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【転職活動】最終面接の通過率は?合否のサインは?結果はいつくる?徹底解説

【転職活動】最終面接の通過率は?合否のサインは?結果はいつくる?徹底解説

転職活動最後の関門「最終面接」。これまでの努力が実り最終面接を通過するのはどんな人でしょうか。最終面接でよく聞かれる質問や回答例、合格のサインや準備と対策について解説します。せっかく辿り着いた最終面接のチャンスを無駄にしないよう、万全な面接対策を行いましょう。

最終面接の意味と平均的な通過率

転職活動における最終面接にはどんな役割があるのでしょうか。平均的な通過率とともに、転職活動における最終面接の意味をご紹介します。

一次面接、二次面接との違い

最終面接では、社長や役員などの上役により面接が行われます。企業として人材採用にミスマッチが起こらないよう、会社の社風に合っているか、会社に利益貢献できる人材なのか、コミュニケーション能力はあるのかといった「人間力」を判断するため、細かな質問が予想されます。ここで、しっかり回答できるかどうかが最終面接通過の鍵となります。

一方の一次面接・二次面接は、人事担当者や採用担当者、現場責任者などが主体となり面接が行われます。業務に必要なスキルや経験といった、企業が求める採用条件に合っている人材かどうか、職務経歴書の実績や経験などの情報に相違がないかといった現場業務や実務に関わる質問が予想されます。

顔合わせ型と最終選考型がある

企業の最終面接には、これまでの面接でほぼ採用が決定していて「顔合わせ」という位置づけで呼ばれるケースと、面接官が採用したいと考えている人材に対し、社長や役員などによって「最終選考」が行われるケースとがあります。

前者では、ほぼ採用が決定しているため、よほどの失礼がない限り、不採用となることはありません。 後者では、最終面接に残った人材からさらに絞り込まれる可能性もあり、面接中の受け答えは非常に重要となります。どちらのケースであったとしても、会社のトップ役員と顔を合わせる最終面接は、服装や話し方、マナーに気をつけ、その場にいる全員に会社にとって欲しい人材と思わせる受け答えをすることが求められます。

企業規模、採用人数にもよるが、30~50%程度と考える

最終面接まで行けばほぼ受かるという声を耳にする人も多いかと思いますが、これは前述した「顔合わせ型」の最終面接だった場合を指しています。一般的には、「顔合わせ型」「最終選考型」、両者併せての最終面接の通過率は50%程度、企業の規模や採用人数によっては、その確率は30%程度に下がる場合もあります。

最終面接だからと安心することなくしっかり準備をし、最後まで気を抜かずに臨みましょう。

最終面接でよく聞かれる質問と答え方

眼鏡をかけた男性社員がこちらに話しかけているイラスト

最終面接では、企業の社訓や理念、ビジョンなどにマッチしているか、どんな人間性を持っているのかといった経営者目線の質問も数多く聞かれます。面接での質疑応答に失敗しないために、しっかりと準備・対策をしておきましょう。

自己紹介、自己PR

<質問の意図>

最終面接での自己紹介・自己PRに関する質問には、「企業の求める人材にマッチしているか」「課題を見つけ分析・解決できる能力があるか」「自己分析をし、自身を客観視できているか」といった人間性や人柄、問題解決能力などを知る意図が込められています。

<回答のポイント>

自身のこれまでのスキルや経験、強みを生かして企業にどのように貢献してきたか、これからこの会社でどう生かせるかといった自己アピールをしましょう。また強みだけでなく、自身の弱みを把握・改善し、どう解決できるかも、過去の失敗談などを踏まえて伝えられると良いでしょう。

Q.「簡単にあなたの自己紹介を、これまでの業務経験などを交えて教えてください」

A. 「私は〇年間、〇〇系企業のマネージャー業務に従事しておりました。チームメンバーの職場環境の管理改善や業務に対する課題、トラブルの解決などの業務を通じ、コミュニケーション力や状況把握力といったマネジメントスキルを培うことができました。例えば、チームメンバーからの週1回の聞き取り、業務状況の調査などを実施し、チームの士気をアップさせると同時に、業務の課題改善を促しました。その結果、業務効率も上がり、チームの業績を上げることができました。御社においても、この経験を生かして、チームの業務効率や業績アップに貢献していきたいと考えています。」

 

Q.「あなたの強みと弱みについて教えてください」

A.「私の強みは、コミュニケーションスキルです。前職では、個人業務だけでなく部署やチーム全体での業務も多く、メンバー間での意見交換や議論をまとめる役割を担っていました。メンバーのポジションや業務、性格上の強みや弱みを考慮し、チーム全体の意見をまとめ、部署の業務を円滑に進めることができました。」 「私の弱みは、心配性なところです。一つ一つの業務が円滑に進んでいるかどうか、細かな部分まで気になってしまい、その都度確認を行います。確認作業による時間は使いますが、個々の業務を慎重に進めるため、大きなミスや失敗を防ぐことができた経験もあります。時間の使い方に気を付けながら、弱みを強みにしていければと考えています。」

職務経歴

<質問の意図>

業種や職種によっては、その業界における特別な「スキルや経験」「過去の経験からどのようなことを学んだか」「その経験に対しての価値観」などを確認し、企業にどう貢献できる人材かを確認したい意図が込められています。

<回答のポイント>

スキルや技術経験、知識に関しての質問には、「業務で経験したこと」や「成功体験談」、「失敗からどのようにリカバリーしたのか」などを、入社後はどのように生かせるかといった回答をすると良いでしょう。

Q.「これまで経験したプロジェクトや身につけたスキルについて教えてください」

A.「前職では、エンジニアとして新規事業の開発に携わっていました。クライアントとの商談をはじめ、〇〇システムを使った新規開発にも従事し、IT業界における最新スキルを身につけることができました。変化の多い業界だからこそ、新しい技術やシステムに関しての情報収集や学びは必要不可欠と考えています。経験や知識に甘んじることなく、今後も変化に順応していくことが御社への貢献にもつながると考えています。」

 

Q.「一番印象に残っている仕事の成功体験を教えてください」

A.「私の一番印象に残っている成功体験は、前職で開発リーダーを任されていたときに、クライアントより感謝の手紙を頂いたことです。クライアントの要望を反映しつつ、企業の利益を生み出すためにはどうしたらよいかと行き詰まっていたとき、部署内だけではなく、社内の他部署も巻き込みアイデアを募集し、クライアント・企業にとってWIN-WINとなる製品作りに成功しました。リーダーとして、これまでの企業の功績を参考にしつつも、新しい取り組みでチームを引っ張っていくことの大切さも学ぶことができました。」

 

Q.「大きな失敗をしたことはありますか?どのように対応しましたか?」

A.「前職で管理職になりたての頃、チームで大きな数字のミスがありました。すぐに対応が求められる事例が起きたときに、素早く行動が起こせず、当時の上司に助けてもらいながら対処しました。部署一丸となってミスをリカバリーすることはできましたが、改めてどんなミスが起こり得るか、予見可能性を高めることで、どう対処していくのかを想定し、上長として対処できる能力を身につけておくことの大切さを痛感しました。この経験により、先を見据えた判断について学び、その後の業務に生かせるようになって、管理職としてのポジションに自信を持つことができるようになりました。」

 

志望動機、入社意欲

<質問の意図>

最終面接での志望動機や入社への意欲に関する質問では、「募集のニーズや企業の求める人材にマッチしているか」を見極める意図があります。

<回答のポイント>

企業の重視している社訓や社風をきちんと理解し、「どの部分に魅力を感じているか」「自分のスキルや経験、実績がどのように役立つのか」を交えて、意欲を伝えられると良いでしょう。ほかに受けている企業があるかを聞かれた場合は、嘘をつかず誠実に答えることが大切です。

Q.「志望動機を教えてください」

A.「御社の求人や資料、ホームページなどを拝見し、社員の皆さんが同じ目標を持って、役職に関係なく意見を出し合える環境作り、より良い企業作りに取り組んでいることが分かり、とても魅力を感じました。私も、御社の一員として、これまで従事してきたサービス業の経験、マネジメントスキルを生かし、〇〇業界のサービス向上に貢献しながら、より良い企業作りに取り組みたいと考えています。」

 

Q.「弊社以外に何社に応募していますか?弊社の志望は何番目ですか?」

A.「正直にお伝えしますと、御社以外に同じ〇〇業界の企業1社に応募していますが、御社を第一志望として強く希望しています。最新システムの導入や、新規開発に力を入れ、最先端を目指す御社で、〇〇業界の発展とともに、貴社の事業拡大に貢献できたらと考えています。」

 

キャリアプラン

<質問の意図>

キャリアプランの質問では、「企業の事業内容や、中長期の企業目標を理解しているか」「自身が企業内でどのように貢献できるか」のイメージを持てているかを確認する意図があります。企業のビジョンを理解し、具体的な業務内容を例に回答できると良いでしょう。

<回答のポイント>

漠然とした答えではなく、企業の中長期目標に沿って、具体的に貢献できるプランを考えておきましょう。個人的な希望ではなく、企業に利益をもたらすためには、今後どんな技術やスキルに挑戦したいかという点も回答できると良いでしょう。

Q.「今後のキャリアプランを教えてください」

A.「まずは、営業部において新規企業開拓に力を入れ、御社の目標でもある5年以内の企業売上を〇%向上に貢献したいと考えています。私がこれまでに培ってきた市場分析の経験や営業スキルは、御社に具体的な新規営業プランを提案できると自負しています。」

 

Q.「10年後、あなたはどうなっていたいですか?」

A.「人事職としての経験を積みながら、新たに明確な人事評価制度を策定することで、企業理念の浸透、適切でオープンな評価に基づく人事異動などを実現したいと考えています。10年後には、業績評価の評価項目を完成させ、社員のモチベーションを向上させるとともに、目標達成に向けて必要なスキルや知識を持った人材の採用にも取り組める人材でありたいと考えています。」

 

Q.「この業界は今後どのように変化していくと考えていますか?」

A.「〇〇事業では、今後さらなるサービスの差別化が求められてくると考えています。他社にないサービスの展開や、オリジナリティのあるブランディング、ターゲット層を明確化してより顧客のニーズに合ったサービスの提供を重視していくのではと考えます。今後は、新システムの導入や、ターゲット層に合わせた独創的かつ効果的な戦略設定を武器に、業界、そして企業の発展に貢献できればと思います。」

 

企業との相性

<質問の意図>

仕事をする上での姿勢や考えを確認する質問は、ビジネスパーソンとして人柄を知り、「会社に定着できる人材か」「企業との相性が合っているか」「企業理念を理解しているか」を判断する意図があります。

<回答のポイント>

面接を受ける企業の社訓や社風を研究し、企業が大切にしていることを交えて回答できると良いでしょう。企業ビジョンと自身のビジョンの違いを聞かれた場合、企業理念のメインとなるビジョンは決して否定しないように注意しましょう。企業の掲げる大きなビジョンは肯定しつつ、企業に新たな利益を生み出せるようなビジョンを提案してみましょう。

Q.「仕事をするうえで、何を大切にしていますか?」

A.「私が日々の業務の中で大切にしているのは、人間関係や協調性を大切にしたうえで実績を上げることです。部署やチームでの業務では、互いを尊重し合い、信頼関係を築き、個々の良い部分を尊重し合いながら、より良い人間関係をはぐくむことが、業務の効率化、企業の成長に繋がるのではと考えています。御社の代表が企業メッセージで語られている “三方良し” の精神に、非常に共感を覚えており、私の目指す働き方、実績の上げ方ができるのではないかと考えています。」

 

Q.「弊社の企業ビジョンとあなたの考えで同じところと違うところがあれば教えてください」

A.「御社の理念である「技術・産業の発展や環境保持への貢献」や、「時代の先端を行くリーディングカンパニーであり続ける」といったビジョンにはとても強く共感しています。私も御社の一員として、社会に新しい風を吹かせる一翼を担いたいと考えています。そのうえで、私自身としては、常に努力を惜しまず鍛錬していくという目標を掲げ、自身のスキルや人間力の向上を続けたいと思っています。」

 

逆質問

<質問の意図>

最終面接では、「最後に何か質問はありますか?」「何か伝えたいことがありますか?」と逆質問をされることは多く、ここで、「特にありません」などと答えるのは大失敗です。一見すると重要ではないように見えるこの逆質問ですが、ここでどんな発言をするかは、人間性や入社意欲を確認する上でとても重視されるポイントとなります。

<回答のポイント>

逆質問は、社長や役員の前で自身の入社意欲をアピールできる最後のチャンスとなります。入社に向けた疑問や不安があれば素直に質問しても良いですが、企業のホームページや説明会などで既出していることを聞いてしまわないよう注意しましょう。また、企業の経営陣が意欲を感じられるよう、会社の経営方針や、面接官の価値観など、企業方針にマッチする質問ができると良いでしょう。

Q.「最後に聞いておきたいことはありませんか?」

A.
●「御社の掲げる企業ミッションについて、私はこのように考えていますが、御社に入社させて頂けた際には、企業ミッションをどのように理解し取り組んでいったらよいでしょうか?」
●「面接官の皆様が、仕事を行う上で大切にしている信念はありますか?」
●「皆様が入社した際に、5年後のビジョンとして掲げていた目標は何ですか?」

 

最終面接の手ごたえ 落ちたかもフラグはある?

髭を生やした男性がノートパソコンの前で悩んでいるイラスト

最終面接を終えて、手ごたえを感じられた人、面接の時間の短さや面接官の反応に不安を覚える人と、さまざまな気持ちで面接結果を待っているのではないでしょうか。ここでは、どんな時に「落ちたかも(不合格)フラグ」が立ってしまうかを解説します。事前に不合格フラグについて知り、面接対策に役立てましょう。

面接官の反応が悪い、無言の時間が長い

最終面接中、きちんと質問に答えているはずなのに面接官の反応が悪く興味がなさそうと感じる場合は「不合格フラグ」が立ったかもと不安に感じてしまうでしょう。お互い無言になってしまう時間があったり、面接の空間が盛り上がらなかったりした場合、不合格フラグの可能性も否定はできません。しかし、あえて反応を薄くして様子を見ている場合もあるので、面接官の態度で一喜一憂せず、冷静に自分のベストを尽くしましょう

突っ込んだ質問がほとんどない

逆質問で自己アピールや質問をしたけれど、面接官に回答を広げてもらえないと戸惑ってしまうかもしれません。面接官の価値観や興味に合わない質問だと感じたら、無理に広げようとせず、次の質問に切り替えてみましょう。逆質問は複数用意し、面接官の価値観やここまでの面接の様子を鑑みて選択できるようにしておくと安心です

最終面接の時間が予定よりも短く終わる

面接官が社長や役員の場合は、多忙な中時間を作っているケースも多く、面接時間が短かったから必ず不合格フラグが立つというわけではありません。既に合格が決まっていて、顔合わせ型の場合は、お互いの意思疎通が充分なら、短時間で終わるケースもあります。ただ、質疑応答でも盛り上がらず、言葉のキャッチボールが続かないなど、極端に短いときは、心の準備が必要かもしれません。

面接時間が30分、1時間、長さは合否に関係ある?

面接時間が短いと不合格フラグが心配になる一方、面接時間が長い=合格と期待してしまう人も多いものです。

当初設定されていた面接時間よりも長くなり、話題も盛り上がった場合、面接官との相性が良かったと言えます。自分に興味を持ってもらえたという点では合格の可能性は高まります。反対に、企業によっては不合格者の面接を丁寧にする場合もあります。不合格通知後も、一消費者として企業を利用してもらえるよう、イメージを損ねないため、あえて長めに面接をする場合もあります。

このように、面接時間が短いから不合格、長いから合格とは言い切れないため、面接時間の長短で悩むことなく、落ち着いて結果を待ちましょう

合格のサインはどんなもの?

ノートパソコンを挟んで対面にいる男性ふたりがハイタッチしているイラスト

最終面接では、合格の手ごたえを感じられるサインがあります。面接官より、以下のようなサインを受け取った場合は、合格の期待ができるかもしれません。

入社後の手続きなどの具体的な話が出る

最終面接の中で、入社後の手続きや業務内容の確認など、具体的な話題が出てきた場合、採用を見越して話をしているケースが多くなります。このような話題が挙がったときは、好感触と言えるでしょう。 しかし、ここで見当違いな回答をしたり、面接官の心証を悪くしてしまったりしてはもったいないため、入社後の質問が出たときにきちんと受け答えができるよう、事前にしっかりと対策しておきましょう。

ぜひ活躍してほしい、自社のメリットなどの話が出る

面接官より、会社の魅力や入社を促すような話題が出たときは、好感触です。「自社にはこんな福利厚生がある」「こんな昇給制度がある」といった会社のメリットを話してもらえた場合や実際の職務についてくわしく説明されるなど、面接官には会社のことを良く思ってもらいたい、よく理解してもらいたいという気持ちがあります。このような入社を促す話が出るようなら、合格への期待を持って結果を待っても良いのではないでしょうか。

握手を求められる

常ににこやかな雰囲気で面接が進み、面接官が最後まで目を見て話をしてくれた場合、好感触と感じる人は多いのではないでしょうか。さらに、面接の終わりに面接官より握手を求められた場合は、さらに期待値が高まります。
握手は友好の証でもあり、わざわざ席を立ち握手を求めてもらった場合は、今後ともよろしくという意図が込められている場合も。握手を求められたときは、一言お礼を添えて丁寧に応じましょう

合格のサインは確かに存在し、期待を持てるケースが多いのも事実ですが、100%合格とも言い切れないので、最後まで気を抜くことなく丁寧に面接に取り組みましょう。

最終面接の結果はいつ届く?

封筒を開けるイラスト

最終面接後は、いつ結果が届くのかと気になるものですね。最終面接の結果連絡は、一体どのくらいかかるのでしょうか。

1週間前後が一般的

一般に、最終面接の合否連絡は、最終面接後1週間前後が目安と言われています。ただし、これからまだ複数人の面接が控えている場合などは、全ての最終面接終了・審査後の連絡となる場合もあり、それ以上に時間がかかることも考えられます。

長くなったから必ず不合格ということもない

合否連絡の目安時期を伝えられていない場合、日が経つにつれて不安も募ってしまいますね。ただし、前述のように、企業によって1週間から10日ほどの期間を要する場合もあるため、待つ時間が長い=不合格というわけではありません。面接後10日程度が過ぎても連絡がこない場合は、結果を催促するのではなく、結果連絡がいつ頃来るのかという形で、採用担当者に問い合わせをしてみるのも良いでしょう。

企業規模によっても変わる

一言に最終面接と言っても、面接を受ける企業が大企業かベンチャーかによって、採用人数や面接の規模も大きく変わります。大企業の大掛かりな採用募集だった場合、最終面接に進む人数も多く、数日にわたって面接を行うケースも少なくありません。一方、ベンチャー企業など小規模企業の最終面接では、一次面接・二次面接で絞り込まれた人材を1日で面接するといったケースも見られます。このように、大企業か、ベンチャー企業かといった企業規模によっても結果連絡の期間に大きな差が出てくることが予想されます。

当日、即日内定のケースも

連絡が早い企業や、最終面接時点で既に合格が決まっている「顔合わせ型」だった場合には、即日内定や、当日、翌日に連絡が来ることもあります。最終面接に呼ばれる時点で、顔合わせ型と伝えられている場合は、面接の終盤で内定を伝えられるケースもあるので、合格通知後に確認すべき質問なども準備しておけると良いでしょう。

最終面接お礼メールを送ると、合格率は上がる?

最終面接後にお礼のメールを送りたい場合は、採用・人事担当者あてにお礼のメールを送っても構いません。お礼のメールでは、面接に時間を使っていただいたお礼や、改めて企業への志望度が高いことをアピールできると良いでしょう。

ただし、お礼のメールの有無で合否が変わるということはありません。最終面接だけお礼のメールを送るのは不自然となる恐れもあるので、送るのであれば、一次面接・二次面接から感謝の気持ちを伝えましょう。

最終面接を通過するための準備と対策

男性社員が複数の社員の目の前でプレゼンをしているイラスト

一次面接・二次面接を通過し最終面接まで進むと、ますます合格への期待も高まります。せっかくのチャンスである最終面接で失敗しないための準備と対策をご紹介します。

マナーの見直し

社長や役員が面接官を務める最終面接では、質疑応答への受け答えはもちろん、ビジネスパーソンとしての面接マナーや姿勢も重要な選考ポイントの一つとなります。「スーツや髪型に清潔感があるか」「カバンや持ち物、身だしなみがビジネスパーソンとしてのマナーをおさえているか」「時間に余裕を持って到着できるか」「控室での過ごし方、面接中の話し方や表情、挨拶の仕方」など、面接で好印象を与えられるマナーの見直しをしておきましょう。

こちらの記事も参考にしてください。

これまでの面接での応答の振り返り

最終面接で大切なことは、これまで通過してきた一次面接・二次面接との一貫性です。前回の面接で話題にした内容や自身の回答を深掘りされるケースも少なくないため、これまでの面接で受けた質問や回答を思い出し、さらに深掘りされても答えられるようブラッシュアップしておきましょう。 一次面接の回答と最終面接での回答に齟齬がある場合は、自身の評価を下げてしまう可能性もあるので、注意しましょう。

企業ビジョンと志望動機の見直し

会社の経営陣である社長や役員との面接では、企業ビジョンの理解度や志望動機の確認を通して、企業への入社熱意を伝えることが大切です。改めて採用情報や企業の求める人材像を確認し、応募企業の理念やビジョン、ミッションなどを見直しましょう。これらの企業情報をもとに、より具体的かつ実現可能な目標を伝えられるよう対策を練っておくことが大切です。また、これまでの面接で得た新たな情報は積極的に取り入れ、より面接官の心に残る志望動機にブラッシュアップしていきましょう。

長期的なキャリアプランをまとめておく

最終面接では、入社後のキャリアプランを明確に持っているかどうかも重要となります。「企業のビジョン実現のため、自身が企業に貢献できることは何か」「5年後、10年後、どんなスキルや知識を身につけ、どのように企業に利益をもたらしているか」より具体的かつ長期的なキャリアプランをまとめておきましょう。

逆質問で、自分の強みをしっかりアピール

前述のとおり、逆質問は自身の企業理解度や熱意、自身の強みをアピールできる最後のチャンスです。企業の理念や社訓といった会社の方針や事業内容などに関する逆質問を、自身の強みに絡めてアピールできるよう、企業研究、面接対策を徹底しましょう。

落ち着いて対応する

最終面接では、企業のトップである社長や役員がずらりと並ぶため、それだけでも緊張してうまく話せなくなってしまうという人も少なくありません。そんな緊張した空気の中、質疑応答に対応するのはとても大変です。「面接中にあまり話が盛り上がらなかった」「うまく答えられなかった」「面接官の反応が薄かった」などと気にしてしまうと、焦ってさらに悪循環となります。一つ一つの質疑応答に、焦らず落ち着いて対応できるよう、繰り返し面接の対策・練習を積み重ねましょう。

転職エージェントを活用して、面接対策を万全に

転職活動での最終面接は、事前準備が8割と言われるほど、準備と対策が大切です。転職エージェントなら、企業の社風や最終面接の意図も事前に分かり、それを踏まえた模擬面接なども実施してくれるため、無駄なく効果的な面接対策が可能となります。各企業の内定通知時期もある程度見込め、内定通知が長引く場合も間に入って状況を確認してくれるため、面接後の不安を減らすこともできます。
自力での最終面接に困難を感じるなら、面接対策だけでなく、実際に面接の練習も可能、効率的かつ効果的に自信を持って転職活動が進められる転職エージェントのサポートを検討してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者

パソナキャリア編集部

転職エージェントの視点から、転職活動の始め方、自己PRの作り方、面接対策や円満退職の秘訣まで、転職ノウハウをわかりやすくコラムでご紹介します。

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