【業務内容】原燃サイクル施設の分析設備の保守、更新、開発・改造が主なご担当です。顧客の分析技術者とコミュニケーションをとりつつ、課題を把握。設備の更新、改造を提案し、受注、設計、製作/調達、検査、納入、保守・メンテナンスの一連のプロセスを数名のチームでご担当頂きます。将来は、MOX燃料製造施設の分析設備への展開を視野に入れています。【魅力】福島第一原発事故以降、原子力業界はエネルギーシェアを下げ、安全性向上に努めてきましたが、近年、エネルギーセキュリティの観点と資源価格の高騰を受けて、世界各国は原子力活用に大きく舵を切ってきています。海外主要国はカーボンニュートラル達成に向けて原子力の必要性を再認識して、特にEUタクソノミーでは原子力が「グリーン」認定されました。国内においても原子力の最大限活用に向け、「GX実現に向けた基本方針」が、2023年2月10日に閣議決定され、再稼働の推進、次世代革新炉の開発・建設、既設炉の長期の活用、そして燃料サイクル推進が謳われています。当社は燃料サイクルを支える三菱重工の現地拠点として、安全・コンプライアンス・品質に高い志を持ち、社会貢献性の高い仕事に取り組んでいます。日本原燃(株)様の再処理工場は国内唯一の施設であり、取り扱う設備/機器もほぼオリジナルです。分析機器も市販品を放射線環境下で使用できるよう、三菱重工や当社が改造しています。分析機器の改造は、製造メーカーとの協調が不可欠で、様々な分析原理・技術への理解を通して技能向上に取り組んで頂きます。原子力施設は安全性担保のため高い品質が求められ、最新技術トレンドの習得等、担当者への要求も高いです。それ故、完遂時の達成感は大きいものがあります。【配属部署、補足事項等】分析技術部は、日本原燃(株)様の再処理工場分析施設の保守を主軸に事業展開しています。再処理工場は、建設着工から20年以上経っており、分析施設の分析機器は3サイクル目の更新サイクルを迎えています。約70種に及ぶ分析機器類を優先度に応じて更新していますが、分析機器も技術の進歩(特にIT化)により、更新に伴う改造における設計者への技能要件が広くなってきています。分析原理に係る物理・化学、IT化に係る電気・電子のどちらかの知見を有し、業務を通してもう一方の知見を習得頂ける向学意欲/知的好奇心の高い人材を必要としています。●組織体制部全体で15~20名です。日本原燃(株)様の再処理工場分析施設の設備全般の日常点検を行う「プロセスT」と分析機器の保守・更新・改造を行う「分析チーム」で構成しており、本求人は「分析チーム」を対象としてます。GC、IC、ICP-MS、ICP-AES、TIMS、HKED等の多種多様な分析機器を取り扱っており、製造メーカと協力しながら放射線環境下への適用を考慮した保守・更新・改造を行います。入社後は、教育計画に沿って、OJT、Off-JTにより育成します。Off-JTは出向元の三菱重工開催の各種講座/研修に参加頂きます。●働き方青森県六ケ所村の日本原燃(株)様の構内の協力会社棟が勤務場所になります。三沢市から通勤バスが出ており、その他の地域からはマイカー通勤(補助あり)になります。六ケ所村は本州北端の下北半島に位置しており、自然が豊かな土地です。釣り、スキー、ゴルフ、温泉等のレジャーが楽しめます。●キャリアパス社内においては、基本的に分析技術部からの異動はありません。向学や人脈構築のため、日本原燃(株)様への出向(2~3年、青森県六ケ所村)や、出向元への駐在(3ヶ月~1年、兵庫県神戸市)を本人と相談のうえ、行うことがあります。
500万円~950万円※経験に応ず
設備保全・設備メンテナンス・保守