人気吟醸酒「獺祭」を醸す醸造メーカー
【魅力】
■おいしい日本酒を世界へ…成長を続ける「獺祭」
日本酒業界は1973年をピークに売上げが4分の1まで減少しています。その状況で、旭酒造は、1990年に「獺祭」を発売してから成長を続け、2023年度には174億円という過去最高の売上げを達成しました。それはただひたすら「おいしさ」にこだわった酒を造り続けているからにほかなりません。
私たちが造るのは山田錦という酒米を使った純米大吟醸のみです。味、香り、ブランドイメージ、全てにおいて、「獺祭」らしさにこだわりを持ち続けてきました。それが広く受け入れられ、世界中の晩餐会や華やかなパーティなどでも提供されています。売上の半分以上は海外輸出です。
【社風・風土】
■蔵人は、「酒造りは面白い」と言う
現在、酒造りに関わる蔵人は日本で最も多い約210名となりました。また平均年齢は32歳と若く、それぞれのポジションで責任をもって酒造りに取り組んでいます。仕込んだ酒は、発酵する過程で日々変化しています。部門を超えて状況を共有し、次にどうするかと意見を交わし、実行する毎日。大変なことはあっても完成した時の達成感はたまりません。「おいしい酒を造る」、という目的があるから、先輩後輩関係なく一緒に造る仲間として、あるいは経営陣にも直接思いを伝えられるのです。美しい自然に囲まれた山の中の本社蔵で、酒造りに打ち込む毎日は「面白い」のです。