【CFD/熱流体シミュレーション】MBD・CAEによる触媒開発支援化学・繊維・素材メーカー
化学・繊維・素材メーカー
【仕事内容】 研究開発センター数理解析グループの一員として、触媒開発及び設備開発のための、CFD技術を用いた熱流体解析・モデリング・シミュレーションをお任せいたします。同社では、デジタル技術を活用した後戻りの少ない触媒開発・生産技術が重要だと考えており、CAE/MBD部門を強化したいと考えています。 同社は貴金属触媒の国内トップクラスメーカーであり、化学・医農薬向け等のプロセス触媒、自動車の排気ガス浄化触媒等を開発・製造しております。 数理解析グループはすべての製品分野に関わりますが、現時点では自動車触媒関連の業務が多いため、簡単に製品についてご説明いたします。自動車排ガス触媒とは非常に細かいハニカム状のセラミックに触媒液をコーティングしたものであり、車のエンジン部分に1つないしは複数取り付けられています。仕組みとしては、排気ガスがハニカムの穴の中を流れる際に化学反応が起こり、人体に有害な物質が無害なものに変わって排出されます。 お客様の車種ごとのエンジンの熱量・浄化レベル・浄化課程のニーズに合わせて、触媒液の組成だけではなくハニカムの組み合わせについても、オーダーメイドで開発を行います。 触媒開発加速のためには、排ガスの浄化をシミュレーション・予測することが重要であるため、本求人でご入社いただく方にはそのモデル(CFD)の作成をお任せいたします。基盤となるモデルを数理解析グループで作成し、そのモデルを元に触媒開発担当者が自らシミュレーションを回しますので、数理解析グループとしてはよりコアな業務に集中できます。 MBDを浸透させていることは、お客様も重要視されており、コンペでの受注獲得のためにも非常に重要であり、同社の数理解析グループは少人数ながら、お客様にもそのレベルの高さをご注目いただいています。 また、ラボ設備で開発した触媒を高品質・低コストで製造するための、量産設備の設計・導入にもCAE活用が重要となります。対象設備には、触媒を乾燥や焼成する炉、触媒中の貴金属を回収する撹拌槽、触媒スラリーをコーティングする設備などがあり、これらの設備内の熱流体現象CFD(Computational Fluid Dynamics)により予測し、設備部門に提供します。 【同社で働く魅力】 ・同社の10カ年計画の重要項目である「リーンな開発・生産プロセスの実現、DX推進」の主役を担う部署であり、必要とする数理解析のリソース(人、モノ、費用)は優先して導入されています。・既存設備の改造、新規触媒の開発など、数理解析を活用する対象が豊富にあります。 ・開発用のラボ試験装置や製造設備が身近にあるため、比較的に容易に予測結果の検証が可能です。 【仕事のやりがい】 ・日進月歩する最新の数理解析技術(CFD、DFT、MI、AIなど)を調査し修得して、業務に取り入れて会社の収益upに貢献できること。 ・自らシミュレーションして設計した設備や触媒が製作され、その効果を確認できること。 ・自ら保有の数理解析技術を使って、CAE、MBDを促進する主役、中心人物になれること。
- 年収
- 590万円~740万円
- 職種
- 生産技術・プロセス開発
更新日 2025.10.14