる

求人の紹介頻度を減らしつつ、理想的な求人情報を受け取れるのもメリットです。転職意欲はそこまで高くないものの「いい求人があれば転職を検討したい」という場合も、転職エージェントで条件に合う求人があった際に案内してもらえます。あえて希望条件を厳しく設定することで、ニーズにあったサービスを受けることが可能です。

転職エージェントには転職意図の変化をこまめに伝えることが大切

転職エージェントは「いますぐ転職したい!」という人だけでなく、「いい求人があれば転職も検討しよう」という人も利用しています。それぞれのニーズにあった適切なサービスを提供してもらえるので、転職意図に変化があれば随時担当者に共有することが大切です。また、転職エージェントとの相性が悪くて退会を検討している方は、取り扱う求人の傾向やサービス品質などに着目して、自分にあった転職エージェントをもう一度探してみるのをオススメします。

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この記事の監修者
監修者写真
斉藤史郎マーケティング統括部

主に、IT/Web業界担当として法人営業、キャリアコンサルタントの経験を経て、現在は法人マーケティングに従事。

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