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パソナキャリアはあなたのキャリアを相談できるパートナーです。キャリアカウンセリングを通じてご経験・ご希望に応じた最適な求人情報をご案内します。
S:IT業界の有効求人倍率は非常に高い水準が続いており、活況です。オリンピックが終わると各職種の求人需要は減るとも言われていますが、ITの分野においては引き続き需要が高い状況が続くと予測されています。
その中でも、近年特にITコンサルタントや社内SEの求人数が増えている印象です。私自身、前職ではSI企業に勤務していましたが、当時はSIから同業他社に転職する人が大多数。社内SEやITコンサルタントに転身する人はほとんどいなかったのですが、最近は間口が広がっていると感じます。
S:IT企業の多くを占めるSIは、企業から案件を受注し、システムを作って納品するというビジネスです。最近はITの知見がある企業も増えてきていますので、「SIに受託せずに自社で作る」という発想になりつつあります。そこで増えたのが、システムを内製し、維持するための社内SEの求人です。
そうやってシステムを内製するようになり、SIの領域を自社で抱えるようになった企業の中には、「もっといいやり方があるのでは?」と考え、コンサルティングファームに相談するところも出てきています。このような流れで、エンジニアリングがわかるITコンサルタントの需要が高まっているというわけです。
N:社内SEが増えている背景には、事業会社がITに積極的な投資をしているという側面もありますね。規模が大きい企業だと、社内SEの数は約1000名にものぼります。
N:そうですね。最近の傾向として、SIで働いている方の多くは、ITコンサルタントや社内SEへの転職を希望されます。社内SEの募集は増えていますし、ITコンサルタントは世の中の需要拡大に伴い、企業側の採用の要件が下がっていることもあり、今後も転職希望者は増えていくかと思います。
N:より上流に行きたいというのが多い理由ですね。「成長したい」「自身の市場価値を上げたい」という理由でITコンサルタントを希望される若手の方も多いです。数年頑張って経験を積み、ゆくゆくは事業会社に行こうなど、しっかり先を見据えている方もいらっしゃいます。
S:意思決定の現場に近いことがITコンサルタントの魅力です。特に、大手のコンサルティングファームですと大規模システムに携わることができますし、大規模プロジェクトのプロジェクトリーダーになれば、より重要な意思決定の場に近付くことが可能です。
E:ITコンサルタントはハードルが高いイメージがあり、学歴や有名企業での就業経験がないとダメだと思っている方も多いですが、今は間口がかなり広がっています。中小SI出身の20代後半の方が、年収200万円アップで転職した事例もありますし、エンジニアとして3年程度しっかりと仕事をしていれば、今は十分にチャンスがあると言えます。
E:私は主に20代若手の転職希望者を担当しておりますが、「技術では理系出身者に勝てないけれど、技術を持ちつつ社内SEとして働き、業務的な知識をつければ強みになるのでは?」と考える文系出身の方は多いです。社内SEは第二新卒枠も結構ありますし、多少経験が浅くてもポテンシャルを見て採用してくださる企業があるくらい、人が足りていないのが現状ですね。
S:30〜40代の方ですと、結婚や子どもが生まれるなど家庭環境の変化をきっかけに、生活の安定性を求めて社内SEを希望される場合もありますね。最近では、50歳前後の方が役職付きの社内SEとして入社した事例も出てきています。ある程度年齢が高くても転職できる可能性がある点も、社内SEに人気が集まる理由だと思います。
E:キャリアカウンセリングをしている中での主観ではありますが、働き方を改善したい方は社内SE、キャリアアップや収入アップを望む方はITコンサルタントを目指すという傾向はあると思います。
N:社内SEを希望される方の中には、良い側面だけが目に映ってしまっている方もいます。仕事を「もらう側」から「発注側」になることができ、決してキャリアダウンにはなりませんが、社内SEになった時点である程度、今後のキャリアが狭まることは間違いありません。社内SEは実装を外部ベンダーに依頼することが多いので技術的には頭打ちになりますし、今後のキャリアは入社先の業界にある程度縛られることになってしまいます。
また、社内SEは通年で大規模採用をしている企業と、欠員が出た際に採用をする企業に二分化しています。前者の場合は、縦割りである程度業務における役割が決まっており、後者の場合は社内システムを全面的に幅広く任される役割という傾向があり、同じ社内SEでも求められるスキルは全く異なるのです。そこを認識しないまま転職活動をすると、入社後の大きなギャップに繋がってしまいます。
S:転職先を選ぶ際、「その会社はIT投資に積極的か」という視点は持っていただきたいですね。社内SEは間接部門ですから、景気が悪くなればリストラ対象になってしまう可能性もあります。また、「IT投資をしてくれないから新しいことができない」という理由で、転職の相談にいらっしゃる方もいます。
また、SIにいる方の中には一つの会社に深く入り込んで、PDCAを回しながら長期的に一つのシステムに携わりたいという志向性を持つ方も多いです。そういった方が社内SEを希望されることもありますが、中村も言う通り、その後のキャリアの選択肢は限られてきてしまいます。「エンジニアが主人公から裏方になる」のが社内SEですから、技術面で成長したい気持ちがあるのであれば、社内SE以外の選択肢も一度ご検討いただきたいですね。
E:社内SEになると、新しい技術に触れる機会はどうしてもSIよりは少なくなってきますよね。また、SIに比べて年収が上がりにくい企業もあるので、将来的な年収幅は確認しておいた方が安心です。
N:ネガティブな理由で転職活動を行い、「それが改善されるなら何でもいい」と目先の年収やネームバリューで転職先を選んでしまうと、入社後の後悔につながってしまう恐れがあります。ネガティブな部分を改善したいというだけでなく、「どういう環境なら自分がハッピーになれるのか」という軸は、きちんと持っていただきたいですね。「キャリアチェンジにはリスクもある」ということは、私たちエージェントもきちんとお伝えしなければと思っています。
E:私は若手の方を担当することが多いので、初めての転職でつまずきがちなところをアドバイスできるのが強みだと考えています。若手の方だと、「何をしたいのか分からないけど、今の状況には不満がある」と転職相談に来られる方もいます。転職軸の整理を一緒にして、今後の方向性をアドバイスすることも多いですね。その上でキャリアの選択肢を提示し、「自分は社内SEにも行けるのか」「このくらいの経験年数でもITコンサルタントになれるのか」と、新たな発見やキャリアの選択肢の幅が広がった実感をお持ちいただくことは多いです。
もし、あなたが今キャリアに悩んでいるのであれば、それは「何かしら現状を変えたい」という意志があるということ。その意志は大事にしていただきたいですし、パソナキャリアのキャリア面談では、就活の時の軸や大学時代までさかのぼって「仕事観」の深堀りをするようにしています。そのため、転職のご相談はもちろん、キャリアの棚卸しを目的にお越しいただくのもいいのではないかなと思います。
N:求人数が多く、選択肢がたくさんある今だからこそ、「選ぶ手伝いをしてほしい」という方は多くいらっしゃいます。エンジニアの方の中には、忙しすぎて仕事と家の往復になってしまい、自社以外の外の環境を知らない人も少なくありません。社内SEやITコンサルタントに転身できる可能性があるということに気付いていない人も珍しくないですから、自身の経験や強みを聞いた上で良い意味で想定外の求人の紹介を受けることができるというのはメリットだと思います。
また、パソナキャリアでは社内SE、ITコンサルタント、SIなど、IT業界の領域ごとに専任チームを立ち上げています。専門性に特化しておりますので、これまでの転職実績や選考のポイントを細かくアドバイスできるのも、当社の強みだと自負しています。サポート期間が決められている転職エージェントもありますが、当社の場合は長期的に転職を考えていきたいという方でも大丈夫です。現状を伺った上で、「むしろ今は転職しない方がいい」とアドバイスをすることもあります。
S:私はアプリケーションエンジニア出身ですが、私以外にもセールスエンジニア出身、セキュリティエンジニア出身など、エンジニアとしての実務経験があるアドバイザーがいます。実務経験があるからこそ、私たちからアドバイスできることもあると思いますし、さまざまなバックグラウンドを持つキャリアアドバイザーがいますので、多様なニーズに応えられると思っています。
また、私自身転職を一度経験していますが、転職にはすごくパワーが必要です。途中でめげてしまう方も多いですから、伴走者がいた方がいいと思っています。キャリアアドバイザーがいることで、効率的な転職活動ができることはもちろん、ポジティブに活動を進められるはずですので、何かお悩みがあれば、気軽にご相談いただけるとうれしいです。
(取材・文/天野夏海)
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