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面接では、面接官の目的に沿うように自己PRをすることが大切です。まずは面接官が自己PRで知りたいことを把握しましょう。
企業が人材を採用するのは、企業を成長させるためです。そのため、採用担当者は会社の成長や利益に貢献してくれる可能性がある人を採用したいと考えています。つまり、面接官が自己PRを通して知りたいと思っているのは、その人が入社後に活躍してくれる人材かどうかです。
あなたが入社後に活躍してくれる人材かどうかということは、同時に、同じ会社の仲間として同じ方向を目指して頑張っていけそうかということ。これも大きな判断基準になります。
自分はどういう考え方を持つタイプの人間なのか、なぜ、そのような考えを持つようになったかなどを、これまでの経験や具体的な出来事を交えながら伝えることが大切です。
また「自己PRをしてください」という尋ね方でなく、「あなたという人を教えてください」と言う面接官もいます。その場合、自己PRという言葉を使っていなくても、質問の意図、答えるべき内容は同じです。
前職での経験や取り組んだことなどを踏まえて、自分自身の売りとなる部分をきちんと伝えることは大切ですが、それだけで自己PRを完成させるのは不十分です。
これまでの経験を通して何を学んだか、学んだことを志望企業でどのように活かしていくつもりなのかを伝えることが重要です。面接官から見ると、企業で働くことをきちんとイメージできている人に対しては入社への意欲が感じられ、一緒に働く姿が描きやすくなります。
自己PRと似たものに自己紹介と長所があります。
自己紹介は、「自分自身の簡単な説明」です。氏名や現職(会社名、部署)、専門分野、特技、趣味、志望理由などを簡単に紹介します。面接での自己紹介の目的は、この後のコミュニケーションの布石を打つことです。そのため、面接官に紹介したい自分の強みに応じて、簡単な職歴紹介にしたり、志望理由を中心にしたり、アレンジするとよいでしょう。
自己PRは、「今できることの説明」です。過去の実績や経験などから、今できる仕事を丁寧に説明します。自己PRの目的は、入社後の活躍(成果)を面接官に想像させることです。過去の経験を通じて確立された自分の能力や見識を活かしてどのように貢献したいを丁寧に伝えましょう。最後に、この会社に入りたいと思っている強い意志を伝えると好印象につながります。
長所の紹介は、「優れた性格の説明」です。負けず嫌いや好奇心、面倒見のよさなどがあげられます。長所も入社後の活躍を想像させることが目的です。ただし、活躍に至る過程を中心に想像させるという違いがあります。例えば、勝つための努力を惜しまない(負けず嫌い)、新しいものも試行錯誤を繰り返しながら取り入れる(好奇心)、チームで協同して困難を乗り越える(面倒見のよさ)などです。
自己PRで話すべき内容が思いつかない場合は、長所を説明して、うまく入社後の活躍を想像させるのも一つの手です。
面接官は、会社に貢献してくれる人物かを面接で見極めようとしています。そのため、自己PRは入社後の活躍を面接官に想像させることが目的です。
以上を踏まえると、自己PRで話すべき要素は、「今できること」、「過去してきたこと」、「これからどのように応募企業に貢献したいか」の3つといえます。この3つの要素を覚えていれば、緊張のあまり自己PRを忘れてしまっても答える方向性は間違わないでしょう。
面接官が最も気になるのは、「会社にメリットをもたらしてくれる人物か」ということ。それに応えるためには、今何ができるかを伝える必要があります。
企業や職種によって、当然のことながら求められる能力も経験も変わってきます。例えば、「私の強みは、見知らぬ人ともすぐに人間関係を構築できることです」という自己PRは、接客業や営業職ならプラスになります。しかし、事務職など内勤の職種では、社内の人間関係を良好に築ける人といった程度で、思っているほど効果的なPRとはならないケースもあります。
企業が求める人物像や能力、経験を理解してから、今何ができるのかを伝えましょう。
面接官はこれから仲間となりうる「あなたの人柄」も知りたいと思っています。人柄を伝えるためには、いままでどのような経験をしてきたのかエピソードを交えて話すべきです。何を目的に、何をしてここまできたのかを伝えられると人柄が伝わりやすいでしょう。
また、いままでどのような経験をしてきたのかを具体的に伝えることができれば、「今できること」の信ぴょう性が増し、自己PRの説得力が増す効果もあります。
数字や人の行動をどのように変えることができたのかを思い返すと、自己PRに使えるエピソードを思い出すことができるでしょう。
最後に、どのように貢献したいのかという希望も伝えましょう。入社意欲がどれくらいあるのかも面接官が知りたい重要なポイントです。自分は入社して、どのように企業に貢献したいのかを具体的でかつ熱量もって話せると、入社意欲が高いと評価され好印象につながります。
上記3つの要素を含みながら分かりやすく自己PRをするには、①結論、②理由、③経験をどう活かしたいか、という順序で話しましょう。これが面接官の意図に沿った正しい自己PRの答え方です。
自己PRに限らず、面接官の質問に対しては結論から簡潔に述べるのが基本です。「自己PRをしてください」と言われたら、「私の強みは○○です」もしくは「私の長所は○○です」と簡潔に述べましょう。そのあとに、「具体的には~」という流れで、経験したことや取り組んできたことの詳細へとつなげていくようにします。
強みを提示したら、次に根拠となる経験などを伝えていきます。その際に気をつけたいのは、「過去何をしてきたか」というエピソードはできるだけ具体的に説明するということです。
面接官は初対面の人です。あなた自身のことも、あなたがどのような経験をしたかも知りません。「とても苦労した」「でも頑張って成功させた」という結果だけでなく、「何に苦労したのか」「何を頑張ったのか」を具体的に言葉にして伝えることが重要です。
例えば、「いつどこの話で、どのようなミッションや目的を持っていたか、その目的を阻むものは何で、何に挫折し、その困難の中であなたの強みがどのように発揮されたのか」というエピソードを自分の中で整理しておけるとよいでしょう。
自己PRは、最後のまとめ方も大切です。自分の経験から学んだこと、得意分野になったことなどを伝え、最後にその強みを活かして入社後どうしたいか、自分の思いを簡潔にまとめ、しっかりと伝えましょう。
例えば、「私が前職の経験で得た○○は、御社で○○という形で役立てることができると思います」と、未来につなげようと意識していることを伝えます。
企業や職種が求める人物像や能力、経験を理解して、自己PRをするようにしましょう。
自己PRを求められる際に、時間を指定されるケースがあります。
面接で企業側が自己PRを求める際、時間を設定してくることが多くあります。その中で一番多いのが1分間です。
1分間に話せる文字数は、350~400文字程度と言われています。その中で自己PRの大事な要素を伝えるためには、経験談にあまり重きを置かず、成果とこれからの意欲をしっかり伝えるようにしましょう。
例)
私の強みは、責任感の強さです。自分の責任を全うし、周囲の人に最大限貢献するにはどうしたら良いのかを常に考えて行動します。前職では店舗スタッフをまとめるリーダーを任されました。自分だけでなくスタッフ全体を視野に入れて仕事をしていく中で、スタッフごとの接客スキルのバラつきに気付きました。そこで、週に1回接客勉強会を実施し、接客の見直しに努めました。さらにスタッフの意欲を喚起するため、チームを振り分けての接客コンテストも行いました。各チーム、接客で定評のある店舗に勉強に行ったり、接客の講習を受けたりして臨み、コンテストはとてもハイレベルになりました。接客スキルが不足していたスタッフも、プライドを持って丁寧な接客を行うようになり、お客様からお褒めの言葉をいただくことも増えました。御社でも自分の与えられた役割に責任を持ち、最大限の成果に結びつくよう行動したいと考えています。
3分という時間は短いようで長く、長いようで短いものです。面接がうまくいっているときは短く感じ、逆に緊張して思ったとおりに話せないと長く感じます。
ですが、3分あれば、1000文字程度は話すことができます。400字詰めの原稿用紙2枚以上の情報を伝えられるのです。これだけの情報を話すには、しゃべりのプロのアナウンサーや、アドリブが得意な俳優でも難しいものがあります。そのため、事前に話したい内容をまとめておくことをおすすめします。
ここまでお伝えしてきたように、その際押さえるべきポイントは3つです。
文章にまとめたら、ストップウォッチなどで時間を計りながら、話す練習をしましょう。
その際に気をつけるのは、ハッキリとした声で結論部分はゆっくりと話すことです。時間内に話せることが確認できたら、今度は文章を見ないで話してみる。丸暗記した文章を一語一句思い出しながら話すのではなく、話のポイント、結論が話せていれば大丈夫です。面接前にしっかり練習しておけば、本番も自信をもって臨めます。
面接では前述した1分、3分などの時間指定の他、「短く」や「簡潔に」と言われるケースもあります。その場合はおおむね1分以内でまとめましょう。自己PRは何分間という決まりはないので、どんなケースにも対応できるように、何パターンか考えておくことをおすすめします。
例えば、アピールポイントを2~3個用意しておけば、時間調整もできるうえ、「長所を教えてください。」といった自己PRに類似する質問がきても柔軟に対応できるでしょう。
自己PRしたい内容があっても、どのように表現することで強みを伝えられるかわからない方もいるでしょう。ここでは、自己PRを例文でご紹介します。例文を参考に、あなた独自の自己PRを作成してみてください。
例)
「私の強みは、集中力があることです。私は子どもの頃から将棋が好きで、将棋教室に通っていました。教室には練習相手がいましたが、自宅にはいません。そこで私は、イメージトレーニングをすることにしました。実際に人と向き合って駒を動かさないと練習にならないと思っていましたが、イメージトレーニングをすることで、次の日から打ち方が変わることを実感しました。それからは毎日1時間トレーニングを重ね、その結果、高校のときには県大会で1位となり、全国大会に出場できました。一人でじっくりとトレーニングをする中で、身についた集中力を活かして、御社でも仕事を進めていきたいと思います。」
例)
「私の長所は人とのつながりを大切にして仕事ができるところです。前職では、プロジェクトリーダーとして進行管理を担当していましたが、メンバーそれぞれの業務における得意分野、仕事の進め方の特長などを把握し、円滑に業務が進むように業務の割り振りを行ってきました。業務の進捗が滞りそうになったり、トラブルが発生しそうになったりした際にはメンバーの意見に耳を傾け、コミュニケーションを図りながら課題の解決、目標の達成に努めました。
この仕事の進め方は、幼少期にりんご農家の祖父の手伝いをしていた経験が役に立っています。収穫時期に手伝いに来てくれた近所の人たちと一緒に作業を行うことで、相手の立場や状況を理解し、協力しあう考え方を学びました。
今後は、御社のチームの一員として皆さんと協力し合いながら仕事を行い、事業の成長に貢献したいと考えております。」
例)
「前職では営業として、少々厳しいなという状況でも簡単には諦めず、打開策はないか?と粘り強く検討し、お客様の要望を極力かなえられるよう努力してきました。
ある時お客さまから通常の3倍の発注をいただいたことがありました。納期にもあまり余裕がなく、自社の通常の生産計画では、対応は難しいというのが当初の判断でした。
しかし、お客様へすぐにお断りするのではなく、社内の生産計画や在庫の確認を行い、各部門の担当者に相談しながら具体的、かつ実現性のある製造ラインや生産計画の見直しを社内へ提案。
当初、既存の計画変更に難色を示す部署もありましたが、具体的にメリットを伝えることで協力を得ることができ、お客様のご要望に応えるだけでなく、自社の生産ラインの効率化、生産性を上げることにも成功しました。
御社に入社できた暁には、御社とお客様の双方にメリットをもたらせるよう積極的にアクションし、誠意ある対応を続ける営業を目指します。」
その他にも、「何事も慎重に判断する」「計画性がある」など、アピールできるポイントは人それぞれです。自分に合ったPRポイントを見つけ、志望企業へ自身の魅力を最大限に伝えましょう。
これといった特技もないし、人にアピールできるようなことなんてない……と不安になる方もいるかもしれません。
「自己PRできるようなことが何もない」という人がいますが、決してそんなことはありません。前職はもちろん、これまでの経験(学生時代、アルバイト、部活動など)の中で、何かを得た経験、自分の考え方に影響を与えた経験は必ずあるはずです。
自己PRは、自慢話をするのではなく、「あなた」という人を知ってもらうための機会です。隣の誰かと比較するのではなく、自分の良さをきちんと伝えていきましょう。
自己PRをするためには、まず自分を知る必要があります。
新卒の学生が就職活動をする際に最初に行うのが、自己分析です。「自分はどんな性格なのか」「どんなことに興味があるのか」など、自分を客観的に見つめ直すことで、良いところ、悪いところを自分自身で理解します。転職の際にも、改めて自分自身を客観的に見直し、自分という人間を再認識することで、転職への思いや目指す方向がクリアになります。
転職の場合は、前職の経験は大きな自己PRの要素になります。また、前職に限らず社会人として経験してきたこと、仕事以外の趣味で得た経験や趣味を通じて知り合った人脈、その他、学生時代の経験などもPR要素です。
自分自身のアピールポイントをより理解するために、これまでの人生を整理してみることも大切です。履歴書や経歴書を書く前に、自分が経験してきたことを紙に書き出し、そのときに感じたことや思ったことなども書いていくことで、これまでの経歴や経験を可視化することができます。それによって、自分自身の特長や仕事に対する考え方、目指していく方向が自然と見えてきます。
どんなに素晴らしい自己PRを準備しても、志望企業に合っていなければ面接官に好印象は与えられません。企業が求めるものを理解しないまま自己PRをしても、的外れな自己PRになってしまいます。企業の求めている能力や経験を把握したうえで、自己PRするようにしましょう。
そのためには、希望する企業をしっかり研究して、そこで自分の経験や能力がどう活かせるかを考えて準備することが大切です。
どんなにしっかり準備をしていても、緊張してしまうことはあります。
一瞬頭が真っ白になってしまっても、事前にしっかりと自分を振り返ったうえで、何を伝えたいのか整理し、練習を重ねていけば、いざという時にも言葉は出てきます。
自己PRは、自分自身の強みを相手に伝えることです。
ある商品を売り出す際、広告にキャッチフレーズをつけたり、商品の特長を簡潔にまとめた文章を作ったりします。自己PRはそれと同じです。「自分」という商品の特長を端的にまとめ、家族や友人などに聞いてもらいながら練習をして、本番の面接では志望企業にしっかりと自分自身の魅力を伝えられるようにしましょう。
見知った人だと恥ずかしい。もしくは、その反応やアドバイスは本当に正解なの?と不安がある場合はぜひ、転職コンサルタントに相談してみてください。転職のプロの視点から、あなたの練習にお付き合いします。また、多くの転職者をサポートしている豊富な経験を活かし、面接官や第三者から見たあなたの良さ、強みをアドバイスすることも可能です。
あなたにしかない強みを、ぜひ見つけてください。
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