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面接時の逆質問「何か質問はありますか?」に対する答え方と質問例

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面接の最後に、面接官が応募者に「何か質問はありますか?」と逆質問の機会を与えることがあります。そう聞かれて、「特にありません」と答えるようでは採用を勝ち取る確立は高まりません。入社後の仕事に対するモチベーションが伝わるような質問は、ぜひいくつか用意しておきたいものです。では、どんなことを逆質問すれば良いのでしょうか。今回は面接時の逆質問の仕方について、具体例を交えながらご紹介します。

<目次>

  • 1. 逆質問で面接官は何をチェックしているのか
  • 2. 面接で逆質問をするときのポイント
  • 3. 逆質問のNG
  • 4. 評価を上げる逆質問の文例
  • 5. 逆質問は自分をアピールする絶好のチャンス

逆質問で面接官は何をチェックしているのか

面接官は応募者の人柄や経験・スキルなどを知るために多くの質問をします。応募者に逆質問の機会を与えてチェックしようと考えているポイントは主に3つです。

●会社に対する興味・関心の度合い

まず、応募者の自社に対する興味・関心の度合いを測る狙いがあります。応募者の入社意欲が高ければ、社風や業務内容、実際の仕事内容などについて、質問があるのは当然と面接官は考えています。
そこで、「特にありません」と答えると、「入社への熱意が足りない」「自社に興味がない」「不勉強」などと判断されてしまうでしょう。

●ミスマッチの回避

応募者が疑問や不安をもった状態で入社することを防ぐのも狙いのひとつです。せっかく採用したのに、入社後すぐ「こんなはずではなかった」「そんな仕事内容とは思わなかった」となっては、会社・応募者の双方にとってマイナスです。
また、逆質問の内容によって、面接官からの一方通行の質問だけでは気付かなかった応募者の本音が見えてくることもあります。

●質問力

的確な質問ができるか、柔軟なコミュニケーションが取れるかのチェックです。
仕事をスムーズに進めるためには言われたことを理解するだけでなく、理解できなかった部分を把握し、整理したうえで質問をする必要があります。
事前に質問を準備しておく準備の良さだけでなく、面接中に生じた疑問点について的確に質問をすることができる臨機応変な対応力と、業種・職種に対する知識が問われます。

面接で逆質問をするときのポイント

逆質問には4つのポイントがあります。具体的に見てみましょう。

●前向きな質問をする

前向きで建設的な質問をしましょう。「今の会社は残業が多いのですが、御社も残業時間は長いのでしょうか?」といった質問をされると、面接官は答えてはくれますが、決して良い気分にはならないものです。

また、面接の場で緊張のあまり、頭が真っ白になって質問が出てこないことや、質問が浮かんでもうまく整理して話せず、質問内容を面接官に理解してもらえないという事態も想定されます。
それを防ぐためには、逆質問で聞く内容を事前に5つ以上用意しておき、何度も口に出して言う練習を積んでおくことです。
逆質問の機会が来たら、準備した質問のなかからその場の雰囲気や面接で聞かれたことに沿った内容を選び、質問しましょう。

●仕事に対する強い意欲を見せる

「入社後に配属される部署名」「配属先での具体的な仕事内容」などを聞いて、仕事に対する強い意欲をリアルな形で示しましょう。
ほかには「志望している業務のキャリアパス」について質問すると、仕事をこなす意欲に加え、上昇志向のある積極的な人物だと思われて高い評価につながる可能性があります。

●勉強していることをアピールする

応募する職種に関する勉強を始めていれば、「○○の資格取得を目指して勉強中ですが、ほかに取得しておくべき資格はありますか?」などと質問することで、やる気をアピールできます。
単に資格名や知識を聞くだけでなく、そのために必要な参考図書などを聞くと、本気で勉強しようとする姿勢を示せます。

●長所をアピールするときは謙虚な言葉を選ぶ

長所のアピールを交えて質問するときは、謙虚な言葉で伝えましょう。
例えば、「前職の営業部署で○○という実績を残してきました。御社で成果をあげている方はどんなタイプが多いでしょうか」などです。

逆質問のNG

逆質問といっても、何でも聞いていいわけではありません。面接官の心証を悪くしかねない逆質問は避けたほうが良いでしょう。ここでは、逆質問のNGポイントをお伝えします。

●調べればすぐわかる内容は聞かない

企業の公式サイトで公開されているような、調べればすぐわかるレベルの内容を聞くのはNGです。「その程度の情報も調べていないのか」「本当に自社を志望しているのか」とマイナスの印象を抱かれてしまいます。

●「YES/NO」で答えられる質問は避ける

「YES/NO」で答えられる質問は、すぐ会話が終わってしまうので注意しましょう。
面接官に応募者の印象を残すには、言葉のキャッチボールを繰り返すことが大事です。「YES/NO」で答えられる質問では話が盛り上がらず、自分の印象をアピールできません。

●待遇面の質問は聞き方に注意する

給与や残業時間などの待遇面の質問は、聞き方や聞くタイミングによっては、「待遇にしか興味をもっていないのか」というマイナス評価につながります。
待遇面を確かめたいときは、内定前後の給与等の条件提示の際に確認することをおすすめします。ただし、転職エージェント経由で応募した場合、待遇面に関する質問はキャリアアドバイザーに依頼して間接的に質問することも可能です。

●自信のなさを表に出さない

自信のなさや仕事に対する消極的な姿勢が感じられる質問はNGです。例えば「未経験ですが大丈夫ですか?」「ノルマを達成できないと、どうなりますか?」などの質問です。
多くの企業は困難を乗り越えて突き進めるような、積極的でバイタリティのある人材を求めています。

●知ったかぶりをしない

知識をアピールすることは重要ですが、中途半端な知ったかぶりは禁物です。面接官はその世界のプロ。高いスキルや実績がある場合は別ですが、聞きかじった知識を基に質問をすると、「この応募者は何もわかっていないな」と、すぐに見抜かれてしまいます。

●噂話については聞かない

インターネットや雑誌などで知った噂話について聞くのはやめましょう。「こんなことが報道されておりますが、本当でしょうか?」などと噂話レベルの質問をすると、情報リテラシーに疑問を抱かれ、自分で自分の評価を下げてしまいます。

●経営戦略に関する質問は最終面接でする

経営戦略に関する質問は社長や役員が面接官を担当する最終面接で聞くのがおすすめです。人事担当者や各部署の社員が面接官を務める1次面接などでは、回答できる立場の人がその場にいない場合があります。

評価を上げる逆質問の文例

評価を上げる逆質問の文例をご紹介します。文例を基に応募企業の社風や業務内容、応募者の経験や知識などを踏まえて、内容をアレンジしましょう。

●「意欲」をアピールするための逆質問

ポイントは、企業への関心の高さや仕事への熱意をアピールすることです。例えば、入社前に勉強しておくべきこと、読んでおくべきテキストなどを質問すると、意欲をアピールできるでしょう。

<質問例>

1.私が希望する部門で働かれる方の一日の業務の流れを教えていただけますか?
2.入社後の仕事に備えて、今のうちに勉強しておいたほうが良いことはございますか?

●「長所」「スキル」をアピールするための逆質問

ポイントは、「◯◯が得意です。だから~させてください」ではなく、「◯◯を活かしたいのですが、~ができるでしょうか」と謙虚に質問することです。受けているポジションの業務内容や求められるスキルを理解したうえで質問をしましょう。

<質問例>

1.私は誰とでもすぐに打ち解けられる性格で、前職では新規顧客の開拓が一番好きな仕事でした。御社の営業部ではどのような手段で新規顧客を獲得していますか?
2.営業マネージャーとして売上目標を達成してきた経験とスキルを活かしたいのですが、マネージャーになるためにはどのような条件がございますか?

●「相性」を確認するための逆質問

ポイントは、「活躍している人の特徴」や「やりがいと大変な点」などを確認することです。企業も応募者との相性を知りたがっているため、好印象を得やすい質問です。

<質問例>

1.現在、御社で活躍している人の特徴を教えていただけますか?
2.(応募している)この業務のやりがいと大変な点は何でしょうか?それに関連して、入社前にどのような心構えが必要でしょうか?

逆質問は自分をアピールする絶好のチャンス

面接で「何か質問はありますか?」と聞かれたら、自分をアピールするチャンスが来たと考えましょう。ほかの質問と違い内容を応募者が設定できるので、面接で話す機会のなかった特技や仕事の実績を盛り込むことも可能です。
また、面接の際にスキルや能力をうまく伝えきれなかった場合も、逆質問で再アピールできる可能性があります。具体例を参考に、逆質問をしっかり準備して次の面接に臨みましょう。