【期待する役割】配属組織は日本原燃(株)様の再処理工場分析施設の保守を主軸に事業展開しています。再処理工場は建設着工から20年以上経っており、分析施設の分析機器は3サイクル目の更新サイクルを迎えています。約70種に及ぶ分析機器類を優先度に応じて更新していますが、分析機器も技術の進歩(特にIT化)により、更新に伴う改造における設計者への技能要件が広くなっており、原燃サイクル施設の分析設備の保守、更新、開発・改造をお任せ致します。【職務内容】原燃サイクル施設の分析設備の保守、更新、開発・改造が主なご担当です。顧客の分析技術者とコミュニケーションをとりつつ、課題を把握し、設備の更新、改造を提案し、受注、設計、製作/調達、検査、納入、保守・メンテナンスの一連のプロセスを数名のチームでご担当頂きます。将来は、MOX燃料製造施設の分析設備への展開を視野に入れています。・分析機器についてGC、IC、ICP-MS、ICP-AES、TIMS、HKED等の多種多様な分析機器を取り扱っており、製造メーカと協力しながら放射線環境下への適用を考慮した保守・更新・改造を行います。【本ポジションの魅力】福島第一原発事故以降、原子力業界はエネルギーシェアを下げ、安全性向上に努めてきましたが、近年、エネルギーセキュリティの観点と資源価格の高騰を受けて、世界各国は原子力活用に大きく舵を切ってきています。海外主要国はカーボンニュートラル達成に向けて原子力の必要性を再認識して、特にEUタクソノミーでは原子力が「グリーン」認定されました。国内では原子力の最大限活用に向け「GX実現に向けた基本方針」が2023年に閣議決定され、再稼働の推進、次世代革新炉の開発・建設、既設炉の長期の活用、燃料サイクル推進が謳われています。同社は燃料サイクルを支える三菱重工の現地拠点として、社会貢献性の高い仕事に取り組んでいます。日本原燃(株)様の再処理工場は国内唯一の施設であり、取り扱う設備/機器もほぼオリジナルです。分析機器も市販品を放射線環境下で使用できるよう、同社が改造しています。分析機器の改造は製造メーカーとの協調が不可欠で様々な分析原理・技術への理解を通して技能向上に取り組んで頂きます。原子力施設は安全性担保のため高い品質が求められ、最新技術トレンドの習得等、担当者への要求も高いです。それ故、完遂時の達成感は大きいものがあります。【組織構成】分析技術部(20名前後) 分析チーム日本原燃(株)様の再処理工場分析施設の設備全般の日常点検を行う「プロセスT」と分析機器の保守・更新・改造を行う「分析チーム」で構成しており、本求人は「分析チーム」です。※三菱重工業株式会社に入社し、六ヶ所再処理メンテナンスサービス株式会社への出向となります。【働き方】青森県六ケ所村の日本原燃(株)様の構内が勤務場所になります。三沢市から通勤バスが出ており、その他の地域からはマイカー通勤(補助あり)になります。【キャリアパス】基本的に分析技術部からの異動はありません。向学や人脈構築のため、日本原燃(株)様への出向(2~3年、青森県六ケ所村)や出向元である三菱重工への駐在(3ヶ月~1年、兵庫県神戸市)を本人と相談の上、行うことがあります。【同社について】・三菱グループの創業者岩崎彌太郎は政府より工部省長崎造船局を借り受け、長崎造船所と命名して造船事業を開始したことを契機に 1884年に創業した同社は発電プラントなどの社会インフラ、船舶、航空機などの輸送機器、大型ロケットなどの宇宙機器に至るまで、 エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、社会を牽引しております。・直近2023年度決算で受注高66,840億円、売上収益46,571 億円、当期利益2,220 億円等いずれも過去最高値であり、 NO1重工業メーカーでありながらさらに成長をしております。・在宅勤務、時間単位年休、フレックスタイム制度導入、えるぼし」「くるみん」の各認定等ワークライフバランスを整えた働き方が可能です。・パソナから入社実績が多数あり、選考フローを熟知しておりますので、内定まで丁寧にフォロー致します。
- 勤務地
- 青森県
- 年収
- 年収非公開
- 職種
- 設備保全・設備メンテナンス・保守