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面接で注意したい言葉遣いと間違えやすい敬語の正しい使い方

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きちんとした言葉遣いができる人は、中途採用の面接でも面接官に好印象を与えられます。ビジネスシーンでは敬語を使うのが大前提であり、正しい敬語の習得は、常識あるビジネスパーソンとして認められる上で欠かせません。敬語を正しく使えないことが原因で、面接で評価を得ることができず、内定が遠のいてしまう可能性もあります。この記事では、面接時に間違った敬語を使って思わぬ失点をしないために、基本的な敬語の種類と間違えやすい表現についてご紹介します。

<目次>

  • 1. 基本的な敬語の種類
  • 2. 面接でよく使う言葉
  • 3. 間違えやすい敬語のNG表現
  • 4. 面接で失礼な言葉遣いをしないための注意点
  • 5. 正しい敬語の習得はまず慣れることから

基本的な敬語の種類

尊敬語・謙譲語・丁寧語はどれも相手に敬意を示す言葉ですが、使い分けられる人はそれほど多くありません。まずは敬語の基本をあらためて理解していきましょう。

●尊敬語

尊敬語は相手を敬う言葉です。話している相手、または話題にしている人の状態や動作などを高める表現を使います。面接で面接官に対して使うのも、相手を立てる尊敬語です。

<言う→おっしゃる>
「◯◯様がおっしゃるように」

<行く・来る・いる→いらっしゃる>
「何時頃にいらっしゃいますか?」

上記のように言葉自体が変化するものもあれば、「お聞きになる」「お読みになる」のように「お~になる」の形をとったり、「書かれる」「される」のように「~れる」「~られる」の形をとったりする尊敬語もあります。

●謙譲語

謙譲語はへりくだって言う言葉で、目上の人や立場が上の人に対して、自分または自分側のことを話すときに使います。自分を低めることで相手を高め、敬意を表す言葉です。面接官に対して、自分のことを話す際などに使用します。

<言う→申す、申し上げる>
「申し上げましたとおり、私は~」

<見る→拝見する>
「御社の◯◯を拝見し」

<読む→拝読する>
「先日、御社の社長のインタビューを拝読しました」

ほかには、「お話しする」「お伝えする」のように「お~する」という形の謙譲語もあります。

●丁寧語

丁寧語は、文字どおり丁寧な表現によって相手に対して敬意を示す言葉で、日常でよく使う「です」「ます」「ございます」などのことです。言葉の前に「お」または「ご」を付ける形もあり、「お話」「お手紙」「ご説明」のように使います。

面接でよく使う言葉

面接では、話の内容だけでなく人柄や話し方も評価されています。言葉遣いも同様で、間違った敬語で話していると、面接開始時からマイナスの印象をもたれるかもしれません。
ここでは、面接で頻出する表現をご紹介します。適切な言葉を自然と使えるようにしましょう。

●一人称は「私」で統一

あらたまった場での一人称は「私」を使います。男性もビジネスシーンでは一人称を「わたし」もしくは「わたくし」としましょう。「わたくし」のほうがより丁寧な表現になります。うっかり「僕」「俺」「自分」などを使うと、面接官に違和感を与えてしまう恐れがあります。

●応募企業は「御社」

自分が「私」であるのに対して、応募先の企業のことは「御社」と言います。「こちらの会社が良いと思いました」といった表現はしないように注意しましょう。「貴社」という表現は、「帰社」「記者」「汽車」など同音異義語が多く紛らわしいため、話し言葉では「御社」を使うのが一般的です。

●お願いするときは「恐れ入りますが~」

相手に対して話しかける際に、「恐れ入りますが~」などのクッション言葉を挟むと表現が和らぎます。「恐れ入りますが~」は、相手に依頼するときや断るときに使うクッション言葉です。
たとえば、面接の日程を別の日にしてほしい場合は、「恐れ入りますが、その日は○○のため、別の日程でお願いできますでしょうか」と頼みます。ストレートに言うと失礼な印象を与える可能性がある場合に、「恐れ入りますが」のひと言を入れてソフトな印象にします。
「すみませんが~」という言葉も日常会話でよく用いられますが、あらたまった場では本来使いません。「すみません」は「済まない」の丁寧語で、相手に感謝や謝罪、依頼などをするときに使用します。しかし、ビジネスシーンでは、より丁寧な言葉である「恐れ入りますが」「申し訳ありませんが」「大変恐縮ですが」などを使うのが好ましいとされています。

間違えやすい敬語のNG表現

日常的によく耳にする言葉のなかにも、実は正しくない敬語が紛れています。面接で丁寧に話そうとして、間違った言葉遣いになることがあるので注意しましょう。
ここでは、代表的なNG表現をご紹介します。

●「了解しました」

業務連絡などでよく耳にしますが、「了解しました」は、同等または下の立場の人に対して使う言葉です。面接官や上司など立場が上の人に対しては、「承知いたしました」「かしこまりました」を使いましょう。

●「なるほど」

同調の意味をこめて「なるほど」と言うのも要注意です。「なるほど」には「相手の言うことに評価を下している」という意味合いが含まれます。面接の場合、評価を下されるのは自分自身。そのため、面接官の話に対して「なるほど」と相槌を打つのは失礼にあたります。

●「拝見いたしました」

敬語を使っていると、最大限の敬意を示そうとして二重敬語になっていることがあります。二重敬語とは、同じ種類の敬語を重ねてしまっている誤った表現です。「拝見いたしました」は、「見る」の謙譲語「拝見する」に、さらに「する」の謙譲語「いたす」を重ねています。「拝見しました」が正しい敬語です。

●「おっしゃられる」

尊敬語を二重に使った言葉で、よく耳にするもうひとつの例が「おっしゃられる」です。「言う」の尊敬語「おっしゃる」に、同じく尊敬語の「~れる」が付いています。正しくは「おっしゃる」です。
「お聞きになられる」「ご覧になられる」なども同様で、「お聞きになる」「ご覧になる」が正しい表現です。

面接で失礼な言葉遣いをしないための注意点

きちんとした言葉遣いができていれば、面接官に与える印象もよくなります。正しい敬語を覚える以外に、どのような点を心掛ければよいのでしょうか。

転職活動の面接では、面接官が自分と同世代、もしくは年下世代ということもあります。時には、面接が和やかな雰囲気になり、会話が盛り上がることがあるかもしれません。しかし、面接はビジネスの場であり、相手が面接官である限り、友達と話すようなくだけた話し方は厳禁です。面接はオフィシャルな場であることを心掛け、面接官が上の立場であることを常に意識しましょう。

面接対策でおすすめしたいのが、面接前に自分の話し方を第三者に確認してもらうことです。自分では気付かない話し方の癖を指摘してもらえるかもしれません。
たとえば、「○○でした~」「○○なので~」と語尾を伸ばす話し方や、会話の途中で「あの~」「え~」といった口癖が多いなど、他人から指摘されて初めて気付くことがあるでしょう。いずれも面接官に与える印象を悪くする恐れがあるので、意識して改善する必要があります。まずは、日々正しい言葉を使うように心掛けましょう。

正しい敬語の習得はまず慣れることから

正しい敬語と言葉遣いを身に付ければ、転職活動の面接でも自然と自信をもって話せるようになるでしょう。
敬語は覚えるだけでなく、普段から意識して使い、慣れることが大切です。付け焼刃のぎこちない敬語を話していては、「普段から使っている言葉ではない」と面接官に見破られてしまいます。面接だけでなく、日常生活でも正しい敬語を使えるようにしましょう。

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