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採用面接前に取り組みたい効果的な面接の練習方法とポイント

採用面接前に取り組みたい効果的な面接の練習方法とポイント

中途採用では、書類選考で応募者のスキルや経験がふるいにかけられ、さらに面接で社会人としてのマナーやコミュニケーション能力、人柄など、応募書類ではわからない部分をチェックされます。ただし、何度でも書き直しができる履歴書や職務経歴書とは違い、面接は一度きり。あらかじめ質問を想定し、答えを用意していても、緊張して声が小さくなったり、質問にうまく回答できなかったりすると、次の面接へ進めないことがあります。面接で慌てないためには、事前にしっかりと練習を積んでおくことが大切です。この記事では、面接で実力を発揮するための練習方法や対策のポイントについてご紹介します。

面接対策が重要な理由

「書類選考は通過しても、面接で不採用になってしまう」と悩んでいる人のほとんどは、面接対策が不十分なことが原因です。まずは本番を想定した練習を繰り返し行い、面接そのものに慣れる必要があります。

事前に面接対策を行うことで、ある程度、緊張を和らげられます。志望動機や自己PR、想定される質問に対する回答を頭のなかで繰り返し思い浮かべていても、本番の面接で緊張してしまうと、思ったように話せなくなるものです。頭のなかが真っ白になってうまく回答できなかったという経験をしている人もいるかもしれません。

面接時の雰囲気や話の流れを想定し、本番に近い状態で練習をしておきましょう。さまざまな場面を想定して練習しておけば、「十分に練習した」「何を聞かれても対応できる」と自信がつき、面接当日の態度や表情にも余裕が生まれます。表情に自信を感じられる人は、「仕事もできそう」と面接官に好印象を与えやすいでしょう。

面接対策の練習ポイント

学生時代に就職活動を経験していても、面接のマナーについては忘れている人もいるかもしれません。志望動機や自己PRはもちろん、入退室のマナーから面接中のしぐさまで、本番をイメージして練習しましょう。

●必ず声に出して練習する

大切なのは、あらかじめ準備した回答を整理し、実際に声に出して繰り返し練習をすることです。自己PR や志望動機をうまく文章にまとめられても、実際に声に出して読んでみると、表現の違和感に気付くことがあります。面接の練習をするときは必ず声に出して練習し、本番までに違和感を取り除いておくことが大切です。声に出して練習し体に覚えさせることで、面接本番での緊張が少しは解れるはずです。

●本番を意識する

面接練習をする際は、常に本番を意識して臨みましょう。自分の目の前に面接官がいるのをイメージし、入室から始めてあいさつ、自己紹介、自己PRや主要な質問項目などをひと通り話し、最後の退室まで通しで練習します。本番と同じようにイスに座って、背筋が伸びているか、足がそろえられているかなど、姿勢も鏡で確認しましょう。何度も反復することで体が一連の動作を覚え、自然に振る舞うことができるようになっていくでしょう。

●一言一句、暗記はしない

ひとりで面接対策をしていると、質問に対する回答を一言一句暗記してしまいがちです。しかし、全部暗記してしゃべるのはNG。質問のされ方によっては暗記していた内容と回答が合わず、不自然な会話のやりとりになってしまう可能性があります。また、あらかじめ想定していた質問に対しては問題なく答えられても、予想外の質問が来たときに、うまく受け答えができなくなる恐れもあります。
回答は文章を丸暗記するのではなく、答える内容の趣旨や伝えたいポイントを覚えるようにしましょう。練習では、同じ回答でも毎回表現を変えて話すように心掛け、回答例のバリエーションを複数用意しておきます。面接官に伝えたいポイントさえ覚えておけば、その場の雰囲気や質問内容の違いに応じて臨機応変に答えられるようになるでしょう。
本番では、準備した回答に加え、それまでの会話のやりとりを踏まえた意見も答えるようにすると、感情を込めて話すことができ、より自分の考えが面接官に伝わりやすくなります。

一人でできる面接の練習方法

友人や知人に面接官役をお願いして、二人で練習ができればベストですが、一人でも面接の練習は可能です。ここでは、鏡やICレコーダー、Web上の動画サイトを使った面接の練習方法をご紹介します。

●鏡の前で客観的な見え方を確認する

全身が見える大きさの鏡を準備します。鏡の前で、実際に面接のシミュレーションを行いましょう。自分の立ち居振る舞いや話す姿を見ることで、今まで意識したことがなかった癖やしぐさに気付くかもしれません。癖やしぐさは自分では気が付きにくく、無意識にしてしまっていることがほとんどです。猫背になる、座ると足が開いてしまう、貧乏ゆすりをしてしまうなど、客観的に見てマイナスになる行為をしていないか確認しましょう。

また、鏡に向かって話すと、面接官から見た自分の話し方や表情がわかります。話すことに必死で表情が硬くなっていないか、目線は相手をしっかり見ているかなどをチェックしましょう。

●回答を録音する

立ち居振る舞いと同様に、話し方にも気付かないうちに癖が現れています。自分の話し方を確認するには、ICレコーダーやスマートフォンの録音アプリを利用して、話し方を録音してみましょう。
録音した音声を聞くときは、「話すスピードは適切か」「聞き取りやすいトーンで話しているか」の2点に着目します。自分で話しているときには気付かない早口や聞き取りにくさの癖を発見するかもしれません。何度も録音しながら練習をして、聞き取りやすい話し方を身につけましょう。

●動画で面接シミュレーションをする

Web上には、就職活動の面接をテーマにした動画コンテンツがサイト上に数多く公開されています。面接のポイントを解説した動画、面接のシミュレーションを行える動画、圧迫面接に慣れるための動画など、さまざまなテーマがそろっています。動画を活用することで、面接の状況がイメージしやすくなり、さらに練習がはかどるでしょう。

転職エージェントの模擬面接を活用する

転職エージェントを活用すると、より実践的な面接の練習をすることができます。転職エージェントのサポートのひとつである模擬面接についてご紹介します。

●転職エージェントの模擬面接

応募書類の添削や面接の日程調整など、転職活動におけるさまざまなサポートをしている転職エージェント。面接に関しても、プロの視点を活かした実践練習の場として模擬面接を行っています。

●模擬面接とは?

模擬面接は、転職エージェントが面接官役となり、本番を想定して面接を行う練習方法です。模擬面接は家族や友人など身近な人を相手に行うことも可能ですが、転職活動のプロと一緒に行うほうがより効果的です。
転職エージェントは、単に練習相手になるだけでなく、プロの視点から転職希望者に客観的なアドバイスをしてくれます。面接の基本マナーや話し方だけでなく、志望動機や自己PRの内容に関しても適切なアピールの仕方を教えてくれるので、ひとりで練習するよりも、面接のスキルを高められるでしょう。

●パソナキャリアの面接対策

パソナキャリアでは、多くの転職者支援を行ってきた経験を活かし、実際の面接を想定した面接対策を実施しています。面接官に好印象を与えやすいテクニックはもちろん、各企業担当のリクルーティングアドバイザーと転職者のサポートをするキャリアアドバイザーが連携して、応募企業に合った面接の傾向や対策をアドバイスしてくれます。

練習で話し方や立ち居振る舞いを改善してから面接へ

面接を成功させるには、本番を想定した練習を積み重ねることが大切です。履歴書や職務経歴書などの応募書類が完璧でも、面接でうまくアピールできなければ内定には至りません。この記事を踏まえ、実際に声を出して話し方を確認し、体を動かし立ち居振る舞いを見ながら練習してみましょう。繰り返し行うことで、本番の面接へ向けた課題点が見つかり、改善へ向けた手を打つことができます。

面接の練習方法についてもっと知りたい方はこちら

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