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転職活動の成果は準備で決まる チェックリストで成功をつかもう

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転職活動を成功に導くには、しっかりとした準備が大切です。 転職活動中は、履歴書などの提出書類を作成したり、面接対策をしたりとやるべきことがたくさんあります。しかし、本来はこれらを行う前に取りかかる下準備こそ、最も時間をかけて行いたいものです。準備をしっかり行うことで、書類選考や面接の通過率や、希望通りの転職が実現する可能性を高めることができます。今回は、これから転職を考えている人のために、転職を成功させるための準備のポイントについてご紹介します。

転職活動に入る前の準備がなぜ大切なのか?

転職しようと思った時、いきなり求人検索や履歴書・職務経歴書の作成を始めようとしていませんか? 何も計画せずに行動してしまうと、転職活動の期間が長引き、予想以上の時間を費やす原因になりかねません。転職活動を始める前に、まずは「転職の準備」をしましょう。
転職活動の流れに沿って、必要な準備を行っていきます。

転職活動準備チェックリスト

転職活動を始める前に、まずやるべきこと、やっておきたいことをまとめました。

□転職で求める条件を整理する

転職活動を始めるにあたり、見落としがちなのが、このステップです。
転職に対する具体的な行動を起こす前に、「なぜ転職しようと思ったのか?」「どんな条件の企業に行きたいのか?」を考える必要があります。
併せて、自分の現状のスキルや今までのキャリアの棚卸しと、今後のキャリアプランを考えましょう。
ここできちんと「過去」「現在」「未来」について考えておくことで、どういった会社を探すと良いかがおのずと見えてきます。また、転職に対する軸をはっきりさせておくことで、ぶれることなく転職活動を進めることが可能です。
そして何より、ここで考えたことがその後の応募書類や面接などで問われる、退職理由や自己PRのベースとなります。

□応募するための企業情報を収集する

やりたい仕事、目指す職種などが決まったら、次は企業についての情報収集に取り掛かります。
「自分の志望する仕事はどんな会社に行けばあるのか?」「どのような条件から選ぶことができるのか?」「業界や企業ごとの違いはあるか?」「必要な資格はあるか?」「応募するにあたっての必須条件は?」など、応募の検討に必要な情報を集めましょう。必要な情報を集めた上で、応募企業の選定を行います。
一見同じ職種でも、条件は企業規模や業界によってさまざまです。事前にしっかり調べておくことで、企業ごとの違いや、それぞれの魅力が見えてきます。そして、それが志望動機につながるのです。

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□転職エージェントや転職サイトに会員登録する

見つけた求人に応募をする際、求人募集がされている転職エージェントや転職サイトに会員登録をする必要がある場合がほとんどです。在職中の転職活動で、時間が取れず企業研究ができない、どのように転職活動を進めればよいか、自信がないといった人は、専門のキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれる転職エージェントに登録すると良いでしょう。

□応募書類を作成し応募する

応募したい企業や、職種が決まったら転職活動がいよいよスタートです。
転職サイトやハローワークなどから応募する場合は、必要書類や行うべき手続きなどを調べ、抜け漏れなく進めていきましょう。転職エージェント経由で応募する場合は、担当のキャリアアドバイザーとカウンセリングの後、希望する求人への応募手続きを進めてもらうようにしてください。

□書類選考や、面接

求人応募をしたら、書類選考や面接といった「選考」の段階へと進みます。書類選考に通過した際に挑む面接では、受け答えの仕方やマナーなど、意識しないといけないこともたくさんあります。事前に準備、シミュレーションを行い、自信を持って面接に臨めるようにしておきましょう。

□内定を獲得 円満退社に向けた引き継ぎや手続きを行う

選考を終え、無事に内定を獲得したら入社の準備です。在職中の場合は、現職の会社へ行う退職手続きを開始します。入社日までに円満に退社できるよう、引き継ぎや手続きを怠りなく進めましょう。

転職活動に必要な期間はどのくらい?

転職活動を進めるにあたって、活動全体のスケジュール感も事前に押さえておくようにしましょう。無計画に始めてしまうと、現職の退職時期と転職先への入社時期がうまく調整できず収入のない期間ができてしまったり、離職期間が長引き、内定がもらえないことに焦って、希望とは異なる企業に決めてしまったりといった失敗をしてしまうことがあります。また必要な引き継ぎを行う時間を設けられず、退職する企業の上司や同僚に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
では、転職活動には実際、どのくらいの期間を要するのでしょうか?まずは、在職中に活動を始める場合で考えてみます。

転職活動は、3カ月~6カ月かかることを見越してスケジュールを立てる

転職活動は、順調に選考が進み、最初に受けた会社で決まった場合でも、準備~退職まで3カ月程度かかるケースが一般的です。

在職中に転職活動を行う場合、書類の作成などの転職準備に約2週間~1カ月、求人応募をし選考を受け、内定を獲得するまでに順調にいって2カ月程度、退職交渉をし、引き継ぎをした上で退職するまでに1カ月半~2カ月半程度かかると言われています。そのため、転職活動にかかる期間は一般的に、「3カ月~6カ月程度」が目安とされているのです。

希望条件や採用側のスピード感にもよりますが、この程度の期間は要することを想定しつつ、スケジュールを組んでみましょう。「今すぐ辞めたい」と思っていても、上記を踏まえた上で退職の意思表示や退職時期の交渉を行う時期など、冷静に判断してください。

また、退職する際は退職予定日の1~2カ月前を目安に、現在の会社に意思を伝えましょう。一般的にこの程度の期間があれば、現職と揉めずに退職できる傾向にありますが、企業によっては社則などで別途、退職願の提出時期が指定されている場合もあります。転職活動を行う際に、ご自身の会社の規則も併せて確認すると良いでしょう。

引っ越しを伴う転職活動の場合は、さらに余裕を見る

最近は、Uターン転職やIターン転職、Jターン転職をする人も増えています。転居を伴う転職活動の場合、現在の住まいの解約手続きや、転居先探しなども発生します。引っ越しを伴う転職の場合には、さらに日程に余裕を見て転職活動を行うことをおすすめします。

在職中か、退職済かで転職活動期間は変わる

在職中の場合は退職手続きや引き継ぎ等に1~2カ月はかかります。一方、退職後に転職活動を行う場合は、転職活動に専念できるので、活動期間が多少短く済む傾向にあります。

しかしながら、退職後の転職活動の場合、企業によっては離職期間を「ブランク」とみなす可能性があるため、注意が必要です。また、転職活動が長引けば長引くほど、収入がない期間が続きます。焦りや不安から、慌てて転職先を決めてしまうなど、失敗してしまうケースも見受けられるので注意が必要です。

資格取得が必要な転職を目指す場合には

職種によっては、資格が必要となるものもあります。その職種を目指すためには、資格取得のための日数も考慮しなければなりません。
また、資格取得が必須でなくても、未経験職種の場合は事前に勉強をしたり、知識をつけておく必要があります。転職情報の収集と並行して、勉強を進めることをおすすめします。

転職活動準備金 必要なお金は用意できているか?

意外に見落としがちなのが、転職活動にかかる資金の準備。転職活動を進めるにも、お金がかかります。

資格取得に必要な費用

転職に必要な資格を取得しようとする場合、勉強のための費用+受験のための費用が必要となります。また、資格を既に取得していたとしても、更新が必要な場合もあります。その際にも、費用が発生します。

転職活動に伴う交通費

転職先企業へ訪問する際、自宅から訪問先へ移動するために交通費がかかります。遠方から面接を受ける際など、交通費を出してくれるケースもありますが、基本的に転職活動の際の交通費は自己負担なことがほとんど。交通費もきちんと予算の中に組み込み、準備しておきましょう。

引っ越しに伴う費用

Uターン、Iターン、Jターン転職など、転居を伴う転職の場合は、新居にかかる費用や引っ越し費用が必要になります。入社する企業の寮や社宅に入居する場合でも、現地まで荷物を運ぶ引っ越し代はかかります。
また、一人暮らしの引っ越しか、家族ぐるみで引っ越しをするかで、費用も大きく変わってきます。
子どもがいる場合は、転入学による制服代なども費用としてかかりますので、注意が必要です。

身だしなみを整える費用

転職で面接を受ける際には、身だしなみを整える必要があります。日頃からスーツを着用している営業職の方は特段気にする必要もないかもしれませんが、日頃服装自由な職場に勤めている方は、スーツや革靴、ビジネスバッグなど、面接に備えた服や小物の準備が必要になります。以前揃えたもので大丈夫と思っていても、久しぶりに袖を通すと、体型が変化してサイズが合わなかったり、シミができていたりして、新たに用意しなければならない場合もあります。面接直前に慌てないよう、転職活動を始める際に、一度クローゼットの中から出して、確認しておきましょう。

一時的に無収入になる場合の生活費

退職するタイミング、転職先への入社時期によっては収入の無い時期が発生する可能性もあります。そういったケースも踏まえて、数カ月分の生活費相当の費用は用意しておくことをおすすめします。

準備不足による転職活動失敗談

転職活動の準備を怠ると、失敗する可能性が高くなります。失敗談を踏まえ、同じ道を歩まないように気を付けましょう。

勢いで辞めて、慌てて転職 再度転職活動を行うはめに

上司と折り合いがつかなかったり、思い通りの人事にならなかったりと、気に入らないことがあった。勢いで「こんな会社辞めてやる」と辞めてしまい、お金に困ったので慌てて転職をしたら、前の会社よりもひどい労働環境だった。嫌なことから逃げるように転職をした結果、思い通りの環境には行けず、結局、再度転職活動をするはめに……という人も稀にいます。転職には、冷静な気持ちが重要です。

退職手続きがうまくいかず、入社が遅れてしまう

在職中に転職活動をし、内定をもらった暁には、しっかりと退職に向けての準備をし、現職の会社に迷惑がかからないようにすることが基本です。

しかし、転職先の企業と入社予定日を決め、現職に退職願を提出したが、退職交渉が決裂し、入社予定日に転職できなかった。あるいは、退職日の調整がうまくいかず、転職先に入社日を延期してもらったにもかかわらず、退職日が決まらなかったことで、転職先から内定取り消しをされてしまった。――そんなケースも転職の失敗談として伺うことがあります。

このような悲劇は、内定承諾後の速やかな退職交渉と、引き継ぎなどの事前準備を入念に行っておくことで、ある程度回避することができます。また、内定先の企業と入社予定日の調整がどの程度可能か事前にきちんと交渉をしておくことも大切です。内定先の企業の立場からしても、円満退職した上であなたに来てほしいと思っていることは間違いありません。きちんと入社の意思がある旨を伝え、期日を決め、責任を持って交渉することで失敗を防ぐことができます。

年代別に必要な準備

転職する年代によっても、必要な準備が変わってきます。

20代の転職に必要な準備

仕事の経験がまだ浅い20代の転職。特に第二新卒や既卒と言われる、おおむね25歳くらいまでの転職では、少なくとも最低限のビジネスマナーは身に付けておくようにしましょう。
新しい仕事に必要なスキルの取得をするための努力や勉強をすることも必要です。目指す職種に必要な、あるいは活かせる資格があれば、積極的に取っておきましょう。

30代の転職に必要な準備

任される仕事も増える30代は、自分が担当している業務の整理や、スムーズな引継ぎがとても重要になります。現場の機動力としてはもちろんのこと、マネジメントも任せられる年代として、退職することの影響が大きくなり始める年代です。退職する企業に迷惑をかけないよう、円満に退職するための準備が必要となります。

40代の転職に必要な準備

社会人として長く培ってきたキャリアや経験がある40代。業務で身に付けたスキルやマネジメント能力を明確化しておくことが大切です。また、リーダーや部長職など管理職クラスでの転職も増える40代では、職責や待遇などの情報収集が必須になります。

万全な準備が満足のいく転職活動を支える

年代・性別を問わず、転職にはしっかりとした準備が必要です。在職中に転職活動を進める場合も、離職後に転職活動を行う場合も、事前の準備をしっかりと行い、きちんとスケジュールを立てた上で行動することが、転職成功への道です。