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履歴書の住所欄のふりがなはどこまで必要?住所欄の書き方を例文付きで解説

履歴書の住所欄のふりがなはどこまで必要?住所欄の書き方を例文付きで解説

履歴書の住所欄には、ふりがな記入欄があります。「住所のすべてにふりがなをふるべき?」「住所が長すぎてどう書けばいいのか」など、記入の際に悩む方は多いのではないでしょうか。

履歴書の住所欄の書き方が採用可否に大きく影響する、というわけではありません。ただし、採用担当者の心証を損なうことのないよう、履歴書の基本的なマナーはしっかり押さえておきたいところです。

そこで今回は、履歴書の住所欄の書き方を例文付きで解説します。履歴書の記入時に悩みがちな「ふりがな」の基本ルールから住所欄全体の書き方のポイントまで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

履歴書の住所欄におけるふりがなのルール4つ

まずは、歴書の住所欄におけるふりがなの基本ルールを押さえておきましょう。本章では、主なルールを4つ解説します。

【ルール①】ふりがなは「番地の前まで記載」が基本

基本的に住所欄のふりがなは都道府県と市区町村まで記入します。住所の「丁目」「番地」「号」や、数字に対するふりがなは不要です。

<例>
住所:東京都港区南青山3丁目1番地30号
ふりがな:とうきょうと みなとく みなみあおやま

ひらがなばかりが続くと読みにくいので、都道府県と市区町村の間など区切りのよいところに適宜スペースを設けることがおすすめです。読みやすさに配慮し、該当の漢字のすぐ上にふりがなが位置するよう意識しましょう。

【ルール②】アパート・マンション名にもふりがなが必要

アパートやマンションなどに住んでいる場合は、建物名の漢字やアルファベットにもふりがなをふります。ただし、「○号室」といった部屋番号に対するふりがなは不要です。また、建物名がカタカナであれば、ふりがなは記載しなくても構いません。

<例>
住所:東京都港区南青山3丁目1番地30号 PASONA SQUARE 8号室
ふりがな:とうきょうと みなとく みなみあおやま ぱそなすくえあ

住所:東京都港区南青山3丁目1番地30号 パソナスクエア8号室
ふりがな:とうきょうと みなとく みなみあおやま

【ルール③】ひらがなの市区町村名にもふりがなが必要

市区町村名にひらがなが使われている場合にも、ふりがなをふりましょう。ひらがなの市区町村部分のみふりがなを抜くと、漢字表記と一致せず読みにくくなってしまうためです。

<例>
住所:埼玉県さいたま市
ふりがな:さいたまけん さいたまし

【ルール④】かな・カナの選択はフォーマットに合わせる

履歴書のふりがな欄は、「ふりがな」表記のケースもあれば、「フリガナ」表記のケースもあります。ひらがなとカタカナのどちらを用いるかは、使用する履歴書のフォーマットに合わせてください。住所欄だけでなく、氏名のふりがな欄も同様にかな・カナ表記を統一しましょう。

履歴書にふりがな付きの住所が必要な理由

そもそも、なぜ履歴書にふりがな付きの住所を記載する必要があるのでしょうか。

昨今の転職活動では、企業とのやり取りにメールを活用することは少なくありません。ただし、転職希望者あてに必要書類が郵送されるケースもあります。もし送付したはずの郵送物が宛先不明で戻ってきたとすれば、採用担当者からの信頼を失いかねません。転職に関わる重要な書類を滞りなくやり取りするためにも、正確な住所の記入は不可欠です。

また履歴書に記載した情報は、転職後の従業員管理に必要となることもあります。履歴書の住所欄を記入したら、誤りがないかしっかりチェックしましょう。

【ポイント5つ】履歴書の住所欄の正しい書き方

履歴書の住所欄の記載方法として、ふりがな以外にも迷いやすいポイントがあります。本章では、履歴書の住所欄の正しい書き方として押さえておくべき5つのポイントを紹介します。

【ポイント①】都道府県名から部屋番号まで省略なしで記載する

履歴書の住所欄は都道府県名から書き始め、マンションやアパートなどに住んでいる場合は建物名や部屋番号まですべて記載します。ハイフンと漢数字の「一」の区別が難しいため、番地はハイフンでつながず「○丁目○番地○号」と記載しましょう。

<例>
正:3丁目1番地30号
誤:3-1-30

【ポイント②】長い住所は2行に分けて記載する

住所を都道府県から部屋番号まで記載すると、長文になることもあるでしょう。その場合、2行に分けて記載することも可能です。長文になるからといって省略してはいけません。読みやすさの観点から、住所の建物名から改行することがおすすめです。

<例>
東京都港区南青山3丁目1番地30号
パソナスクエア8号室

なお、住所が2行になったとしても、ふりがなは1行で記載します。

【ポイント③】数字は基本的に算用数字を使う

住所欄に限らず、履歴書に記載する数字は基本的に「1」「2」などの算用数字を用います。漢数字と算用数字を併用しないよう注意しましょう。

<例>
正:3丁目1番地30号
誤:三丁目一番地30号

ただし例外として、「四万十市(しまんとし)」といった固有名詞は漢字表記のまま記載します。

【ポイント④】郵便番号を忘れずに記載する

郵便番号は、「〒」マークの右に算用数字とハイフンを用いて記載します。使用する履歴書によっては、郵便番号の記入欄が用意されていないこともあります。その場合「〒」マークは記載せずに、数字と間のハイフンで郵便番号を記載しましょう。

<例>
107-8353

【ポイント⑤】書き間違えたら新しい履歴書を使う

せっかく記入した履歴書を途中で書き間違えたら、新しい履歴書に書き直します。修正してそのまま使用したくなる気持ちも理解できますが、修正テープや訂正印で書き直すことは避けるべきです。管理職などキャリアアップを狙うハイクラス転職の場合は特に、マナー違反によるマイナスイメージにつながりかねません。書き損じたら、必ず新しい用紙で書き直しましょう。

【ケース別】引越しに伴う履歴書の住所欄の書き方

転職活動時に引越しを検討している方は、履歴書の住所欄をどのように書くべきか悩んでしまうのではないでしょうか。

本章では、引越しに伴う履歴書の住所欄の書き方をケース別に紹介します。応募先へのメール例も紹介するので、参考にしてください。

新住所が決まっているケース

応募時点で引越し先の新住所が決まっているときは、履歴書の「現住所」欄に現在住んでいる住所、「連絡先」欄に引越し先の新住所を記入します。いつから新住所に住むのか採用担当者が把握できるよう、「◯月○日に転居予定です。」と書き添えましょう。

新住所が未定のケース

「引越しを検討中だが、応募時点ではまだ新住所が決まっていない」というケースもあります。その場合は、履歴書の「連絡先」欄に、「今後引越し予定であること」と「新住所は未定であること」を記載しておきましょう。

履歴書の提出後に住所変更したケース

応募先に履歴書を提出したあと、何らかの事情によって住所が変わった場合は、速やかに採用担当者宛に連絡する必要があります。

口頭では正確な新住所が伝わらない恐れもあるため、電話よりもメールでの連絡がおすすめです。

  • ● フルネーム
  • ● 応募職種
  • ● いつ転居するのか
  • ● 新住所と旧住所

を伝えましょう。

<メール例>
【件名】○○職応募に伴う住所変更のご連絡/氏名

【本文】
株式会社△△△△△
採用ご担当者様

お世話になっております。
貴社の◯◯職に応募させていただいております、パソナ 太郎と申します 。

このたび、住宅設備の故障のため、○月○日より下記住所への引越しが決まりました。
急なご連絡となり、誠に申し訳ございません。

旧住所および新住所を以下に記載いたします。
お手数ですが、ご確認いただけますと幸いです。

旧住所:○○県×市…
新住所:△△県□市…

なお、新住所における最寄り駅は○○駅、貴社への通勤方法は○○、所要時間は○分程度となります。
住所変更に伴う必要書類等がございましたら、お知らせいただけましたら幸いです。
お手数をおかけし大変恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。
==============
□□□□□
〒※※※-※※※※
東京都※※区※※-※-※
TEL:090-※※※※-※※※※
Mail:※※※※※@※※.com
==============)

履歴書の住所欄にまつわるQ&A

履歴書の住所欄にまつわる疑問について、Q&A形式で回答します。

「連絡先」欄の記入方法は?

一般的に履歴書には、住所欄とともに緊急用の連絡先欄が設けられています。現住所以外に実家等の連絡先がある場合や、現住所以外への連絡を希望する場合はこちらへ記入してください。記載すべき住所が特にないときは、「同上」または「現住所に同じ」で問題ありません。

現住所と住民票の住所が異なるときはどう書けばよい?

現住所と住民票の住所が異なるときは、実際に生活している現住所を記載します。たとえば「一人暮らし中だが、住民票の住所は実家」という場合は、住所欄には一人暮らしをしている住所を記載しましょう。一時的に親戚宅や下宿などに滞在しているときは、住所の後に「〇〇方」と仮住まい先の住人の苗字を記載します。

履歴書の住所欄はふりがなまで丁寧に記載しよう

履歴書の住所欄のふりがなは、「番地の前まで」記載することが基本です。その他、漢字やアルファベットの建物名にもふりがなをふる必要があります。多忙な採用担当者がスムーズにチェックできるよう、適宜スペースを入れるなど読みやすさに配慮することも大切です。

履歴書の住所欄は、応募先とのやり取りに必要となる大事な項目のひとつです。住所欄の書き方のみで採用可否が決まるわけではない一方、基本マナーを押さえていなければマイナス評価につながる恐れもあります。管理職などキャリアアップを狙うハイクラス転職であれば特に、ビジネスマナーにも気を配りましょう。

履歴書の記載方法に悩んだときは、一人で悩まず転職エージェントに相談してみてください。ハイクラス向け転職エージェントであれば、専門職や管理職への転職活動にも対応しています。

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この記事の監修者
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パソナキャリア編集部

転職エージェントの視点から、転職活動の始め方、自己PRの作り方、面接対策や円満退職の秘訣まで、転職ノウハウをわかりやすくコラムでご紹介します。

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