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履歴書は西暦・和暦どちらで書くべき?注意ポイントを解説|早見表付き

履歴書は西暦・和暦どちらで書くべき?注意ポイントを解説|早見表付き

履歴書に年月日を記載するときは西暦と和暦のどちらを用いるべきか、お悩みではありませんか。

生年月日や学歴・職歴、資格欄など、履歴書には複数の年月日記載欄があります。そのため、どのように書けばよいか困ってしまうこともあるでしょう。応募先からマイナスの印象を抱かれてしまわないよう、履歴書における年月日の書き方のマナーを押さえておくことは大切です。

今回は、履歴書の西暦・和暦について、正しい書き方や注意点を解説します。書類選考に臨む転職希望者は、ぜひ参考にしてください。

履歴書は西暦・和暦どちらを使ってもよいが必ず統一する

履歴書の西暦・和暦表記に関する明確な決まりはありません。そのため、「令和〇年」といった和暦、または「20〇〇年」といった西暦のどちらで記載しても構いません。ただし、表記は必ず統一させてください。

どちらを使用するか迷ったときは、西暦で書くとよいでしょう。採用担当者が年数計算する際、西暦のほうが分かりすいためです。

履歴書の日付欄などにあらかじめ元号が印字されている場合は、フォーマットに合わせて「令和〇年」などの和暦を使用しましょう。

【表記マナー4つ】履歴書の西暦・和暦の書き方

履歴書を作成する際は、下記の西暦・和暦表記マナーに配慮しましょう。

  1. 1. 応募書類全体で表記を統一する
  2. 2. 応募先からの指示に従う
  3. 3. 算用数字を使用する
  4. 4. 元号の最初の年は「元年」と書く

それぞれ解説します。

1.応募書類全体で表記を統一する

西暦・和暦の表記は、応募書類全体でそろえることが大切です。記入年月日や生年月日は「西暦」、学歴や職歴は「和暦」など西暦と和暦が混在していると、採用担当者が時系列を確認しにくいためです。「相手に対する配慮が足りない」というマイナスイメージにつながるおそれもあります。

履歴書内はもちろん、職務経歴書や送付状(添え状)なども含む応募書類全体で表記を統一しましょう。

2.応募先からの指示に従う

西暦・和暦のどちらを使用するか応募先から案内があったときは、指示に従いましょう。企業側が応募者情報をデータベースに登録する際、西暦または和暦のどちらか一方で管理しているケースもあります。履歴書の作成前に応募先からの注意事項がないか確認し、書き方に指定がある場合は必ず守りましょう。

もし企業の募集サイトなどに応募書類のサンプルが掲載されている場合は、書き方を合わせるとよいでしょう。

3.算用数字を使用する

横書きの履歴書に和暦や西暦を記載するときは、「1・2・3」といった算用数字を用いることが基本です。例えば、職歴欄に「平成二十九年」などの漢数字が続くと、ひと目で時系列を把握することが難しくなってしまいます。採用担当者の読みやすさを考慮し、算用数字で「平成29年」と記載しましょう。

4.元号の最初の年は「元年」と書く

元号の最初の年は、「元年」と記載します。例えば令和の最初の年の場合、「令和1年」ではなく「令和元年」と書きましょう。元号の切り替わりは1月1日ではなく、年の途中となる点には注意が必要です。

【2019年の場合】
・2019年1月1日~2019年4月30日:平成31年
・2019年5月1日~2019年12月31日:令和元年

【1989年の場合】
・1989年1月1日~1月7日:昭和64年
・1989年1月8日~12月31日:平成元年

履歴書の西暦・和暦に関する注意ポイントを具体例で紹介

本章では、履歴書の西暦・和暦について気を付けるべきポイントを具体例とともに解説します。NG事項を事前にチェックし、評価の減点を回避しましょう。

元号をアルファベットで省略しない

年を和暦で書く場合、昭和を「S」、平成を「H」、令和を「R」とアルファベットで省略するのは避けてください。正式書類において、略称の使用はふさわしくないためです。

【NG例】
H28年4月~ R2年3月

【OK例】
平成28年4月~令和2年3月

「〃」「/」「・」「’」は使用しない

「〃(繰り返し)」「/(斜線) 」「.(点)」「’(アポストロフィー)」といった表記もマナー違反にあたります。多少の手間はかかっても、正式な表記を心がけてください。

【NG例】
2016.4.1~2020.12.31 ’21/1/1~’21/8/31 〃/9/1~’23/3/31

【OK例】
2016年4月1日~2020年12月31日
2021年1月1日~2021年8月31日
2021年9月1日~2023年3月31日

履歴書作成に役立つ【西暦・和暦早見表】

履歴書の作成にあたって「西暦を和暦にしたい」「和暦を西暦にしたい」と悩んだときは、下記の早見表を参考にしてください。

和暦 西暦 和暦 西暦
令和12年 2030年 昭和64年/平成元年 1989年
令和11年 2029年 昭和63年 1988年
令和10年 2028年 昭和62年 1987年
令和9年 2027年 昭和61年 1986年
令和8年 2026年 昭和60年 1985年
令和7年 2025年 昭和59年 1984年
令和6年 2024年 昭和58年 1983年
令和5年 2023年 昭和57年 1982年
令和4年 2022年 昭和56年 1981年
令和3年 2021年 昭和55年 1980年
令和2年 2020年 昭和54年 1979年
令和元年/平成31年 2019年 昭和53年 1978年
平成30年 2018年 昭和52年 1977年
平成29年 2017年 昭和51年 1976年
平成28年 2016年 昭和50年 1975年
平成27年 2015年 昭和49年 1974年
平成26年 2014年 昭和48年 1973年
平成25年 2013年 昭和47年 1972年
平成24年 2012年 昭和46年 1971年
平成23年 2011年 昭和45年 1970年
平成22年 2010年 昭和44年 1969年
平成21年 2009年 昭和43年 1968年
平成20年 2008年 昭和42年 1967年
平成19年 2007年 昭和41年 1966年
平成18年 2006年 昭和40年 1965年
平成17年 2005年 昭和39年 1964年
平成16年 2004年 昭和38年 1963年
平成15年 2003年 昭和37年 1962年
平成14年 2002年 昭和36年 1961年
平成13年 2001年 昭和35年 1960年
平成12年 2000年 昭和34年 1959年
平成11年 1999年 昭和33年 1958年
平成10年 1998年 昭和32年 1957年
平成9年 1997年 昭和31年 1956年
平成8年 1996年 昭和30年 1955年
平成7年 1995年 昭和29年 1954年
平成6年 1994年 昭和28年 1953年
平成5年 1993年 昭和27年 1952年
平成4年 1992年 昭和26年 1951年
平成3年 1991年 昭和25年 1950年
平成2年 1990年 昭和24年 1949年

平成用・令和用の計算式を活用し、元号から西暦の年数を算出することも可能です。

● 平成から西暦:(元号の数字-12)+2000
【例】平成28年の場合:(28-12)+2000=2016年

● 令和から西暦:元号の数字+2018
【例】令和5年の場合:5+2018=2023年

なお、学歴欄に記載する入学・卒業年次は、下記の自動計算ツールで簡単に確認できます。
自動計算ツールはこちら

履歴書の西暦・和暦にまつわるQ&A

履歴書の西暦・和暦に関するよくある疑問に、Q&A形式で回答します。

履歴書の年の書き方は採用の合否に大きく影響する?

履歴書の年の書き方が採用の合否に直結する可能性は低いといえます。ただし、ほかの応募者とレベルが拮抗した場合、総合的判断の基準に含まれることもあります。

マナーやルールを守った正しい書き方の方が「ビジネスマナーを備えている」「仕事のミスが少なそう」といった好印象につながりやすいものです。本記事で紹介したポイントを意識しながら、丁寧に記載しましょう。

履歴書に記載したい資格の正確な取得年月日が分からない

合格証明書や通知書などの交付書類で資格の取得年月日を確認できないときは、資格交付元の団体に問い合わせれば教えてもらえる可能性があります。

どうしても分からない場合、資格欄などの空いているスペースに「取得年月が不明のため、空白としました」などと記載したうえで、面接時に口頭で説明することもひとつの手段です。

履歴書には西暦・和暦どちらも使用可能!マナーやルールを守って記載しよう

応募先からの指定がなければ、履歴書には西暦・和暦のどちらを使用しても構いません。迷ったときは、採用担当者が年数計算をしやすい西暦を選ぶとよいでしょう。

  • ● 応募書類全体で表記を統一する
  • ● 算用数字を使う
  • ● 省略記号は使わない

などの表記マナー・ルールを守ることもポイントです。

履歴書の年の書き方ひとつで採用合否が決まるというわけではありません。とはいえ、転職先で活躍できる人材だとアピールするためには、マナーやルールをしっかり押さえておくことが大切です。履歴書をチェックする採用担当者の読みやすさにも配慮し、丁寧に作成しましょう。

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この記事の監修者
監修者写真
斉藤史郎マーケティング統括部

主に、IT/Web業界担当として法人営業、キャリアコンサルタントの経験を経て、現在は法人マーケティングに従事。

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