東邦チタニウム株式会社

【茅ヶ崎】チタン多孔質体薄板の生産技術

【背景】
これまで同社では金属チタンやその関連技術を応用した新素材の開発に取組み、「触媒事業」「化学品事業」の創造に成功してきましたが、この度、新たにチタン多孔質薄板「WEBTi(ウェブチタン)」の開発に成功しました。「WEBTi」は、通液性/通気性、電気伝導性といった金属多孔質体の特長と、チタンならではの高耐食性を併せ持つ材料で、固体高分子型水電解水素製造装置(水を再生可能電力で電気分解してグリーン水素を生み出す装置)の部材としての採用が大いに期待されています。グリーン水素は、地球温暖化を解決するための有望な手段の一つで「WEBTi」の社会実装を通じて持続可能な社会の発展に貢献することを目指しています。

【業務内容】
「WEBTi」の量産化に向けて、製造・開発・生産技術の３チーム体制で第一工場建設、第二工場構想の2プロジェクトを進行しています。生産技術チームに所属し、第1工場の生産システムの改善・課題抽出、第2工場の企画立案等の量産化および事業化を加速いただける人材を募集します。

【業務詳細】
・WEBTiの製造プロセス改善、不具合対応
・第一工場設備立ち上げ
・顧客対応(顧客改善要望聴取、顧客開発者との対話)

【配属部署】
新素材事業部　チタン多孔質体製造・開発グループ

★★★チタンは軽い、強い、錆びない、人体に優しい、地球に優しい材料です！★★★
【東邦チタニウムの魅力】
チタン製錬メーカーは日本で2社しかなく、同社はそのうちの1社となります。チタン以外でも汎用プラスチックのポリプロピレン製造用触媒、電子部品材料向け高純度酸化チタン、積層セラミックコンデンサ向け超微粉ニッケルを製造するなど、幅広く事業を展開しており、ワールドワイドでも存在感のある非常に技術力の高いメーカーです。中長期的には、差別化できるハイエンド分野及びニッチ分野の事業を拡大・強化していくことで、金属チタン事業に加え、チタンとその関連技術を中核とする複数のダウンストリーム事業を有する高収益素材メーカーを目指しています。
【金属としてのチタン】
◇軽い（比重がステンレスの約60%）　　◇強い（比強度は鋼を凌ぐ）
◇錆びない（耐食性はステンレスに勝る）　　◇人体に優しい（生体親和性に優れる）
◇地球に優しい（リサイクル性に優れるという特性あり）
◇資源は無尽蔵（金属元素としては4番目の埋蔵量）
まさに「夢の金属」とも言うべき可能性を秘めています。
＜主な使用例＞
航空機、宇宙ロケット、電力・化学・海水淡水化プラント、自転車、ゴルフクラブ、メガネ、カメラ、腕時計、半導体製品向けのスパッタリングターゲット　等

＜経験・スキル＞

【必須要件】
・化学、材料、エネルギーに関連する業界における生産技術の経験(目安5年以上)
・脱脂、焼結、真空、焼成炉の何れかの専門知識


【歓迎要件】
・事業や工場の立ち上げ経験
・製品設備のライフサイクルコスト検討の経験
※これらのスキルや経験が無くとも、問題ございません。